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7月大阪の百貨店軒並み増収 訪日客需要堅調

7月大阪の百貨店軒並み増収  訪日客需要堅調

大阪市内の主要百貨店は8月3日、7月の売上高(速報値)を発表した。夏のセールの開始を6月から7月に遅らせる動きがあったほか、訪日外国人による買い物の増加が寄与し、各店で前年同月を上回った。
阪急百貨店梅田本店(大阪市北区)はセール品を含む夏物の婦人衣料品などが好調で、前年同月比14.1%増。訪日客の来店も引き続き順調で、免税売上高は約5倍に上った。大丸心斎橋店(同中央区)も衣料品や化粧品が好調で16.4%増。大丸梅田店(同北区)は10.6%増だった。関西空港からのアクセスが良い高島屋大阪店(同中央区)は13.7%増。「あべのハルカス」に入居する近鉄百貨店本店(同阿倍野区)は約3%増と3カ月ぶりにに前年同月を上回った。

7月USJ入場者数16%増の101万人で過去最高

7月USJ入場者数16%増の101万人で過去最高

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、大阪市此花区)の運営会社ユー・エス・ジェイは8月3日、7月の入場者数が前年同月に比べ16%増の約101万人に達し、7月として過去最高になったと発表した。「ハリー・ポッター」の新エリアが引き続き好調だったほか、3月に改装した親子向けエリア「ユニバーサル・ワンダーランド」も人気を集めた。

宮城・勝山酒造 日本酒輸出強化 高級品にシフト

宮城・勝山酒造 日本酒輸出強化 高級品にシフト

宮城県の有力酒造会社、勝山酒造(仙台市)は日本酒の輸出を強化する。8月から米国に輸出している製品を高級な種類に切り替える。年内には初めて日本酒をタイにも輸出する。
海外では日本食人気が高まり、現地における日本食料理店の開業も増えている。8月から米国に輸出するのは純米大吟醸の「伝(720㍉㍑、5千円)」「暁(同1万円)」「元(同1万円)」の3種類。タイにも「伝」「暁」「元」の3種類を年内に輸出する。2016年以降は、勝山酒造がつくる日本酒の種類で最も高い「ダイヤモンド暁(同3万円)」の輸出も視野に入れている。初年度は約500万円の売り上げを目標にしている。

アジアから8.7%増 15年上半期食料品輸入

アジアから8.7%増  15年上半期食料品輸入

財務省が発表した2015年上半期(1~6月)の貿易統計速報によると、食料品の輸入額は前年同期比7.4%増の3兆4773億2300万円だった。肉類が10.8%増と大幅に増え、魚介類(4.7%増)や穀物類(2.9%増)も堅調だった。
国・地域別ではアジアが同8.7%増の1兆1636億3000万円と大幅に伸びた。これを品目別にみると魚介類7.0%増となったのをはじめ、肉類(17.4%増)、野菜(8.3%増)も順調だった。アジアのうち中国は3.9%増の4859億7100万円、ASEANは14.1%増の4867億8600万円。米国は5.0%増の8139億2700万円だった。

関空運営会社SPCの出資総額は1000億円規模

関空運営会社SPCの出資総額は1000億円規模

関西国際空港と大阪(伊丹)空港の運営権売却(コンセッション)で、新たな運営主体として設立される特別目的会社(SPC)の枠組みが固まった。出資総額は1000億円規模とし、1次入札を通過したオリックスとフランスの空港運営会社バンシ・エアポートの企業連合が70~80%、残りの20~30%を関西の複数の企業が出資する案を軸に最終調整している。オリックスなどは、出資の内訳や資金調達方法を含む事業計画を作成し、9月18日締め切りの2次入札に応募する。

北摂4市で夏祭り 盆踊り、パレードで盛り上がる

北摂4市で夏祭り 盆踊り、パレードで盛り上がる

豊中、吹田、高槻、摂津の4市で8月1、2の両日、夏祭りが開かれた。盆踊り、パレードなどで盛り上がった。
豊中まつりは阪急曽根駅近くの豊島公園で開催。特設ステージでは沖縄音楽や高校生バンドによる演奏があり、盆おどりで締めくくった。吹田まつりはJR吹田駅前などで行われ、パレードでは吹田だんじり6台が勇壮に巡行。沿道から拍手が送られていた。
高槻まつりは市役所前のけやき大通りで5団体約2000人が「どっこい」「どっこい」「どっこいせ」と踊りながら行進した。摂津まつりは青少年運動広場で開催。タレントによる和太鼓演奏、盆踊り大会などでにぎわった。

女性の活躍推進する大阪・産官学一体組織設立

女性の活躍推進する大阪・産官学一体組織設立

関西経済連合会、大阪府南部の大学の連携組織「南大阪地域大学コンソーシアム」、大阪府などは7月30日、府内の職場での女性の活躍を推進する「OSAKA女性活躍推進会議」を設立した。意識改革、就業機会の拡大、仕事と家庭の両立を目指す「女性が輝くOSAKA行動宣言」の文案を決め、9月11日に開く記念イベントを発表する。連合の大阪府連合会、大阪商工会議所、大阪労働局なども参加した。

讃岐うどん 全国各地の特産とコラボ 石丸製麺

讃岐うどん 全国各地の特産とコラボ 石丸製麺

製麺業の石丸製麺(高松市)は、讃岐うどんと全国各地の特産品を組み合わせた創作うどんの開発を本格化する。各地の特産の緑茶などを乾麺に練り込んだ讃岐うどんを開発して受託製造する。新たな郷土食や特産品の商品化を支援し、地域振興を後押しする。金沢市の流通業者と連携し、地元特産のほうじ茶「棒茶」を讃岐うどんの乾麺に練り込んだ商品の受託製造を始めた。

カップ入り豆腐8月下旬から発売 相模屋食料

カップ入り豆腐8月下旬から発売  相模屋食料

豆腐製造最大手の相模屋食料(前橋市)は、外出先でも手軽に食べることのできるカップ入り豆腐を8月下旬に発売する。水を入れずに殺菌密封することで、開封後すぐに食べることができる。夏のイベント会場や関東、関西のスーパーで販売し、健康意識の高い女性の需要を開拓する。発売する「ナチュラルとうふ premium」は20~30歳代前半の女性の朝食や昼食需要を見込む。発売からは約10カ月で約1300万パックを売り上げた人気シリーズ「マスカルポーネのようなナチュラルとうふ」よりもコクを強く出し、固形性を高めた。豆腐の容量120㌘で参考販売価格は198円。

15年産コシヒカリ作付けシェア36.1% 3年連続低下

15年産コシヒカリ作付けシェア36.1% 3年連続低下

米穀安定供給確保支援機構(東京都中央区)が7月31日発表した2015年産の主食用米の品種別の作付け割合は「コシヒカリ」が前年比0.3㌽低い36.1%だった。低下は3年連続だ。価格競争を避ける狙いで、特色のある新品種に作付けを転換する動きが続いている。
コシヒカリは37年連続でのシェア首位だったが、2000年度以来15年ぶりの低水準となった。2位は「ひとめぼれ」で前年同期比0.1㌽低下の9.6%、3位の「ヒノヒカリ」は横ばいの9.2%、以下、「あきたこまち」7.1%、「ななつぼし」3.2%、「はえぬき」2.8%、「キヌヒカリ」2.5%と続いた。