近つ飛鳥博物館で特別展「古墳時代の始まり」開幕
大阪府河南町の府立近つ飛鳥博物館で、特別展「古墳出現期の筑紫・吉備・畿内 2・3世紀の社会と経済」が9月30日開幕した。11月26日まで。
会場内には畿内などで出土した古墳時代の土器や農具、鏡などが展示されている。ただ、同館によると、近畿地方に古墳時代の政治的中心が形成された背景はいぜん不明な部分が多い。同展では、その手掛かりの一つとして近年の発掘調査からヤマト王権出現の背景を探っている。
10月29日には京都大学人文科学研究所の岡村秀典教授の講演「中国鏡からみた倭王権の成立」があるほか、各種講演やミニシンポジウムも予定されている。