「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

商船三井 中国石油化工向け新造LNG船が竣工

商船三井 中国石油化工向け新造LNG船が竣工

商船三井(東京都港区)と、中国遠洋海運集団有限公司および中国石油化工股份有限公司の合弁会社が発注したLNG船”CESI BEIHAI”が6月1日、上海の●東中華造船(集団)有限公司で竣工した。
CESI BEIHAIは、中国石油化工が豪州Australia Pacific LNGプロジェクトから購入するLNGの輸送に長期貸船される。全体では計6隻の新造LNG船が建造され、今回が3隻目。残る3隻も2018年にかけて順次竣工する予定。

成田国際空港とベトナム空港が空港間協定締結

成田国際空港とベトナム空港が空港間協定締結

成田国際空港(千葉県成田市)と、ベトナム空港会社(ACV=エアポーツ コーポレーション オブ ベトナム)は5月31日、空港間協定に係る覚書を締結した。目的は①ネットワーク戦略②観光促進による需要喚起③空港運営技術協力-の3点を柱に協力関係を強化するため。
ACVは、ノイバイ国際空港、タンソンニャット国際空港、ダナン国際空港などベトナム国内の22空港を運営する空港会社。2016年の運用実績は22空港合計で発着回数約55.7万回、旅客数約8100万人、貨物量約110万㌧を取り扱っている。

タイでバガス原料にバイオエタノール製造技術を実証

タイでバガス原料にバイオエタノール製造技術を実証

NEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)のプロジェクトで、月島機械(東京都中央区)とJFEエンジニアリング(東京都千代田区)は、タイ・サラブリ県に建設したバイオエタノール製造プラントで、サトウキビの搾りかす(バガス)を原料に、オンサイト酵素生産技術を用いてバイオエタノールの製造技術の有効性を実証し、技術面や採算面で実現可能な商業生産モデルを構築した。
今後はタイはじめ東南アジア地域へ普及・拡大を図り、未利用資源を活用したエネルギー生産と温室効果ガスの排出削減への貢献を目指す。
今回の実証の事業期間は2012年度~2016年度。バガス処理能力は年間1300㌧、バイオエタノール生産規模は年間100kl。事業予算規模は約12億円(うちNEDO負担約10億円)。

豊田通商 台湾の燃料電池開発会社と販売契約

豊田通商 台湾の燃料電池発電開発会社と販売契約

豊田通商は、ガス絶縁用開閉装置(GIS)や発電機などを手掛ける中興電工機械股彬有限公司(本社:台湾・桃園市、以下、中興電工)と、日本市場でのメタノール改質型燃料電池の販売契約を締結した。
メタノール改質型燃料電池は、メタノールから水素を取り出し発電する。そのため、水素と比べ燃料供給、保管が容易であり、すぐに導入することが可能だ。また、中興電工のシステム技術により「省スペース」、メタノール使用燃料電池として「高出力化」に成功している。
豊田通商は中興電工の定置式燃料電池の販売・設置・メンテナンス・燃料供給を行う。携帯電話基地局、浄水場、鉄道駅舎向けには中興電工と豊田通商の間で専売契約を締結する。

千葉銀行 タイ・バンコク越境ECプロジェクトへ協力

千葉銀行 タイ・バンコク越境ECプロジェクトへ協力

千葉銀行は食品輸出ベンチャーのゴハンスタンダード(東京都港区)が、日本貿易振興機構(ジェトロ)バンコク事務所と連携して行う「タイ・バンコク越境ECプロジェクト」に協力する。同プロジェクトは、日本食の需要が高まっているタイへの日本産食品の輸出強化を目指している。
千葉銀行は国内の食品メーカーなどに、ゴハンスタンダードが運営する地域産品専門の越境ECプラットフォーム「和食エクスプローラー」を紹介し、顧客企業のタイへの販路拡大を支援していく。

アイリス 韓国・仁川広域市に家電製品の工場新設

アイリス 韓国・仁川広域市に家電製品の工場新設

アイリスオーヤマグループのIRIS KOREA CO.,LTD(本社:京畿道軍浦市)は、韓国・仁川広域市に家電製品の生産工場となる「松島工場」を新設することを決めた。
これは販売好調で、今後も一層の拡大が見込まれる韓国国内における家電製品の生産・供給体制の強化と、販売先、配送先が韓国全域にに広がるインターネット通販に対応するため。

花王 比にフローラル系香料の生産設備を新設

花王 比にフローラル系香料の生産設備を新設

花王は、ケミカル事業の新たな設備投資としてフローラル系香料(以下、HCA=ヘキシルシンナミックアルデヒド)の生産設備を、フィリピンのピリピナス花王(ハサーン工場、PKI)に新設することを決めた。新設する生産設備は年間生産能力5000㌧で、伸長著しいアジア市場のHCA需要に応える。2018年秋の完成目指す。
HCAはジャスミンに代表される華やかで、清潔感のあるフローラル系香料で、洗剤・柔軟剤・クリーナーなどのファブリック&ホームケア製品から石鹸・ボディソープなど家庭用品に幅広く使用されている。

日立 中国・広州市の超高速EVで分速1260m計測

日立 中国・広州市の超高速EVで分速1260m計測

日立製作所は、中国・広州市の超高層複合ビル「広州州大福金融中心」向けに納入する超高速エレベーターの速度試験で分速1260m(時速75.6km)を計測した。
分速1260mは2017年6月現在稼働しているエレベーターで世界最高速に相当するスピード。エレベーターの公的認証機関、国家電梯質量監督検験中心(広東)から正式な速度認定を受けた。
なお、広州周大福金融中心では実運用時は分速1200mでの運転となる。

アド・アジアHD 香港に現法設立し事業開始

アド・アジアHD 香港に現法設立し事業開始

アジアでAI(人工知能)を活用したインターネット広告事業を展開するアド・アジアホールディングス(本社:シンガポール)は、香港に現地法人を設立し、5月31日から事業を開始した。
2017年中にスタッフ20名体制とし、香港証券取引所への上場準備を進めていく。また、香港におけるアドアジアデジタルプラットフォームの導入企業社数100社を目指す。

ロート製薬 医薬卸のインドSastaSudarと業務提携

ロート製薬 医薬卸のインドSastaSudarと業務提携

ロート製薬(本社:大阪市生野区)は、インドで医薬卸業のSastaSudar Healthbuddy Limitedと資本業務提携した。同社へ500万米㌦出資するとともに、子会社のロート・ファーマ(インディア)社は、SastaSudar Healthbuddy Limitedのプラットフォームを活用し、インド市場でOTC点眼薬をはじめとするロート製品を拡販する。
インド市場において急成長する医薬品コマース企業に出資することで、新しいヘルスケアプラットフォームを支援し、ロートのインドでの事業展開に新しいビジネスモデルを構築していく。