七十七銀行 ミャンマーのCB Bankと業務提携
七十七銀行(仙台市)は7月19日、ミャンマーの大手民間商業銀行コーポラティブ銀行(本店所在地:ヤンゴン市、略称:CB Bank)と業務提携に関する覚書を締結した。これによりミャンマー進出、あるいは進出検討顧客企業に対する、現地における金融サービスや直近の投資環境情報の提供が可能となる。
CB Bankとの業務提携は、邦銀の地銀では同行が初となる。
清水建設 シンガポールでオフィスビル開発に着手
清水建設(東京都中央区)はこのほどシンガポールの不動産子会社を通じて、シンガポール資本のアフロ・アジア・シッピング社(AAS社)と共同で、同国のビジネス街でハイグレードなオフィスビルの開発・賃貸事業運営を行う事業協定を締結、7月18日、合弁事業会社の出資を完了した。総事業費は約260億円を予定している。
今回設立した合弁事業会社はロビンソン・ディベロップメント社。AAS社が自社所有する土地のリース権を事業会社に提供し、同社が所要の資金を調達し、オフィスビルを建設する。今年10月に建設地で既存ビルの解体に着手、2018年4月にオフィスビルに着工し、2020年3月竣工目指す。オフィスビルの設計・施工は同社が担当する。オフィスビルの規模は地上19階、延床面積は1万6908平方㍍、1階に店舗、7~18階に事務所が入居する予定。
清水建設はシンガポールでは現地企業等とマンション、データセンターの開発を共同で手掛けており、今回の開発が第3弾となる。
日立造船 中国・常熟市でごみ焼却発電拡張工事受注
日立造船(大阪市住之江区)はこのほど、中国江蘇省常熟市において常熟浦発第二熱電能源有限公司よりごみ焼却発電プラントの拡張工事を受注した。
同社は同プロジェクトで拡張される範囲の設備工事(ストーカ式焼却炉:1830㌧/日=610㌧/日×3炉)の焼却炉等の設計および火格子等の主要機器供給に加え、現地での据付および試運転時のスーパーバイザー派遣、運転・メンテナンスの指導等を行う
今回の拡張分で一般廃棄物1日当たり1830㌧を衛生的に焼却処理するだけでなく、年間2億7355万KWhの電力を供給することができ、地域のエネルギー供給源としての役割も期待されている。
日立造船グループではごみ焼却・発電プラントでアジア、欧州を中心に850件以上に及ぶ世界トップクラスの実績を持つ。日本を除くアジア地域で32件、そのうち中国向けでは今回を含め14件受注している。
丸紅 インドネシア国営電力子会社から火力発電受注
丸紅は7月14日、General Electric社(以下、GE)およびPT.Hutama Karya(Persero)社(以下、HK)と共同で、インドネシア国営電力会社PT.PLN(Persero)社(以下、PLN)の100%子会社PT.Indonesia Power(Persero)社(以下、IP)よりタンバロロック複合火力発電所Block3案件に関わる一括請負契約を受注した。
この案件はIPによる過去最大規模の開発案件で、出力は約780MW(㍋㍗)。総受注額は約410億円となる。
これはインドネシア中部ジャワ州スマランの既存発電所に新規複合火力発電所を建設するもの。設計、調達から土木・据付工事、試運転までをフル・ターンキー契約で2020年中の完工を予定。
ガスタービン・蒸気タービン、発電機等の主要機種はGEが納入し、土木工事をHKが担当、廃熱回収ボイラーを含む関連補器の調達や据付工事等を丸紅が取りまとめる。丸紅がGEと初めて共同で取り組む大型複合火力発電所建設案件。