国土交通省がまとめた2020年度の建築統計によると、20年度の新設住宅着工戸数は81万2,164戸(前年度比8.1%減)で、2年連続の減少となった。新設住宅着工床面積は6,629万9,000㎡(同9.3%減)で、同じく2年連続の減少。戸数で2009年度の77万5,277戸に次ぐ低水準となった。持ち家、貸家、分譲住宅のいずれも減少したが、コロナによる緊急事態宣言の影響が色濃く出た上期の落ち込みがより響いた。
持ち家は26万309戸(同7.1%減)で2年連続の減少。分譲住宅は23万9,141戸(同7.9%減)で2年連続の減少となり、このうちマンションは10万8,188戸(同3.1%減)で、同じく2年連続の減少。戸建ては12万9,351戸(同11.5%減)で、6年ぶりに減少に転じた。