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イノベタス 野菜工場でアジア向け輸出事業目指す

イノベタス 野菜工場でアジア向け輸出事業目指す

イノベタス(静岡県富士市)は植物工場を完成し、4月から首都圏のスーパーや卸市場向けに出荷する、同社は4月以降、農産物輸出モデルを構築、アジア向け輸出にも取り組み、世界規模の事業を目指す。今回完成した完全人工型植物工場は延床面積1851平方㍍、レタスなどの葉物類の生産能力は1日当たり1万2420株。総事業費は総額8億4800万円で、経済産業省の農商工連携事業の補助金を活用した。5年以内をめどに、第2工場を建設する計画もある。2工場合計で1日当たり3万株の生産・出荷を目指している。

国産クロマグロ 水揚げ減で高値続く 卸価格2倍も

国産クロマグロ 水揚げ減で高値続く 卸価格2倍も

国産天然クロマグロが高い。東京・築地市場の卸価格は年明け以降、前年同期比3割高から2倍程度高い日が続いている。長崎、壱岐など全国の有力漁場でいずれも水揚げが減少している中、春で祝い事が多い時期も重なったためだ。国産天然クロマグロの2月の築地市場への入荷量は前年比2割減となった。こうした状況を反映、同市場の現在の卸価格は1㌔当たり1万~2万円程度。

入荷量が少ない日が続いたことで2月13日には築地市場の最高値が1月5日の初セリ価格を上回る異例の場面があった。約130㌔の和歌山・那智勝浦産に1㌔5万3000円の値が付き、今年の初セリの最高値3万円を大幅に上回った。

市立住吉市民病院閉院を1年半~2年延期 大阪市

市立住吉市民病院閉院を1年半~2年延期 大阪市

大阪市の橋下徹市長は3月23日、市立住吉市民病院(大阪市住之江区)の閉院時期を、2016年春から1年半~2年程度延長する方針を、市議会各会派に伝えた。閉院後の跡地には、民間病院を誘致することになっていたが、公募が2回にわたって失敗するなど難航。市議会が閉院時期の見直しを迫っていた。市議会は3月13日、市が2015年度当初予算案に計上した新病院の整備費5億3900万円を可決したが、大阪維新の会を除く全会派の賛成で「閉院時期の見直し」などを求める付帯決議をつけていた。

大阪・ミナミで客引き防止条例違反で初の罰金

大阪・ミナミで客引き防止条例違反で初の罰金

大阪市は3月23日、市の客引き行為適正化条例に基づき、大阪・ミナミで禁止されている悪質な客引き行為を繰り返したとして、居酒屋経営関連会社の20代の男性社員に対し、5万円の過料(罰金)を科した。2014年10月に罰則付きの市条例が施行されて以降、過料の適用は初めて。

1票の格差 大阪高裁も「違憲状態」選挙の無効請求は退ける

1票の格差 大阪高裁も「違憲状態」選挙の無効請求は退ける

「1票の格差」が最大2.13倍だった2014年12月の衆院選は、法の下の平等を定めた憲法に違反するとして、弁護士グループが選挙の無効を求めた訴訟の判決が3月23日、大阪高裁であった。志田博文裁判長は「違憲状態」と判断した。ただ、国会が1人別枠方式の規定削除と小選挙区の「0増5減」を実施したことを挙げ、「格差是正の実現に向けた一定の前進だと評価できる」と述べ、訴訟の対象となった近畿6府県全48選挙区の選挙を無効とする請求を退けた。原告側は上告する方針。

弁護士グループが14高裁・高裁支部に起こした17件のうち3番目の判決となり、3月20日の名古屋高裁判決と同じ結論となった。19日の東京高裁判決は「合憲」としていた。

長崎水産試験場が「オスだけトラフグ」生産技術にメド

長崎水産試験場が「オスだけトラフグ」生産技術にメド

長崎県総合水産試験場(長崎市)は、トラフグ養殖において必ずオスが生まれる生産技術の開発のメドをつけた。東京海洋大学、東京大学との共同研究。自然界には発生しない性染色体「YY」を持つオス「超雄(ちょうおすトラフグ)」の精子を使う。約1年かけて実証し、2015年度中に実用化する。

トラフグのオスは白子(精巣)を持つためメスより高値で取引される。県内業者に種苗として提供することで養殖業を振興する。長崎県の養殖フグ生産量は全国トップ。農林水産省「海面養殖業棟計」によると、長崎県の2013年養殖フグ生産量は2528㌧で全国の50.9%を占めている。

 

リンガーハットが福岡で新業態「おかず屋」開店

リンガーハットが福岡で新業態「おかず屋」開店

リンガーハットは新業態「おかず屋 by リンガーハット」の1号店を福岡県直方市のイオンモール直方店にオープンした。月300万円の売り上げを目指す。ご飯とみそ汁に好きなおかずを組み合わせるメニューを基本に提供する。価格はおかず2品セットが消費税込みで594円。おかずは店舗で手づくりする。肉じゃがやきんぴらゴボウといった和総菜や中華、洋風のメニュー十数種類から選べるようにする。

四国の『食』ブランド化探る 中小企業整備機構が講座

四国の『食』ブランド化探る 中小企業整備機構が講座

中小企業基盤整備機構四国本部はこのほど、愛媛県美術館(松山市)でブランドづくりの流れとその周知を目的に「四国サイコーダイガク祭」を行った。四国地域から経営者など約90人が参加した。同本部は2009年から四国の地域資源の魅力を四国内外に広く発信し、新ビジネス創出と地域振興モデルの形成を目指して、「四国サイコーダイガク」を開催。

今年度は『食』に関する地域資源を生かした商品のブランド化をテーマに、食品メーカーなどから壱拾六人が受講した。7人が完熟イチゴやおぼろ昆布、かまぼこなど自社製品のブランド化に向けた取り組みを発表した。

市選管「都構想」住民投票に向け前例ない啓発に工夫

市選管「都構想」住民投票に向け前例ない啓発に工夫

「大阪都構想」の住民投票(4月27日告示、5月17日投開票)に向けて、大阪市選管が前例のない準備を始めている。市の存廃を決める選択になるため、過去の選挙と比べて最大の啓発費を計上し、有権者の足を投票所に向けさせるアピール方法に知恵をしぼる。ビラ配布、立て看板はもとより、梅田や難波など繁華街のビル壁面への大看板設置、メーンストリート御堂筋でのパレード実施、ラッピングトラックの活用などが検討されている。啓発費用は約1億5000万円で、これは市選管としては過去最大となり、2011年の大阪市長選の1.7倍に相当する。

富士通・オリックス 野菜工場を団地展開 入居者負担半減

富士通・オリックス 野菜工場を団地展開 入居者負担半減

富士通とオリックスは、農業生産法人向けに大型野菜工場の共同運営に乗り出す。IT(情報技術)で最適な生育環境を整えた大型施設を建設し、生産法人に貸し出す仕組みを全国展開する。インフラを共有し合う工場団地形式にして、入居者の運用費負担を半分程度に抑える。

第1弾の工場建設地となる静岡県に富士通とオリックスと地元の種苗会社の共同出資会社を設ける。秋までに東京ドーム2個分の約10㌶の敷地に、太陽光利用型の野菜工場を建設する。冷暖房完備の大型のガラス温室で複数の棟を用意する。入居者がそれぞれ異なる作物を作れるようにする。当初の投資額は20億円程度のもよう。将来は50㌶規模に広げる見通し。