「日本ワイン」サントリーがアジアへ輸出
サントリーワインインターナショナルは国産ブドウだけを使った「日本ワイン」のアジア向け輸出を始める。生産量が少ないこともあって、これまでは日本国内での販売が中心だったが、和食人気などを背景に海外からの引き合いが増えている。米ビームサントリーの営業力も使って販路を開拓し、成長が期待できるアジア市場でのブランド構築を目指す。
シンガポールで「登美の丘」など6種類の販売を始める。ビームサントリーの販売会社の現地法人を通じて年内に30の高級和食店に販売する計画。飲食店での提供価格は1本8000~1万2000円程度と日本より高めになる。年内に400㌜(750㍉㍑、12本換算)の販売を見込む。高級店でブランドを浸透させ、早ければ2016年には小売販売も始める。