「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

Gunosy Capital インドのFaircentに投資

Gunosy(本社:東京都港区)は8月16日、投資育成事業を担う子会社のコーポレートベンチャーキャピタルGunosy Capital Pte.Ltd.(所在地:シンガポール、以下、Gunosy Capital)が、P2Pレンディングプラットフォームでインド最大手のFairassets Technologies India Pvt.Ltd.(本社:インド・ハリヤナ州グルグラム、以下、Faircent)に投資したと発表した。Faiecentは個人や個人事業主間で、少額・短期・高頻度の貸付を行うことができるサービスプラットフォームを提供しており、当該分野で一番最初にライセンスを取得し、現在業界最大手の会社。

オンキョー OEM事業でインドのMOIをグローバル製造拠点に

音響機器メーカーのオンキヨー(本社:大阪市中央区)は8月15日、ホームAV譲渡後の同社の中核となるOEM事業の戦略方針を発表した。生産拠点として、インドのMINDA ONKYO INDIA PRIVATE LIITED(以下、MOI)をグローバル主力製造拠点と位置付ける。また中国の生産拠点、広州安橋音響有限公司(以下、GOA)を戦略的製造拠点とする。MOIでは車載用スピーカーを中心に、年内に月産50万~60万台を目標として生産ラインの拡大を推進。スピーカー部品のボイスコイルやコーン紙はインド工場での内製化を進めることで、コスト競争力および品質の向上を図り、2020年以降、第2、第3工場の設立を視野に生産拡大を目指す。中国GOAは同国内市場への車載用スピーカー供給に注力するとともに、販売好調な加振器「Vibtone」の生産、および今後の市場拡大が見込まれる超小型スピーカーの生産拠点として強化する。このほか、マレーシア、ベトナム、ミャンマー等の東南アジアをグローバル外注戦略拠点として位置づけ、東南アジアのパートナー外注工場の展開を検討している。

エア・ウォーター Lindeインディア社と産業ガス事業の譲受で基本合意

産業ガスメーカー、エア・ウォーター(本社:大阪市中央区)は8月14日、インドの子会社を通じて、Linde India Limited(以下、Lindeインディア社)がインド南部で営む酸素・窒素・アルゴンの製造・販売・供給に関する事業を譲り受けることで、8月13日付でLindeインディア社との間で基本合意書を締結したと発表した。譲受価額は138億インドルピー(約204億円)。譲受事業拠点は3カ所で、オンサイトガス拠点のカルナータカ州ベッラーリ、シリンダ充填所のテランガーナ州ハイデラバードとタミルナドゥ州チェンナイ。事業譲受期日は2019年第3四半期内の予定。

リクルート インドのデジタル決済プラットフォームのペイメントへ出資

リクルートホールディングスの中間持株会社リクルート(本社:東京都千代田区)は8月14日、投資子会社のRSP India Fundを通じ、企業向けのデジタル決済プラットフォームを提供するPayMate India Pvt.Ltd.(ペイメイト、本社:インド・ムンバイ市)へ出資したと発表した。ペイメイトが提供するデジタル決済プラットフォームは、サプライチェーン上で取引を行う企業間ネットワークを構築し、会計・税務、キャッシュフロー管理に関する手順を統一するだけでなく、自動で処理する。リクルートは今回の出資を通じて、同サービスの品質向上および利用拡大を支援し、ペイメイトは今回の資金調達により、販促活動や機能開発を強化していく予定。

オリックス インドの風力発電事業会社を 完全子会社化

オリックス(本社:東京都港区)は8月14日、出資先のインドの開発・投資会社Infrastructure Leasing&Financial Services Limited(以下、IL&FS)傘下のIL&FS Wind Energy Limited(以下、IWEL)と共同開発している風力発電事業子会社の全株式を取得することで合意したと発表した。今後、必要な許認可の取得手続きなどを経て、完全子会社化する予定。オリックスはインドでの風力発電事業を目的に、特別目的会社(以下、SPV)7社の株式の各49%を保有。SPV7社はインド南西部の7州で設備容量計873MWの風力発電所を運営している。                                               インド政府は2022年までに合計175GWの再生可能エネルギーを導入する政策目標を掲げており、そのうち風力発電は60GWの導入を企図している。こうした背景のもと、今回IWELが保有するSPV7社の各株式51%を買い取り、完全子会社化することとした。

三菱地所 フィリピンで初の開発プロジェクト

三菱地所(本社:東京都千代田区)は8月14日、フィリピン・メトロマニラ(マニラ広域首都圏)に拠点を持つデベロッパー、Arthaland Corporationが推進するオフィスビル開発計画「Savya(サビヤ)Financial Center North Tower」プロジェクトに参画したと発表した。この案件は三菱地所グループ初のフィリピンでの開発計画で、2019年1月に基礎工事着工、竣工は2021年末を予定。今回のフィリピンプロジェクトで、三菱地所グループのアジア・オセアニア地域での事業は10カ国・地域となる。

トライステージ シンガポールの連結子会社JML社の全株式を譲渡

トライステージ(本社:東京都港区)は8月14日、連結子会社、JML Singapore Pte.Ltd.(以下、JML社)の全株式をResponze TV International Limitedほか1名に譲渡すること、およびJML社に対する債権を放棄すると発表した。JML社の業績改善のための追加の経営資源や、ダイレクトマーケティング支援事業との、見込まれるシナジーなど総合的に判断した結果、今回の結論となった。

関門海 シンガポールの「玄品」運営会社を子会社化、エリア本部に

関門海(本社:大阪市西区)は8月14日、シンガポールのとらふぐ料理店「玄品」運営会社「VLSG PTE.LTD.」の全株式を取得し、6月1日に連結子会社化したと発表した。取得価額は非公表。今回子会社化したのは、関門海が2017年4月、海外進出のフランチャイズ1号店として開店した店舗。しかし、先方より買取依頼があり、関門海グループの今後の海外展開等を踏まえた結果、同社が直営化したうえで、エリア本部として他の東南アジア地域への展開を進めていくのが最善と判断した。

ココカラ・マツキヨが経営統合協議へ、売上高1兆円規模で業界最大手に

ドラッグストア大手のココカラファインは8月14日、マツモトキヨシホールディングス(HD)との経営統合に向けた協議を始めると発表した。ココカラファインはスギホールディングスからも経営統合を打診されていたが、マツモトキヨシHDと組む方が相乗効果が大きいと判断した。この統合が実現すれば売上高1兆円規模となり、業界最大手となる。