「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

眼鏡「オンデーズ」 インドのレンズカート傘下に

眼鏡チェーンのオンデーズ(本社:東京都品川区)は6月30日、インドのレンズカート・ソリューションと経営統合することで合意したと発表した。レンズカートがオンデーズの持ち株会社の株式の過半数を取得する。買収額は非公表。
オンデーズは統合後も一部株式を継続保有し、「オンデーズ」を独立したブランドとして経営していく。
レンズカートの買収後は総店舗数約1,600店舗と、アジアでは最大規模の眼鏡チェーンとなる。

ANA 北京線を7/11に再開 まず復路で週1便運航

全日本空輸(ANA)は7月11日から、北京発成田行きの運航を再開する。まず週1便(月曜日)体制でスタートする。ANAが北京線を運航するのは約2年3カ月ぶり。成田発の往路は中国当局の許可が出ておらず、当面は貨物専用便とする。米ボーイングの中型機「787」を使用する。
なお、中国へはすでに上海線、広州線、香港線など6路線を往復で運航している。

EU 35年までにガソリン車の新車販売事実上禁止

欧州連合(EU)加盟国でつくる環境相理事会は6月29日、EUの気候変動関連の包括策で合意した。この結果、EU域内では2035年までに二酸化炭素(CO2)を排出する内燃機関車の新車販売を事実上禁止することが固まった。ある程度想定されていたこととはいえ、世界の自動車メーカー各社はいよいよ”脱ガソリン車”への対応を迫られることになる。

JBICの先進国向けアンモニア事業への融資可能に

日本政府は6月28日、国際協力銀行(JBIC)の業務を広げる政令改正を閣議決定した。これにより日本企業による先進国でのアンモニア事業などへの協調融資を認めることになった。6月30日に施行する。温暖化ガスの排出を減らす次世代燃料と期待されるアンモニア関連の市場開拓を後押しする。
政府が全額出資するJBICは、民業圧迫を避けるため業務に制限がある。JBIC法施行令の改正で融資範囲を拡大する。
このほか、先進国での電気自動車や半導体、バイオ医療品事業などに対する融資も新たに認めることになった。

スズキ インド新工場は年産100万台 能力4割増強

スズキ(本社:静岡県浜松市)は6月29日、インド北部ハリヤナ州に建設予定の四輪工場の年間生産能力を100万台にすることを明らかにした。同社は現在インドで年間225万台の生産能力があり、今回の増強により4割程度引き上げる計画。能力100万台体制の時期は明らかにしなかった。
インドは世界2位の人口を擁し、この人口増を背景とした経済成長で自動車の購入意欲は引き続き強いと判断。増大する需要を取り込む。

ヤンマーHD 25年までに国内で電動小型農機発売

ヤンマーホールディングス(本社:大阪市北区)は6月29日、2025年までにトラクターなどの電動農機を発売すると発表した。主に日本国内で20馬力程度までのトラクターや野菜収穫機など小型機を市場投入する。欧州向けにショベルカーなど小型電動建設機械の発売も目指す。大きな馬力が必要な中型以上のトラクターなどは、水素などを動力源にすることも検討する。

自動車8社の5月国内生産16%減の39.6万台余

国内自動車大手8社が6月29日発表した国内生産台数は、合計39万6,433台で前年同月比16.0%減となった。世界的な半導体不足に加え、新型コロナウイルス禍で政府が”ゼロコロナ”という厳しいコロナ対策を敷く中国・上海市の長期にわたるロックダウン(都市封鎖)による部品調達難が響いた。