住友化学(本社:東京都中央区)は9月15日、中国江蘇省無錫市にポリプロピレン(PP)コンパウンドの生産拠点として「珠海住化複合塑料有限公司無錫分公司」(以下、無錫工場)を、情報電子化学部門が管轄する住化電子材料科技(無錫)有限公司の敷地内に新設すると発表した。すでに設置済みの四川省成都市の拠点とともに、2021年初めの生産開始を予定。無錫工場は中国5拠点目で、同国における自動車材事業を強化する。
PPコンパウンドは、PPにエラストマーやガラス繊維、無機フィラーなどを混錬し、機能性や剛性を向上させた高性能な材料で、自動車のバンパーや内装材、家電製品などに使われている。中国は世界最大の自動車市場であり、自動車の内外装材向けPPコンパウンドの需要が年々増加している。
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スズキ 福祉車両「スペーシア車いす移動車」の安全装備充実
スズキは9月16日、福祉車両ウィズシリーズ「スペーシア車いす移動車」の安全装備を充実するなど、一部の仕様を変更し、同日より発売すると発表した。これは介助する方の負担を軽減するため車両後部のスロープをワンアクションで開閉でき、車いすでのスムーズな乗せ降ろしを可能とした福祉車両。
今回の一部仕様変更では、夜間の歩行者も検知する衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」を標準装備とした。また、HYBRID XグレードにはUSB電源ソケット(2個)や時間調整付フロント間欠ワイパーを新たに装備して使い勝手の良さをより高めた。これらにより経済産業省や国土交通省が普及を推進する「サポカーSワイド」の対象とした。
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三菱商事 インドネシアで初の公共交通指向型都市開発に参画
三菱商事(本社:東京都千代田区)は9月14日、シンガポール政府系投資会社Temasek Holdingsの100%子会社Surbana Jurong社(以下、SJ社)と合弁で設立したMitbana社を通じて、インドネシアの不動産デベロッパー大手の1社、Sinar Mas Land社(以下、AML社)と共同で100ha超の大規模都市開発案件を推進することで合意したと発表した。
このプロジェクトは自動車に依存しない、インドネシア初となる公共交通指向型開発(Transit Oriented Development、以下、TOD)をコンセプトとした住宅・商業施設・学校・病院・公園・交通結節点などの都市機能を組み合わせた、スマートシティ開発を推進する計画。