「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

川崎重工 シンガポールに産業用ロボ・人材育成拠点

川崎重工 シンガポールに産業用ロボ・人材育成拠点

川崎重工業は6月16日、シンガポールに同社初となる産業用ロボット適用開発サポート、エンジニア育成拠点「シンガポール カワサキ ロボットエンジニアリングセンター」(以下、SKRE)を開設した。
SKREは、同社のこれまでの同国における活動実績に加え、シンガポール経済開発庁から、同社が2015年に発売した人協調共存型の双腕スカラロボット「duAro」および、その派遣事業の取り組みなどが高く評価され、ロボット普及政策の一環として支援を受けたもの。
SKREはシンガポールのシステムインテグレーターや中小企業をはじめとしたエンドユーザーを対象に、duAroを中心とした産業用ロボットの適用開発サポートや教育を行う。
川崎重工は、シンガポールに生産拠点のある大手半導体装置メーカーを中心に累計1万3000台以上の半導体ロボットを納入し、同国の産業発展に貢献。2014年には半導体ロボットのサービスセンター「シンガポール カワサキ ロボットセンター」を設置、アフターサービス事業を強化している。

三菱重工G 中国向け世界最大の廃棄物焼却施設受注

三菱重工G 中国向け世界最大の廃棄物焼却施設受注

三菱重工グループ三菱重工環境・化学エンジニアリング(横浜市西区、MHIEC)は中国上海市向けに世界最大の一般廃棄物焼却施設を受注した。中国のエンジニアリング企業、杭州新世紀能源環保工程股份有限公司(HNC)とコンソーシアムを組み、6000㌧/日の処理能力を持つストーカ式焼却炉設備のほか、廃熱回収および排ガス処理に関わる機器などを手掛けるもので、納入完了は2018年7月の予定。
この焼却施設は上海市から建設運営事業を受託している上海老港固廃総合開発有限公司を通じてコンソーシアムが受注したもの。HNCは中国ボイラーメーカー大手、杭州ボイラーグループの環境関連エンジニアリング企業。MHIECはHNCと、過去の中国向け廃棄物焼却施設建設プロジェクトで多数の協業実績がある。

JX石油開 マレーシアサラワク州沖ガス田で商業生産

JX石油開 マレーシアサラワク州沖ガス田で商業生産

JX石油開発(東京都千代田区)のプロジェクト会社、JXマレーシア石油開発は同社がオペレーターとして75%の権益を保有するマレーシア・サラワク州沖SK10鉱区のラヤン油ガス田で、このほどガスの商業生産を開始した。
同ガス田における初期のガス生産量は、原油換算で日量約1万2000バーレルの見込み。生産されたガスは海底パイプラインによりJXTGエネルギーが出資するマレーシアLNGティガ社の液化プラント(サラワク州ビンツル)に輸送され、同社で液化後、LNGとして日本国内の需要家などに販売される。

デサント 韓国に合弁で「アリーナ」の販売事業会社

デサント 韓国に合弁で「アリーナ」の販売事業会社

デサント(大阪市天王寺区)および子会社のDESCENTE KOREA LTD.(韓国ソウル市、以下DK社)は、韓国における「アリーナ」ブランドのスイム用品の独占販売代理店、DONGIN SPORTS CO.,LTD.(韓国ソウル市、以下DONGIN社)と2017年10月から、韓国での「アリーナ」ブランド製品の販売およびマーケティング活動を担う合弁会社、ARENA KOREA LTD.を設立することで契約を締結した。
デサント、DK社、DONGIN社の3社で合弁会社を設立することで、DONGIN社がこれまで築き上げてきたサプライチェーンに、デサントグループの強みであるスポーツウエアの開発・企画力と、売場づくりやVMDにおけるノウハウを掛け合わせて商品力、マーケティング力を高め、同市場における「アリーナ」ブランド事業のさらなる成長と事業基盤の強化を目指す

ベアーズ 東京都で第1号の外国人家事支援人材受入

ベアーズ 東京都で第1号の外国人家事支援人材受入

ベアーズ(東京都中央区)は6月14日付で国家戦略特別区域家事支援外国人受け入れ事業に従事する外国人スタッフを東京都で初めて受け入れた。
今回来日したスタッフは女性2名で、フィリピンでメイドとしての勤務実績があり、フィリピンの労働雇用省技能教育技術開発庁(TESDA)認定機関での所定の家事支援訓練を修了しており、日本語での会話も可能。
研修は6月15日から約1カ月半、日本の生活様式や文化を踏まえた家事代行サービスの提供についての座学・モニター研修に加え、ホテル内のルームクリーニングやベットメイク、ハウスクリーニング技術についての専門研修も行う。顧客へのサービス開始は研修修了後の2017年8月ごろを予定。

エグチHD フィリピン中央銀行屋根の太陽光発電竣工

エグチHD フィリピン中央銀行屋根の太陽光発電竣工

太陽光発電関連設備販売事業を手掛けるエグチホールディングス(本社:名古屋市守山区)は、フィリピンの大手衛星通信会社で、同社のパートナー企業であるWe Are IT Pilippines社と共同で、フィリピン国立銀行、フィリピン中央銀行屋根への太陽光発電設備の設置工事をこのほど完成させ、政府関係者ら来賓30名を含め約50名出席のもと、6月14日に竣工式典を執り行った。
同事業はPhilippine National Oil Company Reewables Corporation(以下、PNOC RC)がフィリピン政府から入札を受託しており、PNOC RCが管理する環境エネルギー事業入札案件としては、日系企業として初の受注となる。
フィリピン中央銀行の本店屋根に200KW 造幣局の屋根に400KW、計600KW規模の太陽光発電設備を建設した。パネルの設置枚数は2現場合わせ約2250枚。発電開始は7月10日の予定。

阪急不動産 フィリピンで初の戸建て住宅開発事業

阪急不動産 フィリピンで初の戸建て住宅開発事業

阪急不動産(本社:大阪市北区)はフィリピンの住宅デベロッパー、PAアルバレス プロパティーズ(本社:ラグナ州、以下PA社)が推進するフィリピン・カビテ州ダスマリニャス市における戸建て分譲住宅事業に参画する。
同プロジェクトは、同社にとってフィリピンでの初の住宅事業で、ベトナム、タイに続く3カ国目の海外進出となる。
同プロジェクトは開発面積約11㌶、総戸数868戸(戸建て403戸、タウンハウス465戸)。2017年10月ごろ着工、開発期間約5年かけ2022年8月竣工予定。
フィリピン経済の今後を支える若年世代をターゲットとし、手の届きやすい価格で質の高い住宅を提供する。
PA社はこれまでマニラ通勤圏(主に郊外)でマンション・戸建て住宅合わせ1万8000戸以上の供給実績がある。

ヤクルト 中国広東省佛山市で広東第3工場建設開始

ヤクルト 中国広東省佛山市で広東第3工場建設開始

ヤクルト本社(東京都港区)は中国広東省の広州ヤクルトで、7月に「ヤクルト」および「ヤクルトライト」を生産する佛山工場(広東省佛山市)の建設を開始する。広州ヤクルトの工場としては3カ所目。中国の工場としては6カ所目となる。
佛山工場の敷地面積は4万3589平方㍍、建築面積は1万6802平方㍍、延床面積は2万5382平方㍍。2019年3月から製品の生産開始を目指す。生産能力は1日当たり120万本。

阪急不動産 タイで総戸数2000戸超の分譲マンション

阪急不動産 タイで総戸数2000戸超の分譲マンション

阪急不動産(本社:大阪市北区)はタイで、現地不動産デベロッパー、セナ・デベロップメント(本社:バンコク、以下セナ社)と共同で、2案件合わせて総戸数2000戸超のマンション分譲事業に着手する。
第1号案件となる「ニッチ プライド タオプーン インターチェンジ」はバンコク都バンスー区で、敷地面積5456平方㍍、約770戸、2019年12月竣工予定。平均販売価格約440万バーツ(約1450万円)の予定で、総売上高約34億バーツ(約112億円)を見込む。
第2号案件の「ニッチ モノ スクンビット」はサムットプラカーン県ムアンサムットプラカーン郡で、敷地面積8584平方㍍、約1270戸、2019年12月竣工予定。平均販売価格約280万バーツ(約920万円)の予定で、総売上高約36億バーツ(約119億円)を見込む。
プロジェクトの冠となっている「ニッチ(Niche)」はセナ社の分譲マンションのブランド名で、「ライフスタイルに特化する」を意味し、タイでこれまでに10年の歴史と24棟8067戸の供給実績がある。

日通 業界最速 インド・デリー向け航空混載サービス

日通 業界最速 インド・デリー向け航空混載サービス

日本通運は6月15日から、航空貨物輸送では業界最速の日本発インド・デリー向け混載サービス「Indian Midnight Express」を開始する。
日本全国から羽田空港内の同社保税上屋(うわや)に20時までに搬入された貨物は、深夜フライト活用により出荷日の翌日早朝にインド・デリー空港到着を保証。空港間運賃でハンドキャリーの5分の1から10分の1程度の低コストを実現。
これにより、当日直行便フライトより半日遅く出荷を待てるほか、午後出荷スタートで成田発の直行便と比較すると、インド側での輸入通関の開始が1日早くなる。