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食べながら備蓄する防災用フリーズドライ食品 天野実業

食べながら備蓄する防災用フリーズドライ食品 天野実業

天野実業(広島県福山市)は、防災の日に向けてフリーズドライ食品を詰め合わせた「食べながら備えるローリングストックBOX」を、8月31日にウェブ通信販売限定で発売する。
熱湯を注ぐだけでできるフリーズドライ食品が、パックごはんとセットになっており、消費税抜き価格は4630円。賞味期限が来たら買い替える朝食セット、昼食セット、夕食セットもある。日常消費と備蓄と使うことでフリーズドライ食品の売り上げ増加につなげる。
フリーズドライ食品は、ポットの湯などでつくれるためレトルトやレンジ食品と違って、鍋や加熱調理機器を必要としないほか、ビタミンCなどの栄養成分を多く保存できる。初回、購入するストックBOXには朝食・昼食・夕食のセットが3日分入っており、中身は炙(あぶ)りカニぞうすい、クリームシチュー、親子丼、にゅうめんなど。買い替え用の朝食や昼食セットは1140円から1440円。

日東薬品 食品向け乳酸菌増産 消費者の健康志向で

日東薬品 食品向け乳酸菌増産 消費者の健康志向で

日東薬品工業(京都府向日市)は、食品メーカー向けに乳酸菌の本格生産を始める。綾部工場(京都府綾部市)を増産して、2016年1月から生産量を現在の4倍に高める。消費者の健康志向で、乳酸菌への注目が高まっていることに対応する。これまで医薬品向けが中心だったが、市場が大きい食品向けの需要を開拓して収益拡大につなげる。
綾部工場内の菌培養棟を約1億円かけて改装する。同工場ではカルシウム配合錠をつくる別の新棟が7月に完成。培養棟内にあった資材倉庫を新棟に映し、空いたスペースを活用する。乳酸菌が培養される培地を粉末化する凍結乾燥機を1台増設し、3台体制にする。

7月大阪税関 貿易黒字93億円 5カ月連続黒字に

7月大阪税関 貿易黒字93億円 5カ月連続黒字に

大阪税関が8月19日発表した7月の貿易概況(速報)によると、近畿2府4県の輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は93億円の黒字(前年同期は631億円の赤字)だった。黒字は5カ月連続。中国向けの電子部品などの輸出が伸びる一方、原油安を反映して天然ガスや原油の輸入が減った。
輸出額は4.9%増の1兆3745億円で29か月連続の増加。輸入額は0.6%減の1兆3653億円で5カ月連続減少。天然ガスや原油の単価が3割前後下落しており、輸入額が大きく減った。

7月大阪地区の百貨店売上高6.2%増 4カ月連続プラス

7月大阪地区の百貨店売上高6.2%増 4カ月連続プラス

日本百貨店協会が8月19日発表した7月の大阪地区の百貨店売上高は、前年同月比6.2%増の743億円と4カ月連続のプラスとなった。セールや月後半からの暑さで、夏物衣料を中心に売り上げが好調だった。訪日外国客らによる高額品の売り上げの伸びも続いている。
商品別では美術・宝飾・貴金属が46.2%増、化粧品が29.6%増と好調で、子供服・洋品も15.4%増だった。神戸地区の売上高は4.7%増の147億円、京都地区は5.3%減の227億円だった。

野菜小売価格4品目すべて上昇 レタス20%高

野菜小売価格4品目すべて上昇  レタス20%高

農林水産省が8月18日発表した野菜小売価格緊急調査(8月10~14日、全国平均)によると、調査対象の4品目すべてが値上がりした。天候不順の影響で葉物野菜を中心に高値が付いた。レタスは1㌔629円と前週より20%高かった。キャベツも1㌔195円と同7%高い。トマトとキュウリはは前週比3%高だった。

7月近畿のマンション販売は3カ月ぶりマイナス

7月近畿のマンション販売は3カ月ぶりマイナス

不動産経済研究所(東京都新宿区)が8月18日発表した近畿2府4県の7月のマンション発売戸数は、前年同月比37.6%減の1258戸となり、3か月ぶりに前年実績を下回った。契約率は75.1%で2.0㌽下落したが、好調の目安とされる70%は上回った。
同研究所の担当者は「9月以降に注目物件の発売が控えており、7月は間の時期」とし、減少は一時的なものと分析している。地域別の発売戸数は、大阪市が12.3%減の512戸、神戸市が38.7%減の244戸、京都市が76.7%減の83戸だった。

月桂冠「糖質ゼロ」の2.7㍑大容量パック今秋発売

月桂冠「糖質ゼロ」の2.7㍑大容量パック今秋発売

月桂冠(京都)は8月17日、糖質を極限まで抑えた日本酒「糖質ゼロ」シリーズから2.7㍑の大容量パックを今秋発売すると発表した。同シリーズの品ぞろえの中では最大容量となる。消費者の健康志向が高まる中、糖質を抑えた日本酒市場が拡大し、大容量の商品にも需要があると判断した。

7月の関空旅客数最多の205万人 アジア便拡充で

7月の関空旅客数最多の205万人 アジア便拡充で

新関西国際空港会社が8月18日発表した7月の運営概況(速報値)によると、関西国際空港の旅客数は前年同月比25%増の205万人となり、1994年の開港後、単月としてこれまで最高だった2000年8月(203万人)を上回った。中国を中心としたアジア方面の路線拡充を受け、外国人旅行客が大幅に増え、全体を押し上げた。
旅客数のうち国際線の外国人は72%増の96万人、日本人は10%減の47万人だった。國際線の発着回数は26%増の1万82回で、開港から初めて1万回を超えた。
大阪(伊丹)空港の旅客数は1%減の118万人で、3カ月連続で前年を下回った。

神宮寺ブドウ活用し果実酒とシロップ開発 未来へ新風

神宮寺ブドウ活用し果実酒とシロップ開発  未来へ新風

大阪府交野市神宮寺地区で生産され、かつては京阪神で高い人気を誇った「神宮寺(じんぐうじ)ブドウ」。他地域の人にはいまやほとんど忘れ去られ、”幻のブドウ”となっている。そんな神宮寺ブドウの現状を打開し再興、未来につなげる新風を起こすべく、このほど栽培農家の田中ぶどう園(神宮寺1)が新商品を開発、販売を始めた。
開発したのは、デラウェア種とピオーネ種を使ったビネガー(果実酒)とシロップの4種類(各200㍉㍑、税込み1200円)。ブドウは化学肥料や農薬を抑えて栽培したもので、合成着色料や保存料を使わず、素材の風味を最大限引き出すために青果から作り上げた。やさしく、柔らかな味わいと、安心、安全がウリだ。味の評判はいい。課題は売り方をどうするかだ。
神宮寺ブドウのブドウ畑は北河内地域・交野山のふもとに広がる。ただ、栽培面積が大きくないために大量出荷が叶わず、次第に大量消費の時代に取り残された。加えて高齢化、後継者不足の悩みも発生した。26軒あった栽培農家は現在十数軒。昭和50年代に13㌶あった栽培面積も2005年のデータで約8㌶に減少し”先細り”の道をたどっている。
今回の取り組みには、考えに賛同した市内外の応援団たちの知恵も集まっている。栽培量を増やせない中でビネガー、シロップづくりを単独で拡大するには当然限界がある。他の農家と連携して進めることで、「神宮寺」のブランド力が高まり、交野のブドウ農業が活性化する。そうして次の世代が、ブドウづくりに誇りを持って携われる環境をつくっていきたいとしている。

奥野全中新会長 TPP,政府と協調 対決路線から転換

奥野全中新会長 TPP、政府と協調 対決路線から転換

8月11日に全国農業協同組合中央会(JA全中)の新会長に就任した奥野長衛(ちょうえ)氏(68)は8月17日、交渉が大詰めを迎えている環太平洋パートナーシップ協定(TPP)について、政府・与党と連携していく必要性を強調し、これまでの対決路線から転換する姿勢を示した。
JA全中は、TPP合意に伴う農産品の市場開放に強い懸念を示し、コメ、牛・豚肉、乳製品などの重要5項目に関する交渉で譲歩を認めないとする国会決議を守るよう政府に要請。コメの輸入拡大などを巡る報道を受けて、政府に強い抗議の意思を示してきた。
奥野氏は「国会決議を最低限順守してほしい」と改めて要望したものの、「いたずらな対決姿勢では世の中は動かない。一番、効果的、効率的なことを訴えていくべきだ」とし、政府・与党と協力していく姿勢を示した。