トリケミカル研究所 台湾子会社が新工場建設を検討
半導体・光ファイバー・太陽電池用材料などを手掛けるトリケミカル研究所(山梨県上野原市)の台湾の100%子会社「三化電子材料股份有限公司」は、新工場を建設する方向で検討に入ることになった。生産・開発体制の強化と最適化に取り組むため。
日立造船 ラオスから水門・鉄管工事受注 仮締切工法
日立造船はこのほど、安藤間(ハザマ、東京都港区)よりラオス「ナムグム第一水力発電所拡張事業」における水門・鉄管工事を受注した。この工事で適用する仮め締切り工法は、日本企業にとって海外のダム再開発工事向けは初めての実施となる
同事業は、首都ビエンチャンの北方約65㌔㍍に位置する既存のナムグム第一水力発電所で、発電ユニットを1基増設することにより、ビエンチャン首都圏のピーク電力需要への対応能力の強化を図るもの。日本のODA(政府開発援助)の有償資金協力で実施する。
安藤ハザマが全体施工を担い、日立造船は同工事で設置される仮締切設備、水門・鉄管の製作および、現地での据え付け工事を請け負う。既設ダムの運転を止めずに工事を行ことができる
シンガポール企業が高齢者見守りで富士通IoT S採用
富士通アジアは、高齢化が加速するグローバル社会の課題解決に取り組むシンガポールのコネクテッドライフ(本社:シンガポール)が高齢者の自立支援クラウドサービスに富士通のIoTソリューション「FUJITSU IoT Solution UBIQUITOUS WARE 居住者の見守りソリューション」が採用されたと発表した。
シンガポールでは単身世帯の3分の1が65歳以上の高齢者で、また同居家族がいる場合でも、家族が働きに出ているため、一日のほとんどを高齢者が一人で過ごしているといったデータがある。富士通の既述の居住者の見守りソリューションを組み込んだコネクテッドライフが提案するサービスは、家族に安心を提供するとともに、一人暮らしの高齢者の安全な生活を支援する。
富士ゼロックス デジタルラベル印刷ビジネスに参入
富士ゼロックスのアジアパシフィック地域における営業・マーケティング活動を統括する関連会社、富士ゼロックスアジアパシフィック(本社:シンガポール)は、Durst Industrial Services Pte.Ltd.(所在地:シンガポール、以下ダースト社)と提携、成長著しいデジタルラベル印刷ビジネスに参入する。
ダースト社のUV(紫外線)デジタルインクジェット式ラベル印刷機「Durst Tau330」シリーズの独占販売契約をオーストラリア、ニュージーランド、中国(台湾、香港を含む)で締結。また、シンガポール、タイ、インドネシア、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、カンボジアでは非独占販売契約を締結し、商品ラインアップの拡充を図る。
Durst Tau330は溶剤インクよりも速乾性に優れたデジタルUVインクジェット技術を採用、インクに紫外線を照射し瞬間硬化させる手法で、熱に弱いとされるフィルムやラベルなど様々なマテリアルへの高速印刷が可能になる。
イーガーディアン グローバル展開へ 比に現地法人
総合ネットセキュリティ企業、イーガーディアン(東京都港区)は、本格的なグローバル展開の第一歩として9月にフィリピンに現地法人(子会社)を設立する。
新会社「E-Guardian Philippines Inc.」の所在地はマニラ首都圏マカティ市。資本金は3000万ペソ(約7000万円)の予定。イーガーディアンが100%出資する。9月に設立し、10月に操業開始する。
海外へ進出する日系企業や、日本へサービスを提供する外資系企業向けに投稿監視などのネットパトロールや広告BPO、ゲームユーザーサポートなどの多言語カスタマーサポートサービスを提供する。