「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

ロシュ コロナウイルスの抗体検出用試薬を研究用途で発売

ロシュ・ダイアグノスティックス(本社:東京都港区)は5月13日、多検体処理が可能な全自動免疫検査装置「コバス6000」および「コバス8000」などに搭載する抗新型コロナウイルス抗体を検出する研究用試薬「Elecsys Anti-SARS-CoV-2(200)RUO」および「Elecsys Anti-SARS-CoV-2(S300)RUO」を同日発売したと発表した。
日本全国の病院、検査会社等に設置されているすべての全自動免疫検査装置で使用可能で、測定時間は約18分。1時間あたりに提供できる測定結果は「コバス8000」の免疫検査モジュールe801で検査した場合、約300テストとなる。
同製品は2020年4月末までに欧州での使用を可能とするCEマークを取得し、5月2日に米国食品医薬品局(FDA)の緊急使用許可(EUA)を得ている。

ローソン フードデリバリーサービスを大阪府内50店舗に拡大

ローソン(本社:東京都品川区)は5月13日、新型コロナウイルス感染かk大防止のため外出自粛している人たちの”巣ごもり需要”に対応するため、5月14日よりフードデリバリーサービス「Uber Eats(ウーバーイーツ)」を大阪府内のローソン50店舗に拡大導入すると発表した。さらに翌週には神奈川県、京都府、兵庫県内の各店舗にも拡大する予定。
ローソンは2019年8月より日本のコンビニエンスストアで初めてUber Eatsのサービスを開始し、これまで東京都内の88店舗(4月30日現在)で展開している。今後、東京都と大阪府内の店舗を中心に、5月末までに約500店舗への拡大を計画している。

五洋建設 シンガポールの有力設備工事会社を子会社化

五洋建設(東京都文京区)は5月11日、シンガポールのトップクラスの設備工事会社、UG M&E Pte.Ltd.(以下、UG M&E社)の全株式を取得し、子会社化する契約を、親会社のGreatearth Ptd.Ltd.(所在地:シンガポール)との間で締結したと発表した。両社の強みを生かし、営業、技術、人材等のあらゆる面で相互交流することにより、両社にとってのシナジー効果を見込む。

デンカ「アビガン」原料マロン酸ジエチルの生産を5/16より開始

デンカ(東京都中央区)は5月13日、抗インフルエンザウイルス薬で、新型コロナウイルス治療薬としても期待されている「アビガン(R)錠」(一般名:ファビピラビル)の原料となるマロン酸ジエチルの生産を5月16日より青海工場(所在地:新潟県糸魚川市)で開始すると発表した。
日本政府が緊急経済対策として発表した「アビガン」の備蓄量200万人分拡大に向け、5月末から6月にかけて出荷を開始し、確実な原料供給を行っていく。

物流不動産のCRE ベトナム・ハイフォンに物流施設を竣工

物流不動産事業を手掛けるシーアールイー(本社:東京都港区、CRE)は5月12日、連結子会社のCRE Asia Pte.Ltd.(以下、CRE Asia)とSembcorp Development Ltd(以下、セムコープ)が共同出資するSembcorp Infra Services Pte.Ltd.(以下、SIS SG)がハイフォンで開発を進めていた物流施設「Sembcorp Logistics ParkB(Hai Phong)」(所在地:ハイフォン工業団地内)を4月29日に竣工したと発表した。
同施設は2万3,840㎡の敷地に、高床式の平屋建て。延床面積は1万4,286㎡。接車バースにはドックレベラーを設け、1区画2,200㎡とし、複数テナントによる分割使用が可能となっている。今回の竣工により、同社がベトナムで進める物流施設開発事業の管理物件は3棟、延床面積4万3,565㎡(1万3,181坪)となる。

長大 フィリピン・ミンダナオ島で初の風力発電事業に着手

大手建設コンサルタントの長大(本社:東京都中央区)は5月11日、フィリピン・ミンダナオ島カラガ地域で全体計画150MW(メガワット)の開発のうち、第1フェーズの「ミンダナオ島カラガ地域33MW風力発電プロジェクト」に本格的に着手すると発表した。
同プロジェクトは自然電力、エクイパルコ・コンストラクション・カンパニー社、エクイパルコ・ホールディングス社、カラガ・ウィンド・エナジー社とともに、環境省「2019年度から2021年度二酸化炭素排出抑制対策事業費等補助金(二国間クレジット制度資金支援事業のうち設備補助事業)」の採択を受けている。

中外製薬 シンガポール科技庁とコロナ治療薬で共同研究開始

中外製薬(本社:東京都中央区)は5月8日、中外製薬グループのシンガポールの研究拠点、中外ファーマボディ・リサーチ(CPR)が、シンガポール科学技術研究庁(A*STAR)とともに、新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に対する抗体医薬品の共同研究を開始したと発表した。市型コロナウイルスが依然として全世界で猛威を振るう中、早期の新薬創出を目指す。

NTTなど4社が電動車両の普及を目的に活用推進コンソーシアム

NTT、日立製作所、リコー、東京電力ホールディングスの4社は5月11日、企業・団体など合計40事業者の賛同を得て、電動業務車両の普及を目的とした「電動車活用推進コンソーシアム」を設立したと発表した。
同コンソーシアムは、日本国内のCO2排出量削減に向けた課題を共有しながら、単一企業では取り組みが難しい、その解決に向け連携し、ともに取り組みを行うことで、電動車両の導入・活用を推進し社会課題を解決するとともに、持続可能な社会の実現を目指す。

ソニーとANA 次世代遠隔操作ロボの開発協力で基本合意

ソニーグループのソニーAIとANAグループのavatarin(アバターイン)は5月11日、ソニーAIのAI・ロボティクス技術とアバターインのアバター(遠隔操作ロボット)技術を組み合わせ、次世代の遠隔操作ロボットの開発に向けて協力していくことで基本合意したと発表した。両社は保有する技術・ノウハウを組み合わせることで、誰にでも使いやすい遠隔操作ロボットの技術開発および社会実装に関する検討を始める。