ユーグレナ シンガポールで初の海外向けサプリ
ユーグレナ(東京都港区)は4月25日から、自社ブランド製品として初の海外向け専用製品となる、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)入りサプリメント「EuglenaP-3(ユーグレナピースリー)」をシンガポールで展開開始すると発表した。
90粒入りで112シンガポールドル(税抜き約9000円)、税込み120シンガポールドル。クリニック、調剤薬局、一部ECサイトでの展開を予定(現地企業経由)。
住友商 タイなどで四輪・二輪用鋼管3会社の株式取得
住友商事(東京都中央区)は四輪・二輪用鋼管製造・販売会社、Thai Steel Pipe Industry Co.,Ltd(タイ・チョンブリ、以下TSP社)、Vietnam Steel Product,Ltd.(ベトナム・ハノイ、以下VSP社)、Seymour Tubing Inc.(米国インディアナ州、以下STI社)の3社の株式を三井物産より取得することで合意した。
TSP社、VSP社は株式の買い増しにより、事業への関与を深め、STI社は株式を新たに取得することで、北米の自動車マーケットにおける戦略的取り組みを強化する。
今回の株式取得後の住友商事グループの出資比率は、TSP社45%、VSP社40%、STI社20%となる。
東レ トレフィル使い工業廃水再利用 コスト3割削減
東レ(東京都中央区)はこのほど、廃水処理が困難とされている中国の石炭化学工場廃水を対象として、逆浸透(RO)膜の前処理に同社限外ろ過(UF)膜トレフィル(R)を適用することで、UF膜の運転コストを従来の工業廃水再利用プロセスより約3割削減できることをパイロット設備で実証した。
この成果は、同社のグローバル研究拠点の一つ、東麗先端材料研究開発(中国)有限公司水処理研究所との連携により得られたもの。今回、浄水設備向けで実績のあるトレフィル(R)が、工業廃水再利用にも有効であることを実証できたことを受け、今後工業廃水の再利用用途への適用拡大を進めていく。
世界人口の急増と経済成長を背景に地球規模で水不足が深刻化している中、下水や産業廃水は貴重な水資源であり、分離膜を用いた再利用の動きが進んでいる。
積水化 中国子会社の株式譲渡で水インフラから撤退
積水化学工業(大阪市北区)の環境・ライフラインカンパニーは中国における水インフラ事業の構造改革として、連結子会社の積水可耐特(河北)環境科技有限公司(以下、積水KNT)の持分株式75%のうち65%を海天企業香港実業有限公司に譲渡した。これにより経営権を譲渡し、中国における水インフラ事業から撤退、同事業の構造改革を完了した。
同社の環境・ライフラインカンパニーは2013年2月に中国沿岸部における水インフラ事業の本格拡大を目的として積水KNTの株式を75%取得し、FRP製タンクや灌漑などに使用される大口径の強化プラスチック複合事業を展開してきた。しかし、近年は中国の景気悪化に伴い、収益低迷状況が続いていた。