日立製作所は2月4日、送配電網子会社、日立ABBパワーグリッドが、シンガポール初のバーチャル・パワープラント(VPP、仮想発電所)向けにバッテリー蓄電ソリューションを提供すると発表した。
シンガポール初のVPP開発事業に携わっている政府系コングロマリット、セムコープと南洋理工大学(NTU)エネルギー研究所から、同事業で利用する蓄電ソリューションの提供者に選定された。VPPは点在する分散型の再生可能エネルギーなどを1つの発電所のようにまとめて制御する仕組み。
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三菱重工 フィリピン・パラヤン地熱発電所29MWバイナリ―P受注
三菱重工は2月3日、グループでイタリアに本拠を置くターボデン社(本社:ロンバルディア州)および三菱パワー(本社:横浜市西区)が、フィリピンのルソン島南東部で運転するパラヤン地熱発電所に29MW(2万9,000KW)級の新規バイナリー発電設備を新設する工事を受注したと発表した。同発電所は、世界最大の地熱発電設備容量を誇るフィリピンのEnergy Development Corporation(EDC)が手掛けるプロジェクト。
ターボデン社が発電システム一式を納入し、三菱パワーが現地対応により支援するもの。2022年末の完成・運転開始を予定。今回導入する29MW級バイナリ―発電により、年間約7万2,200トン(森林換算面積約2万ha、東京ドーム約4,300個分)のCO2排出削減に貢献する見込み。