アルプス物流 インドに現地法人2/1から営業開始
アルプス物流(本社:横浜市港北区)は、インド・デリー近郊グルがオン地区に現地法人を設立し、2月1日から営業を開始した。
新法人は「アルプス・ロジスティクス・インド」で、資本金は5800万ルピー(約1億円)。出資比率はアルプス物流99%、アルプス・ロジスティクス(シンガポール)1%。増加する日系企業顧客はじめ、電子部品の物流ニーズにも応えていく考えで、フォワーディング業務から開始し、将来的には保管業務等にも取り組んでいく。
王子HD 60億円投じベトナムとマレーシアで段ボール新増設
王子ホールディングス(本社:東京都中央区)は、段ボールの需要が増加しているベトナムとマレーシアで合わせて約60億円を投じ、それぞれ新工場の建設および既存2工場の拡張を決めた。
ベトナムではハナム省ドンバンⅢ工業団地に新工場を建設する。投資額は約30億円で、2019年7月に営業開始の予定。今回の新工場はベトナムにおける5カ所目の段ボール拠点で、東南アジア・インド地域におけるパッケージング拠点としては30カ所目となる。
マレーシアでは中部地区の2工場で敷地内で生産能力を増強し、事業基盤の強化を図る。これに伴い2工場の生産能力は現状のほぼ2倍となる。合計投資額は約30億円で、両工場とも2018年12月に新設備が稼働する予定。
日立 インド事業拡大へ22年にIT中心に人員5割増、売上倍増へ
日立製作所はこのほど、2022年3月期にIT人材を中心としたインドの人材を現在の5割増の1万5000人へ増員する計画を明らかにした。ITサービスのほか、インド高速鉄道のインフラ受注を拡大し、インド事業の売上高を17年3月期の2倍の3000億円強に引き上げる。
同社はインド初となる高速鉄道整備計画の車両受注に向け、現地の国営企業と技術提携する。計画されているマハラシュトラ州ムンバイ-グジャラート州間はすでに日本の新幹線方式の採用が決定しており、日立は受注に成功すれば車両の現地生産も検討する。実現すれば、新幹線の海外生産は初めてとなる。
MHPS タイ火力発電所プロジェクト受注 ガスタービン8基
三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、タイ最大の独立系発電事業者ガルフ・エナジー・デベロップメント社と三井物産の合弁会社が進める天然ガス火力発電所の建設プロジェクトをフルターンキー契約で受注し、併せて長期メンテナンス契約(LTSA)も締結した。M701JAC形ガスタービン8基で構成される出力530万KWのガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)火力発電設備で、東南アジアにおけるM701JAC形の受注は初めて。
首都バンコクの近郊に建設される発電所2カ所に設置されるもので、それぞれ2021年、2023年の商業運転開始を予定。両発電所はバンコクの南東約130㌔㍍に位置するチョンブリ県とラヨーン県に建設され、出力はいずれも265万KW。天然ガスを主燃料とし、電力はタイ電力公社(EGAT)に販売される。
GTCC発電設備は、発電所当たり4系列でガスタービン、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などそれぞれ4基で構成される。MHPSはガスタービン、蒸気タービンなどを製作・供給し、発電機は三菱電機が供給する。