兼房 ベトナムに子会社し国際4分業体制に
兼房(本社:愛知県丹羽郡大口町)は、ベトナム・ビンフック省に工業用機械刃物の製造・販売を手掛ける100%出資子会社「KANEFUSA VIETNAM MANUFACTURING CO.,LTD.」を設立する。
資本金は400万米㌦(約4億4400万円)。6月に設立し、2019年9月に業務開始の予定。現在の日本、インドネシア、中国での生産に加え、4拠点での分業体制を確立し、国際競争力を強化する。これにより新たな市場を拡大し、業容拡大を目指す。
菱洋エレクトロ タイで孫会社設立 ビジネス領域拡充
菱洋エレクトロ(東京都中央区)は、100%出資の子会社、Ryoyo Electro(Thailand)Co.,Ltd.が、タイ・チョンブリ県に新会社「Ryoyo Servece(Thailand)Co.,Ltd.」を設立したと発表した。
新会社の資本金は600万バーツ(約2000万円)で、株主構成はRyoyo Electro(Thailand)49%、Bangkok BTMU Limited48% Toyo Business Capital Co.,Ltd.3%。1月10日設立し、2月1日から事業開始の予定。
Ryoyo Electro(Thailand)が手掛ける半導体・電子部品の設計、製造受託サービスに加え、フォークリフト等の搬送設備や工場自動化の設備までビジネス領域を拡充させることで、製造業や物流業の顧客企業に対するサービスレベルのさらなる向上を図る。
三井造船 フィリピン・マニラ港湾荷役用クレーン16基受注
三井造船(本社:東京都中央区)はフィリピンのInternational Container Terminal Services Inc.(ICTSI社)より、ヤード用トランスファークレーン16基を受注した。
ICTSI社はフィリピン最大の港湾オペレーターで、フィリピン国内のみならず、世界約20カ国で約30ターミナルを運営する世界的な港湾オペレーターだ。
今回受注した16基はICTSI社のフラッグシップターミナルであるフィリピン・マニラのManila International Container Terminalに納入される。納入されるのは環境に優しいハイブリッド型ヤード用トランスファークレーンで、従来のエンジン駆動に加え、リチウムイオン電池を搭載することにより、回生エネルギーを蓄積し最大限に再利用することで、従来型比で最大60%の燃料消費量削減を達成し、CO2排出量も最大60%削減、省燃費によるランニングコストおよび最大20dBの騒音低減を実現している。
野村不動産 ベトナムで東南ア初の賃貸オフィス投資
野村不動産(本社:東京都新宿区)は、ベトナム・ホーチミンシティでグレードAオフィスビル「Sun Wah Tower(サンワータワー)」の持分24%を取得した。都南アジアのオフィス事業としては同社初となり、賃貸事業としては3件目。
同ビルはホーチミンシティ1区の目抜き通り、グエン・フエ通りに面するグレードAのオフィスビルで、周辺にはオペラハウスや人民委員会が立地するなど、多くのビジネスマンや観光客でにぎわうホーチミンシティの中心部に位置する。
同社グループは中長期経営計画で海外事業を成長分野の一つとして位置づけ、2025年3月期までに不動産ニーズが高まるアジア諸国を中心に住宅事業および賃貸事業(オフィス、商業、サービス・アパートメントなど)で3000億円の投資を計画している。これまでにタイ・バンコク、ベトナム・ホーチミンシティ、フィリピン・マニラ、中国・瀋陽の案件に参画している。
パソナGのDGS「スマラン支店」開設し5拠点体制に
インドネシアで人材派遣およびBPOサービスを提供するパソナグループのデューダグリヤサラナ(本社:ジャカルタ、以下、DGS)は同国5拠点目となる「スマラン支店」を開設し、1月30日から営業を開始する。DGSは現在、スラバヤ、バンドン、メダンに視点を開設している。
インドネシアでは近年、最低賃金が年々上昇を続けており、とくに首都ジャカルタやスラバヤでは優秀な人材の確保が難しくなっている。そこで新たな拠点として中部ジャワ州の州都スマランで事業強化を図る企業が増えている。
DGSはスマラン支店開設を通じて、セントラルジャワエリアでより地域に密着したサービスの向上を目指す。
デンソー タイのシステムインテグレーター育成の実証事業受託
デンソー(本社:愛知県刈谷市)は、タイの「Connected Industriesにおけるリーンオートメーションシステムインテグレーター(LAS)の育成検証」事業を受託した。これは経済産業省が推進する「日ASEAN新産業創出実証事業」の一つとして、日本貿易振興機構(ジェトロ)から業務委託を受けたもの。
今回の実証事業では、次世代のリーンオートメーションを取り入れた生産ラインのショーケースを用いて、タイ国内で生産設備やFA機器などを取り扱うシステムインテグレーターを育成する。
タイ科学技術省イノベーション庁、タイの5大学、1教育機関、地場のシステムインテグレーター7社、野村総合研究所、レクさーリサーチとコンソーシアムを組み、ショーケースを用いた教育内容や教材の開発などを進め、4月から育成プログラムを開始する。
オートバックス タイ・サムットプラカーン県に店舗オープン
オートバックスセブン(本社:東京都江東区)のタイ子会社SIAM AUTOBACS Co.,Ltd.は1月19日に「オートバックス サムットプラカーン4店」を新規オープンした。敷地面積は180平方㍍、売場面積は39平方㍍。ピット台数3台。約500のアイテムを品揃えしている。
同店舗は、タイ国内で第2位のガソリンスタンドを展開するPTG Energy Public Company Limited社(以下、PTG社)が運営するガソリンスタンドにコンビニやカフェなどを併設し、複合型ガソリンスタンドを展開している。2017年8月のPTG社との資本・業務提携に基づき、メンテナンス施設としてオートバックス店舗を出店するもので、同店舗が提携による第1号店となる。
サムットプラカーン県はバンコクの南に位置し、近年人口が急増しているエリア。
三菱ケミカル タイでスチレンエラストマーの製造開始
三菱ケミカル(本社:東京都千代田区)のタイ子会社、三菱ケミカル パフォーマンス ポリマーズタイランドは、1月からスチレン系熱可塑性エラストマー(TPS)の製造を開始した。
これにより、タイの熱可塑性エラストマーの製造ラインアップが、タイでは自動車エアバッグ用、架橋オレフィン系、塩ビ系に加え、4ブランド・用途に拡充され、これまで以上に幅広いソリューションの提供が可能となる。
三菱ケミカルの熱可塑性エラストマーは、「テファブロック」を基幹ブランドにオレフィン系・スチレン系・ポリエステル系の各種エラストマーをラインアップに取り揃え、グローバルに事業展開している。