「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

いすゞ・日野自 国産初のハイブリッド連節バスを共同開発

いすゞ自動車(本社:東京都品川区、以下、いすゞ)と日野自動車(本社:東京都日野市、以下、日野)は5月24日、国産初のハイブリッド連節バスを共同で開発し、近日中に両社より発売すると発表した。また、次世代都市交通システム(ART)での活用を想定した連節バス用のITS技術も開発、今後、市場ニーズに応じて実装していくことも明らかにした。今回開発したハイブリッド連節バスは、日本の道路事情を踏まえた車両寸法とし、ハイブリッドシステムの採用により、環境負荷にも配慮している。また先進安全装備として、路線バス初となる「ドライバー異常時対応システム(EDSS)を搭載し、安心・安全な交通社会の実現に貢献する。

商工中金とジェトロ 中堅・中小企業の海外展開支援で連携強化

商工中金と日本貿易振興機構(以下、ジェトロ)は5月23日、中堅・中小企業の海外展開形態が一層多様化する中、効果的かつ機動的なサポートを行うため、2011年に締結した「業務協力に関する覚書」を改訂のうえ、一層の連携を強化することで合意したと発表した。両者が連携し、付加価値の高い支援を行うことにより、地域経済の発展に寄与することを目的とする。セミナーの共同開催ほか、本部間のみならず支店・事務所との間で相互に職員を派遣し、勉強会・意見交換会を実施する。連携強化の第一弾として、商工中金国内支店10店舗で「越境EC」をテーマに合同勉強会を実施し、全国に展開していく。

三井不動産「ららぽーと台湾南港」着工、2021年開業

三井不動産(本社:東京都中央区)の台湾初のららぽーと事業「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台湾南港」の建物の着工式が5月23日、建物全体開発者の中国信託金融ホールディングス傘下の台湾人寿保険股份有限公司(本社:台北市、以下、台湾人寿)により、着工式が執り行われた。近日中に着工し、2021年に開業する予定。三井不動産は台湾人寿が開発するオフィス、ホテルなどの複合建物のうち、商業モールを一括借り上げし、「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台湾南港」として運営する。また、台湾で2施設目のららぽーと事業となる「(仮称)三井ショッピングパークららぽーと台中」の開発も決定している。

アイカ工業 ベトナム初のメラミン化粧板製造工場が完成

アイカ工業(本社:名古屋市中村区)は5月23日、ベトナムのメラミン化粧板の製造販売子会社、アイカ・ラミネーツ・ベトナムの新工場が、ドンナイ省ニョンチャック3工業団地に建設され、5月22日から稼働を開始したと発表した。同工場はベトナム初のメラミン化粧板製造工場で、総投資額は約26億4000万円。敷地面積は2万7098㎡、延床面積は1万1318㎡(事務所棟870㎡を含む)。雇用人員約70名。同工場開設により、ベトナム、タイ等のASEANを中心としたアジア地域および日本向けの化粧板の製造販売を開始する。まずベトナム国内のシェア首位を目指す。

旭化成 ポリアセタール樹脂が中国でグリーン材料に認定

旭化成(本社:東京都千代田区)は5月22日、同社のポリアセタール樹脂「テナック-CZ4520」が、中国の政府機関、中国汽車技術研究センターから低VOC性能が評価され、グリーン材料に認定されたと発表した。同社はZ4520グレードを2004年から日本の水島製造所(岡山県倉敷市)、2014年から中国の旭化成ポリアセタール(張家港)(所在地:江蘇省張家港)で生産している。同グレードは業界で最高レベルの低VOC性能を有し、日本、中国のみならず、多くの国で自動車内装部品やOA部品用途を中心に採用されている。

ソラミツ インドネシア大手銀へブロックチェーン本人認証を導入

ソラミツ(本社:東京都渋谷区)は5月21日、インドネシアの資産総額第三位の大手商業銀行PT Bank Central Asia Tbk(以下、BCA)とともに、オープンソースのブロックチェーン、Hyperledger Iraha(ハイパーレジャーいろは)を活用して、BCAグループ企業向けのKYC(顧客確認)基準に準拠した本人認証プラットフォームを開発し、BCAとテスト運用を完了したと発表した。今回開発した本人認証プラットフォームでは最初の1回のみ通常の本人確認手続きを実行し、本人確認済みであることを証明する検証用トークンをブロックチェーンに登録することにより、以降の金融機関などへの口座開設や申し込みは簡単な操作で実行できるようになる。

開設や

KDDI・住友商事 ミャンマーのモバイルゲーム市場に参入

KDDI(本社:東京都千代田区)と住友商事(本社:東京都千代田区)は5月22日、シンガポールの合弁会社、FUNCREATE PTE.LTD.(以下、FC)の子会社、FUN CREATE MYANMAR LTD.(以下、FCM)を通じて、ミャンマーでモバイルゲーム事業をを共同運営すると発表した。FCおよびFCMは、日本をはじめ各国のモバイルゲームを収集し、ミャンマー向けにローカライズしたうえでミャンマー現地で配信するほか、イベントを通じたプロモーション活動を推進する。これに合わせてKDDIは、シンガポールを拠点にアジア圏でゲームの調達、開発、運用およびマーケティングに優れた知見を持つモバイルゲーム事業者のGO GAME PTE.LTD.と戦略的パートナーシップを構築し、相乗効果を図る。

双日 インド・ベンガルールに出張所開設

双日は5月21日、在インド現地法人、双日インド会社(本社:インド・ニューデリー)がインド南部カルナータカ州の州都ベンガルールに出張所を開設すると発表した。同出張所は、米国サンノゼに続く双日のイノベーション活動の重要拠点となる。2019年1月に双日が投資したスリーワンフォー・キャピタル・アドバイザーズLLP(本社:インド・ベンガルール)が運営するファンド等から、AIやIoT、その他の分野の各種情報をいち早く入手し、現地スタートアップとの協業などを通じて、新規ビジネスの開発に挑戦し、新たな価値の創造を目指す。

全日空商事 シンガポール・チャンギ空港に日本食フードホール 

全日空商事(本社:東京都港区)は5月22日、シンガポール・チャンギ国際空港の第1ターミナル内のランドサイド(3階)に、6月1日からフードホール「JAPAN GOUMET HALL SORA」の2号店をオープンすると発表した。同空港第1ターミナルでは唯一の日本食フードホール。運営は第2ターミナル店(1号店)と同様、全日空商事グループのSG RETAIL PARTNERS PTE.LTD.が担う。

小松マテーレ 中国・海安に新たな生産拠点 

小松マテーレ(本社:石川県能美市、2018年10月1日、旧 小松精練から社名変更)は5月22日、中国江蘇省南通市海安(ハイアン)市に新会社(新工場)を設立すると発表した。現在の生産拠点、蘇州工場の生産能力が限界に達したため。新会社の正式名称「小松美特料(コマツマテーレ)繊維海安有限公司」の資本金は2000万米ドルで、同社が全額出資する。5月27日設立する。敷地面積は5万4600㎡。ポリエステル、ナイロン織編物の高加工技術による無地染め、複合薄膜素材、コーティング加工および生地販売を手掛ける。2019年11月着工し、2020年末竣工予定。2021年以降、生産開始する。海安工場では中国市場に加え、欧州並びに日本の国内市場の需要に柔軟に対応していくため、衣料、非衣料の両分野で高効率かつ高品質な高次機能加工の実現に向け、新技術を積極的に導入した供給体制を整える。