藍沢証券 ベトナム証券会社を子会社化
藍沢証券(東京都中央区)は1月9日、ベトナムの証券会社「ジャパンセキュリティーズ」(JSI)を子会社化すると発表した。現在の持株比率14.5%を95.0%に引き上げる。買収額は非公表。
東京ガスエンジS タイLNG受入基地のPMC業務受注
東京ガス100%出資子会社、東京ガスエンジニアリングソリューションズ(東京都港区、以下、TGES)はこのほど、タイPTT LNG Company Limited(以下、PTTLNG)から「Nong Fab(ノンファブ)LNG受入基地」(年間750万㌧)の建設工事におけるプロジェクト・マネジメント・コンサルタント業務(以下、PMC業務)を受注した。
PTT LNGの親会社、タイ石油公社(以下、PTT)は2023年までにLNGの受入能力を現在の年間1000万㌧から同1900万㌧まで増強する計画で、今回の受入基地はその一環で建設されるもの。PMC業務の契約期間は2021年12月まで。
タイでの日本企業によるLNG受入基地関連プロジェクトのPMC業務の受注・実施は、2014年にTGES(当時は東京ガス・エンジニアリング)が受注したマプタプットLNG受入基地拡張工事におけるPMC業務に続き2例目となる。
戸田建設 ミャンマーで海外初の工法による河川横断工事受注
戸田建設(本社:東京都中央区)は、ミャンマー・ヤンゴン市開発委員会(YCDC)から「ヤンゴン都市圏上水道整備事業パッケージ3 バゴー川横断配管工事」(円借款)を約11億円で受注し、2017年11月30日に契約を締結したと発表した。
今回受注したパッケージ3は、川幅約650㍍のバゴー川横断部に全長974㍍の導水管(NS形ダクタイル管885㍍、T形ダクタイル管89㍍)を敷設するもの。河川横断部では海外初適用の立杭築造によるアーバンリング工法および、河川最深部では約815㍍長距離泥水式推進工法を採用する。工期は着工後1060日(約35カ月)。
新菱冷熱 タイ・バンパインコージェネ発電所2期工事竣工
新菱冷熱工業(東京都新宿区)は、タイ・アユタヤ県のバンパイン工業団地内に建設されたコージェネレーション発電所2期工事が竣工、2017年7月から商業運転を開始したと発表した。同社は同プラントのEPCC契約により、設計から機器資材等の調達・建設・試運転まで担当した。
同プラントは、タイ発電公社(以下、EGAT)のSPP(Small Power Producers)計画に含まれる発電所の一つ。2期工事はガスタービン2基、排熱回収ボイラー2基、蒸気タービン1基で構成されている。1期工事と同規模の供給能力を持ち、EGATには9万KWの電気、工業団地内の工場には2万KWの電気と1時間当たり20㌧の蒸気の供給が可能だ。また、発電効率をガスタービンでは38%、発電所全体では55%まで向上させることにより、エネルギーの削減を図っている。
クレディセゾン ベトナムHD BANKへ出資 連携深化
クレディセゾン(本社:東京都豊島区)は、合弁事業パートナーのHo Chi Minh Deveiopment Joint Stock Bank(本社:ベトナム、以下、HD BANK)の株式の一部を取得した。これにより、 HD BANKおよびグループ企業との連携を一層深め、ベトナムでの”No1 総合リテールファイナンスカンパニー”の実現に向けて事業推進を加速する。
出資の目的は、クレジットカード事業の新規立ち上げを含め、ベトナム事業のさらなる拡大を加速することと、HD BANKおよび筆頭株主のSOVICOグループ並びにアライアンス先との連携を一層深め、グループシナジーの最大化をするため。
HD BANKとは2015年5月以降、ベトナムでリテールファイナンス会社、HD SAISON Finance Company Ltd(以下、HD SAISON)の合弁事業を共同推進している。
大日本印刷 米フォトロニクスとの中国の合弁設立手続き完了
大日本印刷(本社:東京都新宿区、以下、DNP)は、米国のフォトマスクメーカー、フォトロニクス(本社:米国コネティカット州)と2017年5月に締結した、中国での半導体用フォトマスク事業の合弁会社の設立手続きが完了したと発表した。
合弁会社「Photronics DNP Mask Corporation Xiamen」(PDMCX)の資本金は2400万㌦で、出資比率はフォトロニクス50.01%、DNP49.99%。
DNPとフォトロニクスは今後5年間で1億6000万米㌦を投資して福建省の厦門(アモイ)市に新工場を建設し、2019年春からフォトマスクの量産を開始する予定。中国にフォトマスクの製造拠点を整備することで、現地の半導体メーカーの短納期に対応しながら安定供給を図っていく。