「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

ルネサス インドのTata,Tejasと戦略提携 関係強化

ルネサスエレクトロニクス(本社:東京都江東区)は6月29日、インドおよび新興市場向けのエレクトロニクスの進化を加速するためにルネサスの半導体ソリューションの設計・開発・製造面で、いずれもTata企業のTata Motors Ltd.(本社:インド・ムンバイ、以下、TML)およびTejas Networks Ltd.(本社インド・ベンガルール、以下、Tejas)と戦略的な提携関係を結んだと発表した。
2022年3月にはルネサスとTataグループ企業のTata Elxsi(インド・ベンガルール)が次世代EVイノベーションセンター(NEVIC)の設立を発表しているが、今回の取り組みはルネサスとTataグループの技術・ビジネスパートナーとしての長年にわたる関係性を発展させるもの。

キリンHD ミャンマーの2合弁事業の売却発表

キリンホールディングス(本社:東京都中野区)は6月30日、ミャンマー国軍系企業と合弁で運営するビール会社「ミャンマー・ブルワリー(MBL)」の全保有株式をMBLに売却すると発表した。売却額は約224億円を予定。
キリンは、2月にミャンマー撤退を表明して以降、国軍と関係のない第三者の企業への売却を探ったが、有力な買い手を見つけられなかった。MBLが6月29日、キリンHDが保有する51%の株式を譲り受けることを決議した。株式の譲渡日は未定。
なお、キリンHDはミャンマー国軍系企業のミャンマー・エコノミック・ホールディングス((MEHL)との合弁のビール会社「マンダレー・ブルワリー」も同様に全保有株を合弁企業に売却する。

日産自 ロシア工場9月末まで生産停止を発表

日産自動車(本社:横浜市西区)は6月28日、ロシア北西部サンクトペテルブルクの工場について、9月末まで生産を停止する方針を明らかにした。同日、本社で開かれた定時株主総会で内田誠社長兼最高経営責任者(CEO)が、戦況が長引き好転していないとし、改めて長期にわたる生産停止を表明した。

SBI HD シンガポールのEC展開のPower2SMEへ出資

SBIホールディングス(本社:東京都港区)は6月27日、インドとケニアで中小零細企業向けに電子商取引(EC)システムを展開するシンガポールのPower2SME Pte.Ltd. へ出資したと発表した。Power2SMEは「SOLV(ソルブ)」ブランドでECプラットフォームなどを運営している。また、今後ベトナム、マレーシア、バングラデシュ等への展開も検討している。

ヤマハ発動機 工場の脱炭素目標35年達成へ前倒し

ヤマハ発動機(本社:静岡県磐田市)は6月28日、海外を含む自社工場で温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルの目標達成時期を2050年から15年繰り上げ、2035年に前倒しすると発表した。工場の立地環境に合わせ、水力発電由来の電気や太陽光発電の導入を進めるなど再生可能エネルギーの利用を増やしていく。これにより、海外を含む自社工場の生産活動におけるCO2排出量は2035年に92%削減(2010年比)となる見込み。残るCO2排出量は国際的に認められた手法でオフセットを行い、最終的にカーボンニュートラルを達成する予定。

清水建設 バンドン工科大学と環境浄化で協力関係構築

清水建設は6月27日、インドネシアのバンドン工科大学との間で、土壌・地下水汚染浄化分野での協力関係を構築したと発表した。同社の環境浄化エンジニアリング事業のグローバル展開に向けた施策の一環。
両者はは6月17日、バンドン工科大学ジャティナンゴールキャンパス(所在地:西ジャワ州バンドン市)で「土壌・地下水汚染に関するワークショップ」を共同開催している。

大同工業 ベトナム子会社がホーチミン市に支店開設

大同工業(本社:石川県加賀市)はこのほど、二輪車用チェーンの製造・販売を手掛けるベトナムの連結子会社、D.I.D Vietnam Co.,Ltd.(所在地:フンイエン省、以下、DVN)がホーチミン市で支店を開設し、新事業を展開すると発表した。新事業として産機事業(エンジニアリング)や、タイの連結子会社で手掛けている搬送関連製品の新たな商流創出などを予定。

エネチェンジ EV充電器設置で三菱オートレースと提携

エネチェンジ(本社:東京都千代田区)は6月28日、電気自動車(EV)充電器の設置事業で自動車リース大手の三菱オートリース(本社:東京都港区)と販売パートナー契約を結んだと発表した。今回の提携を通じて顧客網を拡大し、電力・ガスプランの取り次ぎに次ぐ新たな収益源として、EV充電器サービスの育成を急ぐ。

ジーフロッグ ミャンマーの日本語教育施設の運営再開

ミャンマー専門の人材・教育を手掛けるジーフロッグ(本社:千葉県船橋市)は6月27日、ミャンマーで事業中断していた日本語の教育施設「琴丸教育センター」の運営を再開したと発表した。同施設は2020年8月に開校したが、折り悪く新型コロナウイルス禍で休校に入り、そして2021年2月1日に発生した軍事クーデターにより、事業を中断していた。
ミャンマーの最大都市ヤンゴン市には日本への留学や日本で働くため、日本語教育の人気が高く、約300の日本語教育施設が存在するといわれている。