ファーストリテイリング傘下の低価格の若者向けブランド「GU(ジーユー)」が9月6日、秋冬向けの新商品を発表し、性別・年齢にとらわれないファッションを提案した。GUは商品の8割が若い女性向けだが、今回の発表会では、男性向けにワンピースとスカートを重ね着したスタイルを提案するなど「ジェンダーレス」や「エイジレス」をテーマとして押し出しているのが最大の特徴。
今回の発表会でステージに登場したのはタレントの木梨憲武さんや中条あやみさんら、年齢や性別もバラバラな5人。全員、GUが秋冬向けの新商品として発表した、女性用ニットを着こなしていた。
「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ
リケンテクノス 15億円を投じベトナムの生産設備増強
ネクストミーツ シンガポールに製造拠点 年内に生産開始
代替肉ベンチャーのネクストミーツ(本社:東京都新宿区)は9月7日、シンガポールに代替牛肉の製造拠点を開設、第4四半期(10~12月期)にも生産を開始すると発表した。この結果、製造拠点を置くのは世界4カ国・地域目となる。現地の飲食店向けの卸販売のほか、小売販売用の商品も製造する計画。また、周辺諸国への輸出も視野に入れる。
また同日、劇場版「鬼滅の刃」無限列車編とシンガポールでコラボレーションし、9月27日よりシンガポール国内のドン・キホーテ全9店舗(「DON DON DONKI」)でプラントベースのインスタントカレーを、9月3日より現地で人気の和食チェーン「Aburi-en」でネクストミーツ丼を販売していることも明らかにした。
ダイキン 換気機能高めた家庭用エアコン コロナ対策で
石黒大阪大学教授が新会社 アバター技術を実用化へ
トヨタ 30年までに車載電池に1.5兆円投資 コスト半減目指す
トヨタ自動車は9月7日、2030年までに電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)など電動車に使う車載電池の増産や研究開発に1兆5,000億円を投じると発表した。これにより、EVで1台当たりの生産コストの3割を占めるといわれる高い電池のコストを、半分に低減することも目指す。
トヨタは今春、2030年に世界販売1,000万台のうち電動車を800万台にする目標を掲げた。課題は電動車の大量生産に呼応した電池の安定的な調達。巨額投資により、できる限り外部に依存しない自前調達により確保する。
トヨタにはパナソニックと共同で出資する車載電池の生産子会社がある。現在は日本や中国に工場があり、世界で増産に向けた体制を整える。
トヨタの2020年度の電動車の販売は約215万台だった。この大半はエンジンとモーターを併用するHVが占めた。これを2030年には走行中に二酸化炭素(CO2)を全く出さないEVや燃料電池車(FCV)が約200万台、HVや充電が可能なプラグインハイブリッド車(PHV)を約600万台とするのが目標。
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日本ゼオン タイで自動車用アクリルゴムの本格生産開始
日本ゼオン(本社:東京都千代田区)は9月3日、タイ東部ラヨーン県のマプタプット工業団地に新たに設置した現地法人「ゼオン・ケミカルズ・アジア」が、8月にアクリルゴムの生産を開始したと発表した。
アクルルゴムは、耐熱性・耐油性に優れた特殊ゴムの1つで、その特性を生かし、内燃機関搭載車にシールやガスケット、ホースなどの素材として使用されており、アジア地域を中心に今後も需要増が見込まれている材料。
ゼオングループでは、これまで日本(川崎・倉敷)、米国の3拠点でアクルルゴムを生産しており、今回のタイの商業生産開始により、グループ全体のアクルルゴム生産量は年間2万2,000トンとなり、世界4拠点からグローバルに供給する体制を強化する。