「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

トランスコスモス ベトナム初のニアショアセンターを開発

トランスコスモス(本社:東京都豊島区)は10月21日、ベトナムラムドン省ドゥックチョン県に新たなオペレーション拠点「ラムドンセンター」を開設したと発表した。ベトナム初のニアショアセンターで、オペレーション拠点としてはハノイセンター、ホーチミン第一センター、ホーチミン第二センター、ホーチミン第三センターに次ぐ5拠点目。ラムドンセンターの敷地面積は2,400㎡、席数は500席。

CTC 水素インフラのトータルシミュレーションサービス開始

伊藤忠テクノソリューションズ(本社:東京都港区、略称::CTC)は10月25日、持続的な水素社会の実現を目的として、水素の生成、輸送、貯蔵、使用に関連したシミュレーションサービスを同日から開始すると発表した。製造、運輸、エネルギー分野の企業に向けて展開し、水素利用の普及を通してm、脱炭素の進展に貢献していく。

三菱電機 機械室レス・エレベーター発売 仕様を拡張

三菱電機は10月25日、海外向け基幹機種の機械室レス・エレベーターの新製品として、仕様を拡張した「NEXIEZ-MRL(ネクシーズエムアールエル)」を10月29日に発売すると発表した。運行効率の向上に加え、ニューノーマル下での新たなニーズであるウイルス対策ソリューションの提供など仕様を拡張した。ASEANや中東をはじめとした海外市場向けに、2022年度に年間5,000台の販売を目指す。

富士フィルムMなど新型コロナ抗原検査出張サービスで協業

富士フィルムメディカル(本社:東京都港区)、JTB(本社:東京都品川区)、医療法人社団プラタナス(所在地:東京都世田谷区)の3社は10月25日、東京、神奈川、千葉、埼玉の経済活動の推進と新型コロナウイルス感染拡大防止の両立を目指す事業者を対象とした、新型コロナウイルスの抗原検査出張サービス事業で協業し、同日よりサービスの提供を開始すると発表した。
同サービスは4都県の事業者の希望する場所で利用可能。抗原検査キットなどの医療資材、検査を行う医療従事者など検査に必要な環境をまとめて提供する。抗原検査は検体採取後、試薬に検体を滴下してから約15分で検査を得ることが可能。検査結果が陽性の場合、結果を速やかに事業者に報告する。

アデランス開発の光触媒溶剤がコロナウイルス99.7%不活化

毛髪・美容・健康のウェルネス事業をグローバル展開するアデランス(本社:東京都新宿区)は10月25日、グループのアデランスバイオ社(本社:佐賀市)が製造開発した光触媒溶剤が新型コロナウイルスに対する不活化効果を実証するため、公立大学法人 奈良県立医科大学で試験を実施、99.700%不活化することを確認したと発表した。当該溶剤は今後、アデランスバイオ社で商品化を進めていく。
同社は2020年9月、光触媒技術を用いた環境衛生事業を立ち上げ、光触媒ブランドの展開を開始。2021年3月アデランスバイオを設立し、7月に佐賀市内に工場を竣工、8月から本格稼働を開始している。光触媒をはじめとする衛生商品の開発製造から販売までを一貫して手掛けることで、アデランスグループ全体における環境・衛生分野の強化・推進を図る。

楽天モバイル 韓国・イストモブ社を完全子会社化 開発加速

楽天モバイル(本社:東京都世田谷区)は10月25日、P2P(ピアツーピア)ファイル転送ソリューションを開発する韓国のスタートアップ企業、Estmob,Inc(本社:韓国・ソウル、以下、イストモブ社)を買収し、完全子会社化すると発表した。
これにより、楽天グループの通信プラットフォーム事業組織、楽天シンフォニーが韓国における研究開発拠点を設置し、イストモブ社の開発体制や技術を活用したインターネットやエコシステムに関するサービスの製品開発を加速させる。

9月の外食売上高8%減 緊急事態宣言延長で2カ月連続減

日本フードサービス協会(所在地:東京都港区)が10月25日発表した9月の外食売上高(全店ベース)は、前年同月比8%減だった。前年実績を下回るのは2カ月連続。新型コロナウイルス感染拡大前の2019年9月比では22%減となった。9月の客数は前年同月比7%減、客単価は1%減だった。緊急事態宣言の延長により、飲食店への時短要請、酒類提供制限が響いた。
業種別に売上高をみると、「パブ・居酒屋」が前年同月比80%減と4カ月連続で前年実績を下回った。2019年9月比では91%減となった。「ファミリーレストラン」も同25%減と8月の前年同月比21%から減少率が拡大した。一方、持ち帰りや宅配を取り込む「ファストフード」は前年同月比5%増と底堅い。

東芝エネ シンガポールの都市型地下変電所向け変圧器を受注

東芝エネルギーシステムズ(本社:川崎市幸区)は10月22日、シンガポールの電気設備会社イースタン・グリーン・パワーから公益事業会社の地下変電所向けの変圧器を受注したと発表した。受注額は非公表。2023年7月ごろから順次納入する予定。
今回受注した機器は、2025年以降に運転開始を予定している東南アジア初となる230KVクラスの都市型地下変電所向けの変圧器(200MVA)3台、変圧器(75MVA)4台。

出光興産 ベトナム・ビンディン省にブラックペレットプラント

出光興産(本社:東京都千代田区)は10月21日、ベトナム中南部のビンディン省に石炭の代替となるカーボンニュートラル燃料、ブラックペレットの大型商業プラントを、日本企業として初めて建設すると発表した。生産能力は年産12万トン、2022年上期に稼働開始の予定。
新プラントの建設にあたり、同社はベトナムの既存木質ペレットの製造会社へ出資し、新会社「Idemitsu Green Energy Vietnam Limited Company」を設立。既存の工場敷地内に新プラントを建設し、原料は主にアカシアの端材や製材残渣を使用する。