「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

テクノプロHD HRnetGroup Limitedへ出資

テクノプロHD HRnetGroup Limitedへ出資

技術系人材サービスグループのテクノプロ・ホールディングス(東京都港区)はこのほど、シンガポールを拠点とする人材サービスグループの持株会社、HRnetGroup Limitedへの出資契約を締結した。
今回の連携により①アジア展開を図る日系企業の現地人材獲得支援②テクノプロHDグループが技術開発のアウトソーシング事業を国内およびアジアで展開するうえでの技術者の獲得③技術者派遣にとどまらない、多様な人材サービス提供力の獲得-などを想定。両社経営陣による初期協議を開始している。
HRnetGroup Limitedは、アジア8カ国・10都市(シンガポール、クアラルンプール、バンコク、香港、台北、広州、上海、北京、東京、ソウル)で多ブランド展開する、日本を除くアジア・パシフィックで最大規模の人材サービスグループの持株会社。

京成電鉄 韓国・空港鉄道と企画乗車券を相互販売

京成電鉄 韓国・空港鉄道と企画乗車券を相互販売

成田国際空港~東京都心を結ぶ京成電鉄(本社:千葉県市川市)と、仁川国際空港~ソウル市内を結ぶ空港鉄道(本社:仁川広域市)は6月1日から、両社が発行するお得な企画乗車券を相互に販売する。
これは両社が相互誘客を図ることを目的に、京成電鉄が発行する「スカイライナークーポン」と空港鉄道が発行する「直通列車乗車券」を協力して相互に販売するもの。両社は6月1日から8月31日まで共同キャンペーンを実施する。

JR九州 東南アでの不動産開発へタイで事務所開設

JR九州 東南アでの不動産開発へタイで事務所開設

JR九州(九州旅客鉄道、福岡市博多区)は、今後の東南アジアにおける事業実現に向け、タイ・バンコクに事務所を開設した。マンション、ホテルなどの不動産開発事業に関する情報収集等の活動を本格的に進める。同事務所は、BTSプロンポン駅直結エンポリアムタワー内。

西日本シティ銀 シンガポールDBS銀と提携の覚書

西日本シティ銀 シンガポールDBS銀と提携の覚書

西日本シティ銀行(本店:福岡市博多区)は、東南アジア地域での顧客企業の海外ビジネス支援を強化するため、東南アジア最大の銀行DBS銀行(本店:シンガポール)と業務提携に関する覚書を締結した。
邦人口座開設サポートはじめ、シンガポール証券取引所(SGX)への上場支援、輸出入取引や銀行保証によるサポートなどを行う。
DBS銀行は、DBSグループの中核企業としてシンガポール、香港、中国、台湾、インドネシア、インドなどアジアを中心に世界18カ国・地域に展開する世界的な金融機関。総資産は3963億シンガポールドル(約32兆円)。

国際貨物輸送のUPS 中国・順豊控股と合弁設立

国際貨物輸送のUPS 中国・順豊控股と合弁設立

UPSと中国S.F.エクスプレスの親会社、順豊控股(以下、順豊)は5月26日、合弁会社の設立および国際輸送サービスの開発と提供に共同で取り組む計画を発表した。
当初は中国から米国への輸送を対象とするが、将来的には他の仕向け先にもサービスを拡大する計画だ。両社は今回の合意を通じ、両社の補完的なネットワークやサービス、ポートフォリオ、テクノロジー、ロジスティクスの知見を相互に活用する。
合弁会社は、世界最大かつ最速の成長率を誇る中国の小口貨物輸送市場で1万3000カ所を超えるサービス拠点を持つ順豊の広範なネットワークの強みとUPSの220以上の国や地域をつなぐ世界最大規模の統合されたグローバルネットワークを結び付けることになる。
UPSは世界最大のエクスプレス貨物輸送会社、順豊は中国大手のエクスプレス輸送会社で、中国全土をカバーする広範なネットワークと包括的なサービス体制を持ち、中国の小口貨物市場で最も高いブランド認知度を誇る。

セブン銀行 フィリピンのBDO Unibankと業務提携

セブン銀行 フィリピンのBDO Unibankと業務提携

セブン銀行(東京都千代田区)は、フィリピンのBDO Unibank,Inc.(マカティ市、以下、BDO)とリテール分野で業務提携に関する覚書を締結した。
両行がリテール金融分野で相互理解を促進し、お互いの協力の下でビジネスの成長につながる協業を検討し、両国の顧客に利便性の高い金融サービスを提供する。その第一弾として、フィリピン向けの海外送金サービスを今夏を目途に開始する。
BDOはフィリピン最大の商業銀行で、総資産額、預金量、融資額等の分野でフィリピン第1位。

ベトナム初の地下鉄 日本企業がシールドで工事開始

ベトナム初の地下鉄 日本企業がシールドで工事開始

ベトナムで初めてとなる、日本企業による地下鉄工事が同国最大の都市ホーチミン市で始まった。
同1号線工事は、ホーチミン市と郊外の19.7㌔㍍を高架と地下トンネルで結ぶもの。歴史的な建造物が多い中心部では景観を守りたいとのベトナム側の意向もあり、地下を通すことになった。中心部の2.5㌔を地下、残りの17.2㌔を高架でつなぐ。地下3駅、地上11駅の合わせて14駅が建設される予定。
1号線の総事業費およそ2400億円のうち、これまでに1500億円余りの円借款が認められ、2020年11月の開業を目指して工事が進められている。今回のすべての工事を清水建設など日本の大手ゼネコンが受注している。
地下鉄部分の工事は円筒型の掘削機「シールドマシン」で地中を掘り進めながら、掘削機の内部でトンネルの壁を組み立てる「シールド工法」が採用される。同工法が使われるのは東南アジアではインドネシアに次いで2番目。

三井住友信託銀 越BIDVグループとのリース合弁始動

三井住友信託銀 越BIDVグループとのリース合弁始動

三井住友信託銀行はベトナムにおけるBIDVグループとのリース合弁会社BSLの営業を開始すると発表した。
同行は子会社の三井トラスト・パナソニックファイナンスとともに培った日本におけるリースや与信管理のノウハウをBSLに提供。BIDVの顧客基盤を活用したベトナム企業向けリースに加え、在ベトナム日系企業の販売促進に資する販売金融リースや、ベトナム・ドン建て設備リースを提供して、日系企業のベトナムにおける事業拡大にも寄与していく。

ニチリン 中国江蘇省に新会社 上海日輪の事業を移管

ニチリン 中国江蘇省に新会社 上海日輪の事業を移管

ニチリン(本社:兵庫県姫路市)は中国江蘇省常熟市に、上海北蔡工業有限公司(以下、上海北蔡)と新たな合弁会社を設立し新工場を建設する。そのうえで、これまで上海北蔡と設立し運営してきた「上海日輪汽車配件有限公司」(以下、上海日輪)の事業を順次、新合弁会社に移管し、一層の業容拡大を図ることになった。
上海日輪の全事業移管後は同社を清算する予定。
新会社「蘇州日輪汽車配件有限公司」(仮称)の資本金は9618万元(1400万米㌦、約15億6300万円)。持分比率はニチリン72%、上海北蔡28%。自動車、二輪車用各種ホース等の製造・販売を手掛ける。12月に設立する予定。

ルネサス 中国長城汽車と自動運転車の開発で協業

ルネサス 中国長城汽車と自動運転車の開発で協業

ルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区、以下ルネサス)とSUVやトラック分野で中国最大の自動車メーカー、長城汽車股●有限公司(本社:中国河北省保定市、以下、長城汽車)はこのほど、中国における電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド(PHV)といった新エネルギー車および自動運転車などの分野に向けた車載用半導体技術およびソリューションの共同開発に関する戦略的協業を発表した。
これにより、両社のエンジニアで構成される共同開発チームは①新エネルギー車の要となるシステム②高速かつ堅牢な通信を実現する車載ネットワークシステム③安全と快適を両立する次世代車載インフォテインメントシステム④自動運転の実現に必要なADAS(先進運転支援システム)-の4つの分野での技術開発を進める。
エネルギー車の開発については、中国政府が国家戦略産業と位置づけ、2020年までに新エネルギー車の年間生産・売上台数を200万台まで拡大させ、2025年までに自動車生産・売上に占める新エネルギー車の割合を20%以上まで成長させる方針を発表している。