「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

住友商事 運営するベトナム第二タンロン工業団地で太陽光発電

住友商事(本社:東京都千代田区)は12月1日、ベトナムで運営する第二タンロン工業団地(所在地:フンイエン省、以下、TLIPⅡ)で太陽光発電事業を開始し、入居先企業へ供給すると発表した。
同社は今回TLIPⅡで発電容量1メガワット規模の太陽光発電事業を開始したが、再生可能エネルギーで発電する、グリーン電力事業には継続的に取り組む方針で、将来的には他工業団地等への導入を図り、合計で数百メガワットの発電規模を目指すとしている。

11月国内新車販売は6.7%増の41万台余で2カ月連続のプラスに

日本自動車販売協会連合会および全国軽自動車連合会(全軽自協)のまとめによると、11月の日本国内新車販売台数は前年同月比6.7%増の41万1,601台となり、2カ月連続のプラスとなった。企業間でまだまだ濃淡はあるものの、新型コロナウイルス禍による生産・販売の落ち込みからの回復局面を印象付けた。

横浜市立大など新型コロナの4種類の抗体検出試薬の開発に成功

横浜市立大学の梁明秀教授らは12月2日、東ソー、関東化学との共同研究で新型コロナウイルスに対する抗体を検出できる4種類の抗体検出試薬の開発に成功したと発表した。東ソーの「全自動化学発光酵素免疫測定装置AIA-CL2400」と組み合わせることにより、1時間で最大240テストの検体測定が可能で、さらに結果報告の短縮にも寄与する。

商船三井など 風力と水素活用のゼロエミッション事業始動

商船三井(本社:東京都港区)は11月30日、大内海洋コンサルタント、海上・港湾・航空技術研究所 海上技術研究所、スマートデザイン、東京大学大学院新領域創成科学研究科、西日本流体技研、日本海事協会、みらいえね企画合同会社とともに、風力と水素を活用したゼロエミッション事業「ウインドハンタープロジェクト」を始動し、第一回会合を開催したと発表した。
同プロジェクトは、帆走中に水素の発電タービンを用いて発電し、電気による水電解により生産した水素と、水素キャリア、燃料電池とを組み合わせ、弱風時の推進力を補って船の定時運航を目指す活用や、水素キャリアで貯蔵した水素を陸上消費向けに供給する活用を検討しているもの。

スターラックス航空 12/16より成田-台北線 新規就航

成田国際空港は11月30日、スターラック航空が12月16日より成田-台北線に新規就航すると発表した。就航地は成田-台北(桃園)。機材仕様はA321neo。提供座席数は188隻(ビジネスクラス8席、エコノミークラス180席)。水・土曜日の週2便。
スターラックス航空は、台湾を拠点として2020年に運航を開始したフルサービスキャリア。

USJ スーパー・ニンテンドー・ワールド 21年2/4にグランドオープン

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ、所在地:大阪市此花区)は11月30日、新エリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」を2021年2月4日にグランドオープンすると発表した。
同日、エリア全景などに、「マリオカート」をテーマにした世界初のライド・アトラクション「マリオカート~クッパの挑戦状~」の一部、さらにエリアのシンボルの一つで、マリオカートのアトラクションが入る「クッパ城」の内部も併せて初公開した。

日本製粉 タイで初の海外冷凍食品工場竣工 冷凍生地に市場性

日本製粉(本社:東京都千代田区、ニップン)は11月30日、グループの「NIPPN(Thailand)Co.,Ltd.」(以下、ニップンタイランド社)が、同社プレミックス工場に隣接して建設を進めていた冷凍生地製造工場が竣工したと発表した。今後同国でプレミックスに加え、冷凍生地に十分な市場性が見込めると判断した。
新工場の所在地はタイ・パトゥムターニー県で、延床面積は2,036㎡、冷凍生地の生産能力は年間1,300トン。投資金額は8億円。

東芝 インド大型住宅プロジェクト向けエレベーター161台受注

東芝エレベータ(本社:神奈川県川崎市)はこのほど、子会社のインド現地法人、東芝ジョンソンエレベータ・インド社が、インド・マハラシュトラ州プネ市の大手複合企業、VTP Groupが開発する大型プロジェクトにエレベーター161台を受注したと発表した。
同プロジェクトは8棟の住宅棟で構成され、VTP Group傘下の不動産会社VTP Realtyが開発する注目の大型プロジェクト。東芝エレベータグループがインド国内で受注した物件としては最大規模。2022年までに納入を完了する予定。

ライオン シンガポールのGECSの全株式を合弁相手に譲渡

ライオン(本社:東京都墨田区)は11月30日、シンガポールで植物由来の界面活性剤事業を手掛ける持分法適用会社Global Eco Chemicals Singapore Pte.Ltd.(以下、GECS)の、同社が保有する全株式(出資比率50%)を合弁相手Wilmar International Limitedグループ(以下、Wilmarグループ)に譲渡する契約を締結、合弁契約を解消したと発表した。株式譲渡、合弁解消日は2021年1月4日の予定。

三菱パワー フィリピン・マクバン地熱発電所の設備改修工事を受注

三菱パワーは12月1日、フィリピン・ラグナ州のマクバン地熱発電所1号機の設備改修工事をターンキー方式で受注したと発表した。発電に使う地熱蒸気の条件変化に対応し、蒸気タービンの主要部品を最適な仕様に転換することで、蒸気消費の効率向上を図る。工事完了は2021年を予定。今回の改修により、4万KWの出力で最適化される計画。