近畿の8月有効求人倍率 いぜん1.47倍の高水準維持
近畿2府4県の8月の有効求人倍率は1.47倍で、前月と変わらず、平成に入ってから最も高い水準を維持している。大阪労働局によると、8月に近畿2府4県で仕事を求めている人たちは30万5447人だったのに対し、企業からの求人は44万8032人だった。
府県別の有効求人倍率は大阪府が1.59倍、京都府が1.54倍、奈良県が1.33倍、兵庫県が1.32倍、滋賀県と和歌山県が1.30倍だった。大阪労働局は都市部のマンションや物流施設、介護施設などが相次いで建設されていることや、食品関連でお歳暮やクリスマスの繁忙期に必要な人材を今のうちから確保する動きがみられることが背景にあると分析している。
また、総務省によると近畿の8月の完全失業率(原数値)は前年同月比1.2㌽低下の2.9%と6カ月連続で改善した。