イオン 中国で小売り向けのITサービスで新会社
イオンは4月9日、グループのITソリューション事業を展開するイオンアイビスと共同出資し、中国浙江省杭州市にITを活用した小売り向けのサービスを開発する新会社を10日付で設立すると発表した。
新会社は「イオンデジタルマネジメントセンター」(略称:DMC)。デジタルクーポンや越境EC(電子商取引)、顔認証による会員登録などのサービスを開発するほか、小売業に精通したIT人材も育成するとしている。
アダストリア 上海に今秋ニコアンドの海外最大級旗艦店
カジュアルファッション専門店チェーン、アダストリア(本部:東京都渋谷区)が展開するniko and…(ニコアンド)は4月4日、中国・上海市に今秋、海外最大級(3階建て)となる旗艦店をオープンすると発表した。
同上海店はニコアンドのコンセプト「UNI9UE SENSES(ユニークセンス)」の9つのキーワード、衣・食・住・遊・知・健・旅・音・TOKYOのすべてに出会うことができる店舗として売り場づくりをする。ニコアンドは、アパレルや雑貨、家具、飲食を展開するブランド。20~30代の男女に向け、全国135店舗を展開。
アダストリアは「グローバルワーク」「ニコアンド」「ローリーズファーム」などグループで20を超えるブランドを国内外で約1400店舗を展開している。
DTS 中国のDLSEを増資 アジアで事業拡大へ
様々な情報システムの開発・保守を手掛けるDTS(本社:東京都中央区)は4月8日、100%出資の中国現地法人「逓信斯(上海)軟件技術有限公司」(略称:DTS上海、本社:上海市)が、中国のビジネスパートナーでその資本金の15.6%を出資している「大連思派電子有限公司」(略称:DLSE、本社:遼寧省大連市)と、同社の資本金の51%を取得するための増資契約を3月11日に締結したと発表した。DLSEの資本金93.75人民元から526.91人民元へ増資した。
これによりDLSEはDTSグループの1社として、新体制で業務を開始した。この新体制でアジア・グローバル領域でのビジネス拡大に向けた様々な事業を検討し、実現していく。、
ダイフク インドの物流システム企業Vega社を買収
物流システムに関するコンサルティング・エンジニアリング事業を手掛けるダイフク(本社:大阪市西淀川区)は4月4日、インドのVega Conveyors&Automation Private Limited(所在地:インド・ハイデラバード県、以下、Vega社)を買収し、4月3日に手続きを完了したと発表した。
Vega社は、インド国内で物流システム企業としてコンベヤシステムのコンサルティングからシステム設計、製造、工事、アフターサービスを手掛けている。ダイフクは、グローバルな事業展開で培った豊富な技術と知識を活かし、Vega社の開発・製造拠点とのシナジー効果を発揮することで、インドをはじめとするアジア、オセアニア市場での事業拡大を目指す。
岡谷鋼機 中国・ベトナム子会社の持分譲渡
岡谷鋼機(本社:名古屋市中区)はこのほど、中国とベトナムの子会社の出資持分のすべてを譲渡すると発表した。
中国でプレス部品の製造・販売を手掛ける子会社「上海岡谷精密機器有限公司」(所在地:中国・上海市)の出資持分のすべてを譲渡する持分譲渡契約を締結した。5月末までに譲渡完了する。
ベトナムの建築用鋼材加工センターの子会社「Vina Steel Center Co.,Ltd.」(所在地:ベトナム・バリアブンタウ省)の出資持分のすべてを譲渡する持分譲渡契約を締結する。4月中旬に契約締結し、7月中旬に譲渡の予定。
両子会社の経営権譲渡により、岡谷鋼機グループの事業の「選択と集中」を進め、グループ総合力の強化を図っていく。