「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

三井化学 中国のリチウムイオン電池向け電解液合弁の設備増強

三井化学 中国のリチウムイオン電池向け電解液合弁の設備増強

三井化学(東京都港区)は、台湾プラスチック(台北市、以下、FPC)との折半出資会社、台塑三井精密化学有限公司(中国・寧波、以下、FMAC)で、2016年12月からリチウムイオン電池向け電解液の設備能力を増強していたが、11月から営業運転を開始した。
リチウムイオン電池はノートブックパソコン、スマートフォン、タブレット端末の普及に伴い、市場が急拡大しているが、今後は環境への負荷が小さいプラグインハイブリッド車(PHV)や電気自動車(EV)の普及が見込まれており、国策としてEVへの大々的なシフトを掲げる中国を中心に一段の市場拡大が予想される。

韓国LCCのイースター航空12/21から仁川ー宮崎線就航

韓国LCCのイースター航空12/21から仁川―宮崎線就航

韓国の格安航空会社(LCC)のイースター航空は12月7日、ソウル(仁川)―宮崎線に21日から就航すると発表した。運航は火・木・土曜日の週3往復。
宮崎線の就航により、イースター航空の日本路線は仁川から鹿児島、札幌、東京(成田)、大阪(関西)、沖縄、福岡、の各線と、釜山―大阪(関西)線を合わせ8路線となる。2018年1月には大分線を就航する予定。

荏原 ベトナム・水道公社に高効率省エネ型ポンプ9台納入

荏原 ベトナム・水道公社に高効率省エネ型ポンプ9台納入

荏原製作所(本社:東京都大田区、以下、荏原)のベトナムのグループ会社Ebara Vietnam Pump Company Limited(以下、EVPC)は、ベトナム・ダナン市水道公社の浄水場に高効率省エネ型ポンプ9台(取水ポンプ3台、排水ポンプ6台)を納入した。
これは浄水場内の既存ポンプを高効率ポンプに更新する事業で、横浜市Y-PORT事業におけるダナン市との都市間協力の第1号事業。また、日本の環境省が実施する「平成29年度二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業」に認定されている。今回のポンプ納入により、年間で従来比約200万KWhの電力消費削減が見込まれる。
荏原はこれまでにベトナムにおける農業・灌漑事業はじめ、上下水道・洪水対策向けなどに1000台以上のポンプを納入している。今回納入したポンプは、2016年5月に開業したEVPC新工場で製作した。新工場では大型のポンプや多様なスペックのポンプの生産に加え、鋳物生産からポンプの組み立て試験まで一貫して行う生産体制を構築している。

ホンダ 香港センスタイム社と自動運転のAI技術で共同研究

ホンダ 香港センスタイム社と自動運転のAI技術で共同研究

ホンダの研究開発子会社、本田技術研究所(本社:埼玉県和光市)は、交通事故ゼロ社会の実現に向けた自動運転技術の確立を目指しており、このほど人工知能(AI)技術に強みを持つ香港のSenseTime Group Limited(センスタイム社)と5年間にわたる共同研究開発契約を締結した。
共同研究ではセンスタイム社が持つ「移動体認識技術」と、ホンダが持つ「シーン理解」「リスク予測」「行動計画」といったAIアルゴリズムを融合することで、複雑な交通状況の市街地でも走行を可能にする、より高度な自動運転技術を開発する。

丸一鋼管と豊田通商G 比に二輪・自動車鋼管の製造子会社

丸一鋼管と豊田通商G 比に二輪・自動車鋼管の製造子会社

丸一鋼管(大阪市西区)と豊田通商(名古屋市中村区)グループは、フィリピンのマニラ郊外で共同出資の二輪・自動車鋼管の製造子会社を設立する。
新会社「Maruichi Philippines Steel Tube Inc.(MPST)」の所在地は、フィリピンパタンガス州リパ市LIMA工業団地内。出資比率は丸一鋼管70%、豊田通商グループ30%。投資規模は1400万米㌦相当。工場敷地は約2.9万平方㍍、工場建屋は約8000平方㍍。2019年春稼働予定。
両社は国内および世界4カ国(中国、ベトナム、インド、メキシコ)で二輪・自動車用鋼管の製造販売を共同展開している。この豊富な経験と、現地で様々な事業を展開している豊田通商グループの知見を活かし、ユーザーの原材料現地調達ニーズに応えていく。

日機装 中国合弁パートナーへ出資 事業提携関係強化

日機装 中国合弁パートナーへ出資 事業提携関係強化

日機装(本社:東京都渋谷区)は、中国最大手ディスポ―ザブル医療用具メーカー、山東威高集団医用高分子製品股份有限公司との事業提携関係強化並びに提携範囲の拡大を展望し、そのグループ会社、威海威高血液浄化製品有限公司(以下、WGBP)へ出資することを決めた。
新規出資募集を引き受け、5%相当の持ち分を取得する。取得価額は1億人民元(約17億円)。

三井住友建設 水上太陽光発電で台湾に現地法人

三井住友建設 水上太陽光発電で台湾に現地法人

三井住友建設(本社:東京都中央区)は、自社開発の水上太陽光発電用フロートシステム「PukaTTo(プカット)」の海外における販売強化に向け、台湾に現地法人を設立し、12月1日に開所式を執り行った。
新会社「台湾三住建設股份有限公司(SMCC Taiwan Co.,Ltd.)」の所在地は台北市。資本金は2億円で、出資比率は三井住友建設90%、台湾現地資本10%。
台湾政府は2025年までに再生可能エネルギーによる発電割合を20%まで引き上げる政策を掲げている。

吉野家HD マレーシア子会社がハラル認証を取得

吉野家HD マレーシア子会社がハラル認証を取得

吉野家ホールディングス(本社:東京都中央区)の子会社YOSHINOYA HANAMARU MALAYSIA SDN.BHD.(本社:マレーシアセランゴール州、以下、YHM)が運営する「吉野家」および「はなまるうどん」とYHMのセントラルキッチンが、マレーシアの認証機関「JAKIM」より、11月7日にハラル認証を取得した。
マレーシアはムスリム(イスラム教徒)人口の比率が高い国で、ムスリムは豚肉やアルコールを含む食品の飲食が、イスラムの戒律によって禁止されている。YHMでは2015年の進出当初から豚肉を使わない商品構成で運営してきたが、約2年の準備期間を経て、今回全店舗での認証取得に至った。
YHMの2017年10月末現在の店舗は合計19店舗(うち吉野家11店舗、はなまるうどん8店舗)。

フィジー・エアウェイズ18年7/3から成田ーナンディ線就航

フィジー・エアウェイズ18年7/3から成田―ナンディ線就航

フィジー・エアウェイズ(以下、FJ)は、2018年7月3日から成田―ナンディ線に新規就航する。同路線はFJの前身、エア・パシフィック航空時代に運航していた2009年3月以来、9年ぶりの復便となり、日本とフィジー両国を結ぶ唯一の直行便となる。使用機材はA330-200/A330-300。週3便(火・金・日曜日)。
フィジーは南太平洋に位置する333の島々で構成され、美しい海やサンゴ礁に囲まれたリゾート地で、ハネムーン需要なども多い。