荏原傘下のエリオットがインド・バンガロールに新工場増設
荏原製作所の米国の全額出資子会社で、コンプレッサ・タービン事業を担うエリオット(所在地:ペンシルベニア州)グループはこのほど、2月にインドのバンガロールのサービスセンターに新工場を増設し、操業を開始したと発表した。
今回の新工場増設により、中小型蒸気タービンの生産を開始するとともに、アフターサービスを拡充し、インドを中心とする東アジアにおけるコンプレッサ・タービン事業を幅広く展開する中心拠点としていく。増設工場への投資額は非公表。
ニュアンス 印インターネットカーに会話型AIをMGモデルに搭載
ニュアンス・コミュニケーションズ(本社:米国マサチューセッツ州、以下、ニュアンス )は5月7日、上海汽車(SAIC)のインド子会社MGモーター・インドと提携し、ニュアンスの会話型AIを搭載したモビリティ・アシスタントを、インド初のインターネット対応自動車「MG Hector」および今後、全世界で発売予定のMGモデルに搭載すると発表した。
MG Hectorに搭載されたMGモーターの新しいコネクテッドカー向け車載プラットフォーム「iSMART Next Gen」は、ニュアンスのモビリティ・アシスタント・プラットフォームを採用している。ニュアンスの最新技術により、ドライバーは音声による車載システムの操作と対話が可能になる。
ニュアンスはコグニティブAI技術のリーディングプロバイダーで、日本支社(ニュアンス・コミュニケーションズ・ジャパン)の所在地は東京都千代田区。
JVCケンウッド 配車サービスGrab社とセキュリティーS商用化
JVCケンウッド(本社:横浜市神奈川区)は4月26日、東南アジアにおける配車サービス最大手Grab Holdings Inc.(以下、Grab社)と、通信型ドライブレコーダーを活用したドライバー向けセキュリティーサービスのインドネシアでの商用化を共同で開始したと発表した。
両社はドライバー向けセキュリティーサービスの商用化に向けて、インドネシアのジャカルタ、北スマトラ州メダン、南スマトラ州パレンバンの3都市で合計400台のGrab社契約車両による実証実験を行った。その結果を受け次のステップとしてジャカルタでの商用化を開始し、メダン、パレンバン、スラバヤ(東ジャワ州)など他の都市へ順次拡大する予定。
三井不動産 タイで初の物流施設事業 第一弾で2物件
三井不動産(本社:東京都中央区)は4月26日、タイ三井不動産(所在地:バンコク)を通じて、タイ・バンコクで物流施設事業に参画することを決め、Frasers Property(Thailand)Public Company Limited(以下、Frasers)の子会社、Frasers Property Industrial(Thailand)Company Limitedと共同事業契約を締結したと発表した。
この事業は同社グループ初の海外における物流施設事業で、総事業費は2物件(「パンパゴン」、「ワンノイ」)合わせ53億タイバーツ(約185億円)。同社グループの事業シェアは49%。
川崎重工 マレーシアの現地二輪メーカーへ追加出資
川崎重工は4月26日、マレーシアのDRB-HICOM Bhd.(所在地:クアラルンプール、以下、DRB-HICOM社)との間で、両社が共同運営する同国の二輪車製造・販売会社、Motosikal Enjin Nasional Sdn.Bhd.(以下、MODENAS社)の普通株式1,430万株について、DRB-HIKOM社より約4,030万リンギット(約11億円)で取得することで合意したと発表した。これにより、川崎重工のMODENAS社への出資比率はこれまでの19%から30%へ引き上げられる。
MODENAS社は1995年、マレーシア地場ブランドの二輪車の開発・製造・販売を推進するために設立された会社。今回の追加出資により川崎重工が経営に関与することで、MODENAS社の発展に寄与するとともに、マレーシア市場における二輪車事業のさらなる拡大を目指す。