「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ

首相 インドネシア離島開発支援 ジョコ大統領と会談

首相 インドネシア離島開発支援 ジョコ大統領と会談

アジア・太平洋地域の4カ国を歴訪中の安倍晋三首相は1月15日、3カ国目となるインドネシアを訪問し、首都ジャカルタ近郊の大統領宮殿でジョコ・ウィドド大統領と会談した。
首脳会談は約1時間40分行われ、首相はナトゥナ諸島など離島の開発支援として水産業の活性化やインフラ整備への協力を表明した。同諸島の周辺海域では中国漁船が違法操業を繰り返し、取り締まりを強化するインドネシア政府と中国当局との対立が続いている。
同諸島への支援表明で中国をけん制し、両首脳は海洋安全保障における法の支配や紛争の平和的解決の重要性を改めて確認した。

インドで貨物鉄道利用促進の実証事業 国交省

インドで貨物鉄道利用促進の実証事業 国交省

国土交通省は、日本の質の高い物流システムを官民一体となり戦略的に新興国へ展開する「物流パイロット事業」の一環として、インドで1月20~26日、首都デリーと南部のカルナタカ州バンガロール間(約2200㌔㍍)で、貨物鉄道利用促進の実証事業を実施する。
インドでは貨物鉄道は運行ダイヤがなく、定時制がない等の理由で、荷主はトラック輸送を選び、貨物鉄道の活用が十分ではない状況がある。そこで今回はダイヤに基づく定時運行と共同集荷による利用促進を図るため、実証事業を実施する。日本通運とインドの物流会社が共同で集荷を行う。

安倍首相 比に1兆円支援表明 ドゥテルテ大統領と会談

安倍首相 比に1兆円支援表明 ドゥテルテ大統領と会談

安倍晋三首相は1月12日、フィリピンの首都マニラを訪問し、ドゥテルテ大統領と会談した。フィリピンと中国が領有権を主張する南シナ海の問題をめぐり、連携していくことで一致。首相は今後5年間でインフラ整備を中心に、投資を含め1兆円規模の経済支援を行うことも表明した。大統領府があるマラカニアン宮殿で約40分間会談した。
首相は南シナ海問題で「本年のASEAN(東南アジア諸国連合)関連会合で法の支配や紛争の平和的解決の重要性を改めて主張したい」と強調。この地域が抱える問題について、フィリピン政府の積極的な協力を求めた。これに対しドゥテルテ氏は「あらゆる分野について、日本を支持する」と応じたという。

イオン カンボジア、ミャンマーの子供に安全な水を

イオン カンボジア、ミャンマーの子供に安全な水を

公益財団法人イオンワンパーセントクラブは1月12日に駐日ミャンマー連邦共和国大使館、13日に駐日カンボジア王国大使館で、「イオン・ユニセフセーフウォーターキャンペーン」で全国から寄せられた募金と、同財団の拠出金を合わせた2,553万6,584円を公益財団法人日本ユニセフ協会へ贈呈する。
これは全国イオングループの店舗約6,700カ所で受け付けた募金と同グループのプライベートブランドの企画開発企業トップバリュ(株)が期間中に販売したナチュラルミネラルウォーター(500ml)1本あたり5円の寄付を加えたもの。

イオンマレーシアの植樹活動にボランティア最優秀賞

イオンマレーシアの植樹活動にボランティア最優秀賞

マレーシアで小売事業を展開するイオンマレーシアは、1991年より取り組んできた植樹活動「イオンふるさとの森づくり」が評価され、同国の非営利団体iM4Uが主催する「ボランティア マレーシア アワード2016」の民間部門の最優秀賞”Best Volunteer Initiative”を受賞した。
これはボランティアの活動を通じて、マレーシアの豊かな暮らしづくりに貢献した企業・団体を表彰する同国初のボランティア表彰制度。イオンふるさとの森づくりの植樹活動により、同国におけるイオンの累計植樹本数は現在までに51万本を超えている。

中国に自制求める 日仏が共同声明 ACSA締結交渉

中国に自制求める 日仏が共同声明 ACSA締結交渉

日仏両政府は1月6日(日本時間7日)、外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)をフランス・パリで開いた。自衛隊とフランス軍が燃料や弾薬などを融通し合う「物品役務相互提供協定(ACSA)」の締結交渉入りで一致した。
2プラス2では、南シナ海で軍事拠点化を進める中国を念頭に、緊張を高める一方的な行動に反対し、自制を求めることを確認。共同声明では「アジアと中東・アフリカの間の自由で開かれた安全な交通の維持が必要」と指摘し、「南シナ海の埋め立て、拠点構築、その軍事目的での利用といった緊張を高める一方的行動への強い反対」を表明している。
日仏2プラス2は今回が3回目。ACSAは防衛協力の基礎となる協定で、日本は米国やオーストラリアと締結しているほか、英国やカナダと交渉入りしている。

インドネシア既存鉄道の高速化に協力 石井国交相

インドネシア既存鉄道の高速化に協力 石井国交相

インドネシアを訪問中の石井啓一国土交通相は12月29日、首都ジャカルタと同国2位の都市スラバヤを結ぶ既存鉄道の高速化について、同国のルフット海自調整相ら担当閣僚らと意見交換し、協力を進めることで一致した。
ただ、資金繰りや工事に必要な事前調査など、インドネシア側の提案はまだ固まっていないので、「要請を踏まえて検討したい」と述べた。
既存鉄道は、ジャカルタ-スラバヤ間約730㌔㍍を時速70㌔で約12時間かけて走行している。これを全路線を電化して時速150㌔に速め、所要時間を半減させる計画。費用は100兆ルピア(約8600億円)を超す見通しだ。

双日 ベトナム・ハノイで小中学生330人に奨学金給付

双日 ベトナム・ハノイで小中学生330人に奨学金給付

双日はベトナムにおける社会貢献活動の一環として、双日ベトナムを通じてハノイ市で奨学金プログラムを実施する。
同市西部の4つの区の小学校・中学校の在学生の中で、学業・芸術・スポーツ等に秀で、経済的にこんな状況にある生徒330人に、ハノイ市人民委員会並びに同市教育訓練局の協力を得て総額6.6億ベトナムドン(300万円相当)の奨学金を給付する。このほどハノイ市内でその授与式が執り行われた。

富士通Gのエコ・フォレストパークが保存林に認定

富士通Gのエコ・フォレストパークが保存林に認定

マレーシアサバ州キナルート地区にある富士通グループ・マレーシア・エコ・フォレストパークがこのほど、サバ州議会により同州の保存林として認定された。
富士通グループはマレーシアの熱帯雨林再生を目的にエコ・フォレストパークを2002年に開設し、在来種の植林と保全活動を実施してきた。今回の認定を受け、エコ・フォレストパークは森林保全に関する研究や環境学習の場、および市民のレクリエーションの場として活用されることが明文化された。

日本政府 ミャンマーに無償資金供与36億円 病院整備

日本政府 ミャンマーに無償資金協力36億円 病院整備

日本政府はこのほど、ミャンマーに対する無償資金協力3件(供与限度額35億8100万円)を発表した。3件はミャンマー中部の総合病院整備(供与限度額22億8100万円)、西部ラカイン州での新造旅客船など供与(同10億円)、国連世界食糧計画(WFP)を通じた食糧支援(同3億円)。
ミャンマーでは約300万人が深刻な食糧不足の状況にあり、5歳以下の3人に1人が慢性的な栄養不良となっている。