住友倉庫 タイ・アユタヤ地区に4棟目の新倉庫建設
住友倉庫(大阪市北区)のタイ子会社Rojana Distribution Center Co.,Ltd.がタイ・アユタヤ地区で新倉庫建設に着工した。
新倉庫の所在地はタイ・アユタヤ県ロジャナ工業団地内、鉄筋コンクリート造平屋建て1棟、延床面積3236平方㍍(約979坪)。2018年5月竣工予定。
住友倉庫グループはアユタヤ地区ではすでに3棟の倉庫を所有しており、今回が4棟目。これにより同地区の保有倉庫面積は合計約1万6000平方㍍となる。
藤田観光 ジャカルタでサービス・アパートメント事業
藤田観光(本社:東京都文京区)は、清水建設(本社:東京都中央区)がインドネシア・ジャカルタ近郊で建設を予定する建物に、サービス・アパートメント出店のための賃貸借契約を締結する。これはジャカルタ東部の工業団地エリア、チカラン地区に同社の新たな事業となるサービス・アパートメントを世界初出店するもの。
開業時期は2019年秋を予定しており、日系進出企業の駐在員・出張者向け長期滞在型の宿泊施設。敷地面積5267平方㍍、延床面積1万2012平方㍍。地上7階、客室数214室。単身者向け2タイプとファミリー向けの計3タイプで構成。館内にはレストラン、露天風呂付き大浴場、ジム、クラブラウンジなどの使節を備える。
キャセイドラゴン航空 香港―南寧線の開設で中国本土路線強化
キャセイドラゴン航空は2018年1月8日から香港と中国広西チワン族自治区の南寧を結ぶ路線を週4便の運航を新たに開設し、中国本土路線の強化を図る。今回開設する香港―南寧線はビジネスクラスとエコノミークラスで構成されるエアバスA320型機で運航される。
今回の新路線により、中国華南地域からの乗客にはキャセイドラゴンのリージョナルネットワークとキャセイパシフィック航空の香港を拠点に世界に広がるグローバルネットワークを通じて、豊富なフライト選択肢を提供できるようになる。
南寧は人口700万人を抱えた広西チワン族自治区の首府で、中国におけるASEAN諸国への玄関口として経済分野で需要な役割を担っている。
ジャカルタで近江牛の輸出振興へ調理法講習会 ジェトロなど
日本貿易振興機構(ジェトロ)と近江牛輸出振興協同組合は11月7日、インドネシア・ジャカルタで地元のレストランなどを対象に「近江牛」の調理方法を紹介する講習会を開いた。
今年9月から近江牛のインドネシアへの輸出が始まったことを受け、滋賀県の畜産関係者が腕を振るい、イスラム教徒の食に叶うよう「ハラル認証」を受けた施設で加工された近江牛を使い、焼きしゃぶやカルパッチョなどの作り方を披露した。会場のジャカルタのホテルには高級レストランやスーパーマーケットの担当者らおよそ60人が集まった。
経済成長が続くインドネシアでは日本食が人気を集めているが、流通している和牛のほとんどがオーストラリア産などで、2016年1年間の日本からの輸入量はわずか2.7㌧にとどまっている。
丸紅 インドネシアで日本式検体検査サービス事業展開へ
丸紅はインドネシア大手財閥、Lippoグループ中核会社のLippo Karawaciとの間で、同国における集約型検体検査サービス事業を展開することで合意した。
同国では保健省による医療政策を背景とした医療ニーズの高まりから、医療機関の整備と品質の向上が喫緊の課題となっている。両社はこうした医療ニーズの高まりに応えるため、同国の医療サービス向上に寄与する。高度で高品質な日本式検体検査サービスの導入・展開を検討していく。
丸紅はこの事業を通じて、インドネシアにおけるヘルスケア・メディカル分野での新たな事業基盤を確立するとともに、同国での病院事業や周辺サービス事業への参入を目指す。
Airbnb・ANA・Peachがパートナーシップ契約締結
Airbnb Japan(本社:米国カリフォルニア州サンフランシスコ)、全日本空輸(本社:東京都港区、以下、ANA)、Peach Aviation(本社:大阪府泉南郡田尻町)はこのほど、新しい旅行スタイルの普及と拡大におけるマーケティングについてパートナーシップ契約を締結した。Airbnbが日本のエアラインとのパートナシップを締結するのは今回が初めて。
「暮らすように旅する」をコンセプトに旅のあり方の変革を目指すAirbnbと、「Tastes of Japan by ANA」をはじめ日本が誇る日本の価値を発信するANA、「空飛ぶ電車」をコンセプトに気軽な旅を提案するPeachの3社が目指す旅の方向性が共鳴し、今回のパートナーシップ契約締結に至った。3社は11月6日から特設サイトやコラボレーションページを開設、情報発信を開始している。
ドン・キホーテ 新業態の「タイ1号店」出店決定
ドン・キホーテグループの海外事業持株会社Pan Pacific International Holdings Pte.Ltd.(本社:シンガポール)、タイ国内最大手塗料メーカーグループのTOA Venture Holding Co.,Ltd.(本社:タイ)、高品質な駐車場サービスを提供する日本駐車場開発(本社:大阪市)のタイ法人Nipponn Parking Development(Thailand) Co.,Ltd.(本社:タイ)の3社は、合弁会社を設立し、タイ・バンコクのトンロー・エカマイエリアにおける商業施設開発を開始した。
TOAグループの旧社屋跡地を再開発する今回の出店予定地に、ドン・キホーテグループの新業態「DON DON DONKI(ドンドンドンキ)」を中核テナントとして、3社のグループが持つ商業施設開発および運営、商業施設付帯大型駐車場開発のノウハウや、タイにおける知見を集約し、日本クオリティの商品やサービスにこだわったオンリーワンの商業施設を創造する。
新商業施設「DONKI Mall Thonglor」(仮称)は、地下3階(駐車場)、地上1~6階(商業エリア)、延床面積は2万6770平方㍍。新業態の店舗は2017年12月に開店予定のシンガポールに次ぎ、東南アジアでは2カ国目の出店となる。
三井住友建設 ベトナム・ハノイ市環状3号線工事受注
三井住友建設(東京都中央区)は、ベトナム・ハノイ市の外郭に沿う環状3号線のうち、マイジック―南タンロン区間で計画されている都市高速道路を受注した。
このプロジェクトは環状3号線のうち高規格道路が未整備の5㌔㍍の区間で高架型の都市高速道路を整備する工事の一部で、日本の政府開発援助(ODA)により建設される。同社で施工したタインチ橋パッケージ1、パッケージ3、パッケージ3Aおよびリングロードパッケージ2の延長工区にあたり、環状3号線では5工区目の工事となる。請負金額は約74億円(JV総額)、工期は28カ月。
発注者はベトナム運輸省、設計は日本工営、大日本コンサルタント、日本工営ベトナム共同企業体。施工監理はオリエンタルコンサルタンツグローバル、オリエンタルコンサルタント、井平エンジニアリング・インターナショナル、TEDI‐APECO共同企業体。施工は三井住友建設/シエンコ4グループ共同企業体(JV)で、JVの三井住友建設比率60%。