ホンダ(本社:東京都港区)の中国法人本田技研工業(中国)投資有限公司(本社:北京市)は1月6日、中国における四輪車生産販売合弁会社、東風本田汽車有限公司(以下、東風Honda)が今後市場投入を拡大する電気自動車(EV)の生産体制構築に向け、EV専用の新工場を建設すると発表した。
新工場は2024年の稼働開始を目指し、湖北省武漢市の武漢経済開発区に建設し、敷地面積63万㎡、基本生産能力は年間12万台を予定。完成車一貫生産が可能な高効率・スマート工場として、プレス、溶接、塗装、組み立て、完成車検査などの工程を有し、組み立て工程などを中心に業界トップ水準の自動化率を目指す。また、ソーラー発電などの再生可能エネルギー活用に加え、再生水循環利用などによる資源節約、大気汚染の主要な原因物質、VOCの削減など、サステナブルな取り組みも積極的に進めていく。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
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CCCと双日 マレーシアでFC事業を展開する合弁会社設立
カルチュア・コンビニエンス・クラブ(以下、CCC、所在地:東京都渋谷区)と双日(本社:東京都千代田区)は1月5日、CCCが日本国内で展開する「蔦屋書店」および「TSUTAYA BOOKSSTORE(以下、TBS)のフランチャイズチェーンについて、マレーシアにおけるフランチャイズ事業を展開する合弁会社を設立したと発表した。
現地加盟企業とフランチャイズ契約を結び、2021年12月にオープンした商業施設「Pavillion Bukit Jalil(ブキット・ジャリル)」内に、2022年春をめどにASEAN加盟国では初となる複合型書店の高級業態「蔦屋書店」を開業する予定。同店では書籍だけでなく、文具も美術品も販売するほか、飲食店も併設する。
CCCと双日が設立した共同出資会社が現地の企業とフランチャイズチェーン(FC)契約を締結する。この共同出資会社は今後、他のASEAN地域における店舗展開も推進する。CCCはASEAN地域で400店舗を展開するとの目標を掲げている。
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ソニー EV事業の子会社「ソニーモビリティ」設立へ
ソニーは1月5日、EV(電気自動車)事業を担当する新会社「ソニーモビリティ」を2022年春に設立すると発表した。同日(日本時間)、米国ラスベガスの展示会「CES2022」に先立つプライベートイベントで明らかにした。
2020年に公開したセダン型試作車の公道試験などを通じて蓄えた知見を活用し、EV事業化に向けた本格的な検討に入る。脱炭素の流れを背景に世界的にEVへの関心が高まる中、異業種からの参入が加速する契機となる可能性がある。
今回、米ラスベガスで開催中のテクノロジー見本市(CES)の会場で、ソニーグループのEVとして2モデル目となる多目的スポーツ車(SUV)型の新たな試作車を公開した。同社が得意とする画像処理半導体を含む40のセンサー類を車内外に搭載し、安全に配慮したという。音響技術などを生かしたエンターテインメント機能も高めた。