「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

花王 インドネシア合弁の化学品新工場が竣工

花王 インドネシア合弁の化学品新工場が竣工

花王(本店所在地:東京都中央区)は5月13日、アピカグループとのインドネシアにおける脂肪酸製造合弁会社、アピカ花王ケミカルズが同国スマトラ島で建設を進めていた新工場が同日、竣工したと発表した。初期投資額は約8,000万米ドル(約90億円)。
アピカ花王ケミカルズ(所在地:インドネシアスマトラ島リアウ州ドゥマイ市)への出資比率はアピカグループ65%、花王35%。敷地面積は約4万4,000㎡。アピカグループはシンガポールに本社を置き、主にアジアで油脂および油脂誘導体を製造・販売している。

森永製菓 タイ・バンコク市内に販売子会社

森永製菓 タイ・バンコク市内に販売子会社

森永製菓(本社:東京都港区)は5月13日、東南アジアエリアにおける新規市場開拓および営業拠点網の整備を目的として、タイ・バンコク市内に販売子会社を設立したと発表した。新会社「Morinaga Asia Pacific Co.,Ltd.」の資本金は5,714万タイバーツ(約2億円)で、森永製菓が全額出資する。

ウィラー シンガポールで自動運転プロジェクト

ウィラー シンガポールで自動運転プロジェクト

ウィラー(大阪本社:大阪市北区)のシンガポールの全額出資の子会社WILLERS PTE.LTD(以下、WILLERS)は5月14日、シンガポール最大のカーシェアリング事業者Car Club Pte.Ltd.(以下、CCPL社)と、Singapore Technologies Engineering Ltd(以下、STEL社)と自動運転の所要化に向けたコンソーシアムを同日、設立。6月中旬から国立公園「Jurong Lake Gardens(ジュロン・レイク・ガーデン)」で実証実験を開始するために、N-Parks(シンガポール国立公園局)と準備を開始したと発表した。
WILLERSがビジネスデザインの企画および運営を担い、CCPL社が運行オペレーション、STEL社が自動運転制御技術と車両のメンテナンスを行う。ジュロン・レイク・ガーデンでは6カ月間の無償テスト運行の後、有償での商用運行を2年6カ月行う。

IHI シンガポールでCO2のリサイクル技術のデモ装置開発

IHI シンガポールでCO2のリサイクル技術のデモ装置開発

IHI(本社:東京都江東区)は5月13日、シンガポール科学技術庁傘下の化学工学研究所(ICES)と共同開発したメタン化触媒を用いて、CO2からメタンを製造するメタネーション技術のデモ装置を開発したと発表した。
IHIは生産・発電等の過程で排出されるCO2を回収・再利用し、水素と反応させることでメタンを生成する技術の開発に取り組んでいる。この技術によって生成したメタンを既存のパイプラインに供給することで、発電用燃料や都市ガスとして利用することが可能だ。IHIはICESと2011年から共同研究を行い、高い反応効率と耐久性を兼ね備えた独自のメタン化触媒を開発した。

ヤクルト本社 販売・生産力増強し中国事業を拡大

ヤクルト本社 販売・生産力増強し中国事業を拡大

ヤクルト本社は5月14日、中国ヤクルトの販売・生産網を6月1日から増強し、中国事業を拡大すると発表した。
中国ヤクルトの甘粛省蘭州市に蘭州支店、江蘇省南通市に南通支店、浙江省紹興市に紹興支店を設立し、スーパーマーケット等で6月1日から「ヤクルト」および「ヤクルトライト」の販売を開始する。また、中国ヤクルトの製造子会社、無錫ヤクルト(無錫工場)の敷地内に建設した第2工場棟で6月1日からヤクルトの生産を開始する。
今回の生産・販売体制の増強により、中国における販売拠点は46カ所、生産能力は日産380万本となる。

MHPS 中国・製紙大手向けにガスタービン2基受注

MHPS 中国・製紙大手向けにガスタービン2基受注

三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は5月15日、中国の製紙大手、理文造紙有限公司が本拠を構える広東省東莞市の工場向けに、H-25形ガスタービン2基を受注したと発表した。天然ガス焚きコージェネレーション(熱電併給)設備を構成する中核機器となるもの。運転開始は2020年を予定。
同社はガスタービンを納入するとともに、技術者を派遣して機器の据え付け・試運転の指導を担う。
製紙工場の自家発電設備として、出力6万2,000KWの電力とともに、排熱回収ボイラーを通じてガスタービンの排ガスを活用した製造プロセス用蒸気を最大で毎時150㌧供給していく。

星野リゾート 6/30台湾・台中郊外の温泉地に「星のや」開業

星野リゾート 6/30台湾・台中郊外の温泉地に「星のや」開業

星野リゾート(所在地:長野県軽井沢町)は5月15日、台湾の台中郊外にある温泉地、谷●(グーグァン)で6月30日、「星のやグーグァン」を開業すると発表した。
「温泉渓谷の楼閣」をコンセプトに掲げた、星野リゾートが台湾で初めてプロデュースするラグジュアリー温泉リゾート。星のやブランドの海外2軒目の施設。

JBICなど日本触媒のインドネシア法人に2億㌦の協調融資

JBICなど日本触媒のインドネシア法人に2億㌦の協調融資

国際協力銀行(JBIC)は5月13日、日本触媒のインドネシア法人、PT.NIPPON SHOKUBAI INDONESIA(以下、NSI)との間で4月26日、民間金融機関との協調融資で総額2億米ドル(うちJBIC分は9,600万米ドル)の貸付契約を締結したと発表した。
これはNSIがインドネシア・ジャワ島西部のバンテン州チレゴンで手掛けるアクリル酸等の製造・販売事業に必要な資金を融資するもので、生産能力の増強および既存設備の効率化に充てられる。
アクリル酸は主に紙おむつや生理用品等に用いられる高吸水性樹脂あ粘接着剤あ塗料等に用いられるアクリル酸エステルの原料として利用されている。

JQA ベトナムの拠点JQACVが4月から本格稼働

JQA ベトナムの拠点JQACVが4月から本格稼働

一般財団法人 日本品質保証機構(本部所在地:東京都千代田区)は5月13日、日本電計(本社:東京都千代田区)ならびに日本電計ベトナム有限会社(所在地:ベトナム・ハノイ)との共同出資により2018年11月に設立されたJQA Calibration Vietnam Co.,Ltd.(略称:JQACV、所在地:ベトナム・ハノイ)が、4月から本格稼働したと発表した。
同国で今後ニーズの増加が見込まれる、計測機器の校正をはじめとする計測に関連するサービスを総合的に提供する。

三菱地所設計 台湾・高雄市の再開発プロジェクト受注

三菱地所設計 台湾・高雄市の再開発プロジェクト受注

三菱地所設計(本社:東京都千代田区)は5月10日、南台湾最大規模の再開発「高雄MRT凹子底駅前プロジェクト」を受注したと発表した。
敷地は台湾鉄道高雄駅の北、高雄市の新しい商業ゾーンとして開発が進められている地域の一つ。プロジェクトは、オフィス棟とホテル棟の2棟の高層タワーと、所業施設・エンターテイメント施設・水族館などからなる低層部で構成される。敷地面積3万8,466㎡、延床面積約50万5,000㎡。2020年着工、2025年竣工を予定。