近畿の18年貿易収支4年連続黒字 輸出が過去最高

近畿の18年貿易収支4年連続黒字 輸出が過去最高

大阪税関が発表した近畿2府4県の2018年の貿易概況(速報)によると、貿易収支は1兆7,895億円の黒字で、4年連続の黒字を達成した。
輸出額は中国向けの自動車用のエンジンや、米国向けのリチウムイオン電池の原料が増加したことなどから、前年比3.5%増の17兆1,947億円と、比較可能な統計のある1979年以降で、11年ぶりに過去最高を更新した。
一方、輸入額は原油やLNG(液化天然ガス)の価格が上昇したことなどから、前年比5.1%増の15兆4,052億円となった。この結果、輸出額から輸入額を差し引いた2018年の貿易収支は前年比8.2%減少したが、4年連続の黒字となった。