日本政府はパキスタンの若手行政官が日本で学位(修士または博士)を取得するために必要な学資等、3億2,200万円を供与限度に無償資金協力する。パキスタンの首都イスラマバードで7月25日、日本の進藤雄介在パキスタン臨時代理大使とパキスタンのヌール・アフメド財務・歳入・経済省経済担当次官との間で、この案件に関する書簡の交換が行われた。この協力により、最大で修士課程18名および博士課程2名のパキスタンの行政官等が自国の発展に必要な各分野の専門知識を日本で習得し、帰国後、同国政府の政策立案等に貢献することが期待される。
「アジア-国際交流」カテゴリーアーカイブ
日本 ネパールの人材育成などに9億円余の無償資金協力
日本政府は、ネパールの若手行政官が日本の大学院で学位を取得すること、および「学校セクター開発計画」の支援に供与限度額、合計9億円余を無償資金協力する。ネパールで7月22日、日本の西郷正道駐ネパール大使とネパールのラジャン・カナル財務省次官との間で、これらの案件に関する交換公文の署名および書簡の交換が行われた。対象案件および供与額は①人材育成奨学計画(供与限度額:3年型に2億5,000万円、5年型に3億7,800万円)②学校セクター開発計画(供与限度額:3億円)の2件。 これによりネパールの若手行政官が2020年から、3年型で最大20名、5年型で22名、日本の大学で学位(3年型:修士、5年型:修士、博士)を取得することを支援する。
サントリー「水育」海外3カ国目,インドネシアでも活動開始
サントリーホールディングスは7月22日、子どもたちに「水」の大切さを伝える独自の次世代環境教育プログラム、サントリー「水育(みずいく)」を同日から新たにインドネシアで展開すると発表した。グループ会社のサントリー・ガルーダや、地元の財団およびNGOの協力のもと、インドネシア・南スラウェシ州ゴワ、南」カリマンタン州バンジャルバル、東ジャワ州シドアルジョ、バンテン州タンゲランの14の小学校で約1,000人を対象に実施する予定。水の大切さや衛生管理、水源保全の重要性などについて学習する授業を、オリジナルの学習プログラムで展開する予定。 「水育」は2004年から日本国内で、2015年3月に海外初となるベトナムでも開始し、参加した児童や教員、地元行政からも高い評価を得ているという。今回ベトナム、タイに続いて活動開始することになったもの。
日本 フィリピンの水環境汚染対策に 20億円の無償資金協力
日本政府はフィリピンの「メトロセブ水道区汚泥管理計画」に供与限度額20億5,200万円の無償資金協力する。フィリピンの首都マニラで7月23日、日本の羽田浩二駐フィリピン大使とフィリピンのテオドロ・L・ロクシン・Jr外務大臣との間で、これに関する交換公文の署名および書簡の交換が行われた。 フィリピン中部に位置するメトロセブ地域は、セブ市を含む7市6町で構成されるフィリピン第2の都市圏で、人口約255万人を擁する経済の中心地。同地域では約90%の家庭が汚泥腐敗槽を保有しているとみられる。そして、これらはいずれも適切に管理が行われておらず、環境汚染を引き起こしている。今回の無償資金は同地域の水・衛生環境の改善に充てられる。