旬の有田みかんをアピール 11/11にJR大阪駅でPR
旬を迎えた和歌山県特産の有田みかんを消費者にアピールするため、プロモーションが予定されている。11月11日、大阪市中央卸売市場(大阪市福島区)で初出荷を祝う式典が行われる。また、同日正午からはJR大阪駅でみかんをプレゼントするPRイベントも開く。有田みかんは糖度が高く、程よい酸味があるのが特徴。
新米1~2割安 続く豊作 消費減で余るコメ 農家は悲鳴
2014年産のコメの店頭価格が値下がりしている。スーパーなどでは各産地の新米が出揃っているが、昨年秋よりも1~2割安くなっている。ここ数年、各地で豊作が続いている一方で、コメの消費は減少、コメ余りとなっているのが主な要因で、精米5㌔が1500円を下回るケースもある。消費者にとって安くコメを買えるのは朗報だが、収入が減る農家は悲鳴を上げている。
東京都内のスーパーに並ぶ新米はいま、特設コーナーが設けられ、目立つ価格で買い物客にアピール。それは名の知れたブランド米も同様で、値下がりの嵐は容赦ない。秋田産あきたこまちが5㌔で1490円(税抜き)と昨年秋(1790円)に比べ2割弱安い水準。新潟産コシヒカリや北海道産ななつぼしも15%程度安い価格で店頭で並んでいる。
こうした状況は、消費者にとっては朗報で大歓迎だが、大幅な収入減に見舞われるコメ農家は、青息吐息で悲鳴を上げている。「このままでは肥料や農薬などの代金を払えないので、農協からの一時融資でしのぐしかない」といった声も聞かれる。まさに”豊作貧乏”の様相で、これでまた長年農業に従事してきた人たちの、離農といった事態が増えないことを願うばかりだ。
マルエツなど3社が首都圏連合発足 持ち株会社設立へ
マルエツ、カスミ、イオンの子会社マックスバリュ関東が経営統合し、2015年3月に共同持ち株会社「ユナイテッド・スーパーマーケット・ホールディングス(USMH)」を発足する。食品スーパー(SM)業界ではこの再編に触発されて、首都圏・近畿圏地盤の最大手ライフコーポレーションや、北海道から南下政策をとるアークスがどう動くかに焦点が移る。
今回の3社統合による持ち株会社は、単純合算で首都圏約480店、売上高6400億円規模となり、ライフコーポレーションを抜いて業界1位に浮上する。しかも20年までに1000店、売上高1兆円とM&A(合併・買収)含みの可能性を含め、急拡大の目標を掲げている。