「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

PPIH 香港「DONKI」店内で精米,できたておにぎり提供

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(本社:東京都目黒区、以下、PPIH)は6月24日、グループのパン・パシフィック・リテールマネジメント(香港)(本社:香港)が、香港1号店「DON DON DONKI Mira Place2(ミラプレイス2)」店内に「安田精米Mira Place2」をオープン。精米したての米と、できたておにぎりの提供を開始したと発表した。
同店は香港事業で初となる、精米したての新鮮な米や玄米を販売する日本産の米専門店。

日立 時速1200㌔輸送実現へシミュレーションS開発

日立製作所は6月24日、最高時速1200kmでの走行を目指す次世代高速輸送「ハイパーループ」のシミュレーションシステムを開発したと発表した。信号や運行管理などをデジタル上で試験する。
鉄道子会社の日立レールがハイパーループ・トランスポーテーション・テクノロジーズ(TT)と組んで開発した。高速で移動するカプセルの制御をシミュレーションする。トンネルの内部をほぼ真空にすることで、空気抵抗をできるだけ少なくし、磁石でカプセル上の車体を浮かして前進する。
ハイパーループは、米テスラ創業者のイーロン・マスク氏が2013年に構想を明らかにし、欧米企業などが開発を競っている。欧州共通の列車制御システム「ERTMS」の信号技術に準拠し、新たな規格づくりが不要になる。

メルカリ インド・ベンガルール市に開発拠点設立

メルカリは6月24日、インド・カルナタカ州ベンガルール市に技術開発拠点として、現地法人「Mercari Software Technologies India Private Limited」を6月23日、設立したと発表した。新会社の資本金は3,000万ルピー。
ソフトウェアエンジニアをはじめとした技術系人材を中心に、メルカリの日本国内事業の開発に携わっていくほか、メルカリUS事業の開発にも携わる予定。

自動車部品大手マレリHD 民事再生で再建へ

経営再建中の自動車部品大手、マレリホールディングス(旧カルソニックカンセイ)は6月24日、法的整理で民事再生の一種、簡易再生に向けた手続きを申し立てたと発表した。私的整理の一つ、事業再生ADR(裁判以外の紛争解決)の成立を目指していたが、一部金融機関の合意を得られなかった。負債総額は1兆円を超える見込み。

三井住友FGとSBIHD 資本提携 金融デジタル化加速

個人顧客の預金を大量に抱えるメガバンクと、個人投資家を中心とするネット証券最大手が組むことになった。三井住友フィナンシャルグループ(FG)とSBIホールディングスは6月23日、資本提携すると発表した。SBIHDが実施する第三者割当増資で三井住友FGが796億円出資し、約10%の株式を保有する大株主となる。これにより、両社は金融のデジタル化で銀行と証券の連携を加速する。

スカパーJSAT インドネシアで高速通信サービス開始

スカパーJSAT(本社:東京都港区)は6月22日、インドネシアの通信事業者、インド・プラタマ・テレグローバル(本社:ジャカルタ)と共同で高速大容量衛星「JCSAT-IC」を利用した高速通信サービスを開始したと発表した。島嶼国、インドネシアのデジタルデバイド問題の解消に寄与する。

五洋建設 シンガポールの大型病院建設工事を受注

五洋建設(本社:東京都文京区)は6月23日、シンガポール保健省(MOH)から大型医療施設、エレクティブケアセンターの新築工事を受注したと発表した。受注額は約806億円。この工事には隣接する病院と接続するための連絡橋の新設も含まれている。今回の受注はセンカン総合病院、アウトラム・コミュニティ・ホスピタルに続くMOH発注の大型病院新築工事。

バリュエンスHD ジャカルタに「なんぼや」6号店

ブランド品のリユース事業を手掛けるバリュエンスホールディングス(本社:東京都港区)は6月23日、インドネシアの首都ジャカルタに高級ブランド品の買取専門店「なんぼや」の6号店をオープンしたと発表した。西ジャカルタの商業施設「セントラルパークモール」内に同日、オープンした。

5月の世界粗鋼生産3.5%減 10カ月連続マイナス

世界鉄鋼協会がまとめた世界64カ国・地域の5月の粗鋼生産量(速報値)は前年同月比3.5%減の1億6,950万トンだった。前年割れは10カ月連続。新型コロナウイルスや半導体不足、ロシアによるウクライナ侵攻などが鉄鋼需要に響いた。
主要国の生産状況をみると、最大生産国の中国は前年同月比3.5%減の9,660万トン、
インドは同17.3%増の1,060万トン、米国は同2.6%減の720万トン、日本は同4.2%減の810万トンだった。

パワーエックス岡山に日本最大級の蓄電池組立工場

自然エネルギーの普及および蓄電および送電で新事業を手掛けるパワーエックス(本社:東京都港区)は6月23日、岡山県玉野市に日本最大級の蓄電池組立工場「Power
Base」を建設すると発表した。Power Baseは2023年からテスト生産し、2024年春からEV急速充電器、定置用蓄電池製品の出荷を開始する予定。
工場の敷地面積は約2万8,272㎡。年間生産能力は最大5ギガワット時(GWh)で、年間約1万台分の蓄電池製品に相当する蓄電池生産ライン以外に、研究開発センター、オフィススペース等も敷地内に設置される。