「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

MHPS 発電所ボイラーの内部点検用ドローンを実用化

MHPS 発電所ボイラーの内部点検用ドローンを実用化

三菱日立パワーシステムズ(MHPS、本社:横浜市西区)は、発電所のボイラーなど大型屋内構造物の内部を円滑に点検できるドローン(UAV、Unmanned Aerial Vehicleの略)を実用化する。
手動操縦式UAVは2018年開発を完了しており、2019年4月に点検サービスの提供開始を予定している。また、自律飛行式UAVは、UAVの研究開発を行うA.L.I.Technologies(本社:東京都港区)と開発を進めているもので、2018年試作機による基礎技術検証が終了、2020年度中の実用化完了を目指している。設備の停止期間短縮や定期点検間隔の延伸、緊急対応の迅速・適切化などに役立てるのが狙い。

ミャンマー政府と協力しヤンゴンに介護人材の育成校

ミャンマー政府と協力しヤンゴンに介護人材の育成校

日本とミャンマー企業の合弁で介護人材を養成する「ポールスターカイゴサービス」(所在地:ミャンマー・ヤンゴン)は、ミャンマー保健・サービス省と協力し、ヤンゴン総合病院内で日本語と介護技術を学ぶ訓練校を開校した。3月11日に第1期生となる約90人の生徒が出席し、式典を執り行った。
今回の訓練校では同国の保健・サービス省がヤンゴン総合病院内の施設とミャンマー看護師などの人材を供与。ポールスターカイゴサービスが日本の介護技術者による訓練や日本語の指導、教科書、介護用具の提供を行う形で相互協力する。ミャンマーの公的施設に日本の技術を導入した介護訓練校が設けられるのは初めて。NNA ASIAが報じた。
ポールスターカイゴサービスは2015年、介護関連事業を手掛けるさくらCSホールディングス(所在地:札幌市)傘下のさくらコミュニティサービスと、デイサービス、グループホーム、訪問看護ステーションを手掛ける笑顔いちばん(本部:岐阜市)が、ミャンマー企業と合弁で設立。2019年1月以降、介護職の技能実習生計5人を日本へ送り出している。
同訓練校には第1期で約180人の応募があったが、授業で必要な英語能力の要件などをもとに94人を選抜した。同国政府との契約では訓練校で既定のコースを修了した学生のうち、半数を日本に送り出すことが定められているという。

TSUTAYA 台湾企業と日本国内の店舗展開で基本合意

TSUTAYA 台湾企業と日本国内の店舗展開で基本合意

TSUTAYA(本社:東京都渋谷区)は3月8日、ドリンクチェーン店で台湾ティーブランド「COMEBUY」および「COMEBUYTEA」を展開する長●國際實業股份有限公司(本社:台北市)と日本国内における店舗展開について基本合意したと発表した。
今夏に直営で提携1号店を東京都内にオープンする予定。その後、フランチャイズ展開を計画している。首都圏や政令指定都市を皮切りに、TSUTAYAとの複合店や単独の出店を含め、5年間で100店舗の出店を計画しており、新規加盟企業の募集も予定している。

シチズンマシナリー インドでCNC自動旋盤のオフィス開設

シチズンマシナリー インドでCNC自動旋盤のオフィス開設

シチズンマシナリー(本社:長野県北佐久郡御代田町)は3月8日、インド市場におけるCNC自動旋盤の販売を強化するため、新たにニューデリーに「シチズンマシナリー テクニカルセンター」を開設すると発表した。6月にエンジニアを常駐させて、インド北部の顧客および代理店へのサポートを強化する。
また、インド市場において需要が高まる自動化や省人化ニーズに対応する高付加価値機に呼応、バンガロールテクニカルセンターを2018年夏にスペースを約7割拡張。LVF(低周波振動切磋k)技術をインド市場に広く展開するために、同機能搭載機器を増設、プレゼン機能を充実する。

ダイニチ工業 台湾へコーヒー焙煎機100台輸出

ダイニチ工業 台湾へコーヒー焙煎機100台輸出

ダイニチ工業(本社:新潟市)はこのほど、3月にコーヒー機器、自社ブランド「カフェプロ」のコーヒー豆焙煎機(MR-120)を台湾へ100台輸出すると発表した。価格は1台当たり4万5,000台湾ドル(1台湾ドル=約3.6円)。
コーヒー豆焙煎機の台湾への輸出は2014年3月に今回と同様、100台出荷して以来5年ぶり。同社は台湾へ石油暖房機器、加湿器なども輸出している。

NTTドコモ インドネシアSTP社と共同実証に合意

NTTドコモ インドネシアSTP社と共同実証に合意

NTTドコモとインドネシアで通信鉄塔リースを行うPT Solusi Tunas Pratama Tbk.(以下、STP)は3月8日、ドローンによる鉄塔点検サービス「docomo sky for Tower Inspection」の共同実証プロジェクトに基本合意したと発表した。
2019年度上期よりインドネシア国内で、このサービスを用いたドローンの本格導入を目指して、STPが保有するインドネシア国内の基地局や鉄塔などを対象として、ドローンによる鉄塔点検を開始し対象となる地域や設備の拡大について、両社で検討を進める。
このサービスを導入することで、遠隔地から目視相当の点検が可能となり、点検業務における点検作業の安全性が向上する。

日立アプライアンス 中国で深沢直人氏デザインの空気清浄機発売

日立アプライアンス 中国で深澤直人氏デザインの空気清浄機発売

日立アプライアンスは3月7日、このほど発足させた「Hitachi meets design PROJECT」のフィロソフィに共鳴する著名デザイナーとのコラボレーション第一弾として、日本を代表する世界的なデザイナー、深沢直人氏がデザインした空気清浄機を3月から中国で発売すると発表した。また、東南アジア・中東でも順次発売する。
デザインフィロソフィー「Less but Seductive(一見控えめなれど、人を魅了するモノのありよう)」は、日常の生活に根差した実用性と美しさの融合を目指したもの。

みずほ銀行 現地法人が上海虹橋出張所を開設

みずほ銀行 現地法人が上海虹橋出張所を開設

みずほ銀行の中国現地法人、みずほ銀行(中国)有限公司は3月4日、中国上海市虹橋地区に上海虹橋出張所を開設したと発表した。上海本店、上海自由貿易試験区出張所に続く上海3拠点目となる。
現地日系企業を中心とした顧客企業へのサポート体制を強化する。上海虹橋地区は、2018年11月に第1回中国国際輸入博覧会が開催されるなど大規模開発が進められている。

郵船ロジ 香港の施設拡張で食品の取り扱い強化

郵船ロジ 香港の施設拡張で食品の取り扱い強化

郵船ロジスティクス(本社:東京都港区)は3月8日、香港の現地法人、Yusen Logistics(Hong Kong)Limitedが、セン湾区の自社倉庫で冷蔵・冷凍施設を拡張。施設面積と提供サービスの拡充により、香港の食品ビジネス幅広く対応する。
同現地法人は2019年2月に自社の食品専用の冷蔵・冷凍施設を約3倍に拡張し、加工食品や生鮮品、酒類など幅広い食品を取り扱っている。

日産のEV「リーフ」グローバル累計販売で40万台達成

日産のEV「リーフ」グローバル累計販売で40万台達成

日産自動車(本社:横浜市西区)は3月5日、電気自動車(EV)「リーフ」が史上初となるグローバル販売で40万台を達成したと発表した。
リーフは2010年に発売。累計販売台数をもとに算出すると、1年あたり380万バレルに相当する石油を節約した計算になる。2018年に欧州でEVの販売台数1位となっている。リーフは現在50以上の市場で販売されているが、2019年前半にはラテンアメリカの6つの市場で、また年末までにアジア・オセアニアの7つの市場で発売される予定。