「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

ソディック シンガポールに「テクノ・センター」オープン

ソディック シンガポールに「テクノ・センター」オープン

工作機械メーカーのソディック(本社:横浜市都筑区)の関係会社で、シンガポールでの販売活動を担っているソディック・シンガポールは2月26日、シンガポール政府とのタイアップで3Dプリンタを使用した最先端のものづくりをサポートする「テクノ・センター」を開設。同日在シンガポール日本国大使を招き同センターのオープニングセレモニーを執り行った。
同センターでは、金属3Dプリンタを使用した最先端技術による金型製作の受託加工、およびコンサルティング・販売サポート・メンテナンス業務を行うことで、シンガポール国内における金属3Dプリンタによる最先端ものづくりの普及を図る。

ABEJAとシンガポールのSMRT ディープラーニング活用推進で協業

ABEJAとシンガポールのSMRT ディープラーニング活用推進で協業

ディープラーニングを活用したAIの社会実装事業を展開するABEJA(本社:東京都港区)の現地法人ABEJAシンガポール社と、シンガポール大手公共交通会社SMRT Corporation Ltd(本社:シンガポール、以下、SMRT)の子会社、SMRT Momentum Ventures Pte Ltdは、2月26日より協業し、交通機関産業における安全マネジメント領域で、ディープラーニング技術を活用した研究開発に着手すると発表した。
今回の協業でABEJAとSMRTは、両社の強みを掛け合わせ、より安全な交通手段の提供および事故防止を推進することを目指している。

オーエスジー 台湾の連結子会社を完全子会社化

オーエスジー 台湾の連結子会社を完全子会社化

切削工具、工作機械などを手掛けるオーエスジー(本社:愛知県豊川市)は2月25日、台湾の連結子会社、大宝精密工具股份有限公司(本社:台湾・高雄市)の株式(9.7%)を追加取得し、完全子会社化すると発表した。取得実施日は2月28日。
なお、この取得により大宝●金科技股份有限公司(所在地:台湾・高雄市)、寧波市大宝五金工具貿易有限公司(所在地:中国・寧波市)、昆山大宝精密工具有限公司(所在地:中国・昆山市)の連結子会社3社もオーエスジーの完全子会社となる。

テルモ 150億円投じベトナムにカテーテル増産へ新棟建設

テルモ 150億円投じベトナムにカテーテル増産へ新棟建設

テルモ(本社:東京都渋谷区)は2月26日、カテーテル生産体制強化のため、約150億円を投じベトナム工場に新棟を建設すると発表した。竣工は2020年12月を予定。これにより生産能力は現行の約2倍になる。
2008年に操業開始したベトナム工場は、主にカテーテル製品を生産しており、中国・インドをはじめとするアジア、欧州、南米に出荷している。とくに中国とインドはカテーテル市場の急速な拡大が予想されており、これらの需要増に応える生産体制を整備する。

JFEスチール、竹中工務店「ハット型鋼SC梁」開発

JFEスチール、竹中工務店「ハット型鋼SC梁」開発

JFEスチール(本社:東京都千代田区)、JFE建材(本社:東京都港区)、竹中工務店(本社:大阪市中央区)の3社は2月26日、施工効率を向上して省力化を可能とする「ハット型鋼SC梁」を共同開発し、それぞれ一般財団法人 日本建築総合試験所の建築技術性能証明を取得したと発表した。
この技術は薄い鋼板をZ形に折り曲げ、それらを2枚組み合わせることで形成される「ハット型鋼」を用い、その内側に主筋のみを配筋した後にコンクリートを打設して一体構成する梁部材。
通常のRC梁断面において必須となるあばら筋および型枠が不要で、現場配筋および型枠設置に係る作業手間を大幅に低減できるのが特長。

NEC 台湾の玉山銀行のATMに顔認証システム提供

NEC 台湾の玉山銀行のATMに顔認証システム提供

NECはNEC台湾を通じて、台湾の大手銀行、玉山銀行(本社:台湾・台北市)に顔認証システムを提供。2018年12月から台湾内の5カ所に設置され、2月25日、一般利用者向け稼働を開始したと発表した。この顔認証システムには、世界で初めてワンタイムパスワード機能が搭載されている。

みずほ銀行 中国江蘇省蘇州市・経済技術開発区管理委と業務協力覚書

みずほ銀行 中国江蘇省蘇州市・経済技術開発区管理委と業務協力覚書

みずほ銀行および中国現地法人、みずほ銀行(中国)有限公司はこのほど、中国江蘇省蘇州市相城区経済技術開発区管理委員会との間で、同地への投資促進、誘致政策策定に関わる業務協力の覚書を締結した。
蘇州市相城区は、中国における三大経済圏の揚子江デルタの中心に位置する。経済技術開発区は2002年に設立された国家級の開発区であり、自動車部品、精密機械、IT産業等幅広い産業が集積し、さらなる発展が見込まれている。
みずほ銀行は今回の覚書を通じ、蘇州市相城区経済技術開発区への街づくり・企業誘致に関するアドバイスや投資説明会開催等への協力を行い、同地域へ進出している顧客企業への各種アドバイスや、進出を検討している顧客企業への投資環境案内および進出時の各種サポートを一層強化していく。

商船三井 シンガポールのPGPL社とLNGの長期傭船契約

商船三井 シンガポールのPGPL社とLNGの長期傭船契約

商船三井(本社:東京都港区)は2月25日、シンガポールの政府系エネルギー供給会社、Pavilion Gas Pte Ltd(本社:シンガポール、以下、PGPL社)と、世界最大の燃料供給拠点、シンガポールで運航されるアジア最大の1万2,000㎥型LNG燃料供給船の長期傭船契約を締結したと発表した。
商船三井はPGPLとともに、同燃料供給船の建造を同国Sembcorp Marine Groupの造船子会社、Sembcorp Marine Specialised Shipbuilding Pte Ltd社に発注し、船舶管理のパートナーとして同国の大手燃料パージ会社、Sinanju Tankers Pte Ltdを起用する。
同船は2021年前半にPGPL社に引き渡され後に、シンガポールで2隻目となるLNG燃料供給船としてサービスを開始する予定。

東レ 新たなPVDF製限外ろ過膜を開発 新技術で

東レ 新たなPVDF製限外ろ過膜を開発 新技術で

東レ(本社:東京都中央区)は2月25日、様々な分野で水処理に用いられるPVDF(ポリフッ化ビニリデン)製限外ろ過(UF)膜について、微細分離性と高透水性を兼ね備えた新たなUF膜を開発したと発表した。
微少な物質を効果的に分離し、かつ透水性が低下しないため、上水道、下水・産業廃水処理から食品・飲料、医薬医療用途など幅広い分野の水処理で省エネルギー、低コスト化が期待できる。今後、実用化を目指して各用途での実証を加速する。

伊藤忠商事 CP系MQDCとバンコクの不動産開発に参画

伊藤忠商事 CP系MQDCとバンコクの不動産開発に参画

伊藤忠商事(本社:東京都港区)と伊藤忠都市開発(本社:東京都港区)は2月25日、タイ・バンコクを拠点とする住宅・商業デベロッパー、マグノリア・クオリティー・デベロップメント(本社:バンコク、以下、MQDC)との間で、中長期的なパートナーシップを構築していくことで合意し、今後、建設・不動産分野における共同事業の推進を目的とした検討意向書を締結したと発表した。
まず第一弾として、バンコクの分譲マンション開発事業、物件名「ウィズタイム アソーク スクンビット」への参画を決めた。総事業費約330億円、うち伊藤忠グループの投資額は25億円程度を予定。
MQDCは伊藤忠商事の戦略的資本・業務提携パートナー、CP(チヤロン・ポカパン)グループ創業者一族が100%株主で、タイ有数の不動産デベロッパー。とくにバンコク中心部の中~高級路線の住宅の商業開発を得意としている。