「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

川崎汽船 フィリピンの海洋技術者研修施設の新ビル竣工

川崎汽船 フィリピンの海洋技術者研修施設の新ビル竣工

川崎汽船グループが、フィリピン・マニラで建設を進めていた海洋技術者の研修施設が竣工、このほど国内外から多くの日本・フィリピン政府関係者や海洋関係者の臨席のもと開所式が執り行われた。
同施設は川崎汽船グループが安定的な船員の確保と育成に向けた海洋技術者研修施設で、その機能強化・拡張のため既存施設に隣接して建設していたもので、今回新ビル「OCEAN BREEZE」をオープンさせた。最新の医療機器を備えた船員用クリニックや225名が利用可能な宿泊施設(既存ビルと合わせ282名が利用可能)とともに、上層階にはオフィス・フロアを持つ11階建ての複合施設。

インドのマルチ・スズキ「アルト」累計販売350万台達成

インドのマルチ・スズキ「アルト」累計販売350万台達成

インドの自動車最大手マルチ・スズキは3月5日、小型ハッチバック「アルト」の累計販売台数(卸売りベース)が350万台に達したと発表した。
アルトは2000年に発売され、モダンなデザイン、手ごろな価格、燃費の良さなどが受け入れられ、人気が高い。このため、車種別の販売台数で14年連続で最多販売を維持している。

三菱ガス化学・コスモエンジ インドネシアGCKAに技術供与

三菱ガス化学・コスモエンジ インドネシアGCKAに技術供与

三菱ガス化学(本社:東京都千代田区)とコスモエンジニアリング(本社:東京都品川区、以下、CEC)は、インドネシアの接着剤メーカー、P.T.
Gelora Citra Kimia Abadi(本社所在地:インドネシア・ジャカルタ、以下、GCKA)からの発注を受け、三菱ガス化学が保有するホルマリン製造プロセスのライセンス供与、およびプラント設備の設計並びに工事資機材一式を納入した。
当該プラントは2017年12月から商業運転を開始している。ホルマリン製造プラントの建設地はジャワ島中部のテマングン。生産能力は日産130㌧。

中国2月の日系新車販売 3社で明暗

中国2月の日系新車販売 3社で明暗

中国の日系自動車メーカーの2月の新車販売状況が明らかになった。日産自動車の中国法人、日産(中国)投資は中国における2月の新車販売台数が前年同月比4.4%増の7万8135台だったと発表した。
マツダの中国法人、マツダ(中国)企業管理は同27.3%増の2万88台で、2月単月としては過去最高を記録したと発表した。これに対し、トヨタ自動車の中国法人、豊田汽車(中国)投資は同6.3%減の7万6700台だったと発表した。

三菱ケミカル タイで共押出多層フィルムの製造設備新設

三菱ケミカル タイで共押出多層フィルムの製造設備新設

三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)は、タイで食品包装・医療分野などで使用されている共押出多層フィルム「ダイアミロン」の製造設備を新設する。2020年4月の商業生産開始を予定。
ハムやソーセージ等の食品包装用途でトップレベルの販売実績があるほか、新たな用途として輸液バッグや医療用器具などの医療用包装材として需要が着実に拡大しているダイアミロンの製造拠点をタイに新設することで、タイはじめASEAN諸国の旺盛な需要に応えていく。

GSユアサ 中国でZPMCに納入の港湾AGVが稼働開始

GSユアサ 中国でZPMCに納入の港湾AGVが稼働開始

GSユアサ(本社:京都市南区)はこのほど、中国の上海振華重工(本社:中国・上海市、以下、ZPMC)に納入した港湾AGV(無人搬送車)駆動用リチウムイオン電池システムが、上海市の洋山深水港で、ZPMC製港湾AGV50台に搭載され、2017年12月から稼働開始していると発表した。
この港湾AGVはコンテナを無人で搬送することができるため、港湾物流拠点の効率化に貢献する。またGSユアサのリチウムイオン電池を動力源とする電動車両であり、走行中は排気ガスが発生しないため、CO2排出抑制効果も期待できる。
同港は引き続き港湾物流システムの自動化を推進する計画で、今後さらにAGV30台分のリチウムイオン電池システムを導入する予定。

常陽銀行 ベトナム・ドンバンⅢ工業団地と業務協力協定

常陽銀行 ベトナム・ドンバンⅢ工業団地と業務協力協定

常陽銀行(本店:茨城県水戸市)はこのほど、ベトナムハナム省が中心となり運営管理を行うドンバンⅢ工業団地インフラ開発との間で、「常陽銀行取引先のドンバンⅢ工業団地への進出時の優遇措置に関する協定」を締結した。同行取引先企業の海外事業展開における多様なニーズに応えていく。
ドンバンⅢ工業団地は、ハナム省(首都ハノイの南50㌔㍍)に位置する日系企業専用の工業団地。面積は300㌶で、将来的には800㌶まで拡張される予定。

オリックス 中国のフィンテックWecashに64億円投資

オリックス 中国のフィンテックWecashに64億円投資

オリックス(本社・東京都港区)は、中国で個人の信用情報を分析・提供する「北京閃銀奇異科技有限公司(以下、Wecash)」(本社:中国・北京市)に投資した。
香港現地法人、ORIX Asia Capital Limitedを通じて、Wecashの持ち株会社が新たに発行する議決権付優先株式および転換社債を合計6000万米㌦(約64億円)で引き受けた。
Wecashは中国で利用可能な個人に関するビッグデータを収集・分析し、個人信用情報として金融機関や事業会社などに提供するサービスを行うフィンテック企業。

フマキラー ミャンマーで新会社設立・工場建設

フマキラー ミャンマーで新会社設立・工場建設

フマキラー(本社:東京都千代田区)は、ミャンマーにおけるグループの事業拡大を図るため、同国内で新会社(子会社)を設立し、殺虫剤エアゾールを現地生産する工場を建設すると発表した。
新会社「Fumakilla Myanmar Limited(フマキラーミャンマー)」および工場の所在地はヤンゴン・ティラワ経済特区内。3月下旬から4月上旬に設立予定の、新会社の資本金は約630万米㌦(約7億円)。株主構成はフマキラー85.7%、FMB(フマキラーマレーシア)社14.3%。殺虫剤の製造販売事業を手掛ける。
新工場の敷地面積は約3万平方㍍、投資金額は6億円。2015年5月稼働開始の予定。

日揮 ベトナム最大級のメガソーラー発電所建設受注

日揮 ベトナム最大級のメガソーラー発電所建設受注

日揮(本社:横浜市西区、JGC CORPORATION)およびベトナム法人、JGCベトナム社は、ベトナムTTCグループ傘下のザライ電力合弁会社が、同国内で計画するメガソーラー発電所プロジェクトを受注したと発表した。
このプロジェクトはベトナム中南部に位置するザライ省クロンパ地区に、同国の一般家庭約4万7000世帯分の年間使用電力量に相当する、同国最大級の出力約49MW(交流)のメガソーラー発電所を建設するもの。
ベトナム政府は2011年に第7次電力開発計画(PDP7)を策定し、国を挙げて再生可能エネルギーの利用拡大を推進しており、2030年までに太陽光発電の施設容量を1万2000MWに引き上げる計画だ。