タイのLCCライオン・エアが関空に初就航 関西―バンコク線
関西空港を運営する関西エアポートは2月13日、LCC(格安航空会社)のタイのライオン・エアが3月28日から関西―バンコク(ドンムアン)線を新規就航し、週5便運航を開始すると発表した。
使用機材はボーイングB737-MAX9で、ライオン・エアが世界で初めて導入した最新型式という。
阪急阪神不動産 タイの4マンション分譲事業へ参画
阪急阪神不動産(本社:大阪市北区)は2月12日、タイの不動産デベロッパー、セナ・デベロップメント(本社:バンコク、以下、セナ社)と共同で、タイの4つのマンション分譲プロジェクトに着手すると発表した。
4プロジェクト合わせた総分譲戸数は4,530戸。4プロジェクトとも2019年10月に工事に着手し、2021年3月~2022年6月に竣工する計画。4プロジェクト合わせ約419億円の売上高を見込む。
同社とセナ社はタイでこれまで共同でプロジェクトを進めてきており、今回を含めた事業数は11プロジェクト、参画戸数は9,000戸超、海外全体での分譲事業参画戸数は2万6,000戸超となる。
日立金属 海水淡水化セラミックス吸着フィルター開発
日立金属(本社:東京都港区)は、海水淡水化においてRO膜の目詰まりを抑制するセラミックス吸着フィルター(以下、CAF)を開発した。
また、シンガポールNanyang Technological UniversityのNanyang Environment&Water Research Institute(以下、NEWRI)と共同で実証実験を行った結果、RO膜の目詰まり原因物質をCAFで吸着することにより、海水淡水化プラントの稼働率低下の原因であるRO膜洗浄頻度を大幅に低減できることを確認した。
これにより、造水コストの低減が期待できる。今後、実用化に向けた取り組みを加速させ、シンガポールから事業展開を進める。
荏原 ごみ識別AI搭載の自動クレーンシステム運用開始
荏原製作所グループの荏原環境プラント(本社:東京都大田区)は、ごみ焼却施設の熟練運転員の眼を代替するごみ識別AIを搭載した自動クレーンシステムの開発・実証実験に成功し、運用を開始した。
このシステムはごみ焼却施設の、カメラで捉えたピット内のごみ状況を、AIでごみの撹拌状況などを識別し、高度制御装置でピット内のクレーン操作判断を行い、クレーンを自動運転するもの。同社は画像解析技術で定評のあるRidge-i者と共同で、ディープラーニング(深層学習)を用いたごみ識別AIの開発を進めてきた。
今後同システムを既設炉・新設炉に限らず展開していくとともに、焼却炉の燃焼制御へのAI活用を進めていく。そして、将来的に燃焼炉の自動運転を実現し、安定かつ人に依存しない、次世代型のごみ焼却施設を目指す。
上組 インドネシアの第二期倉庫竣工、ハラル認証取得
上組(本社:神戸市中央区)は、子会社のPT.Kamigumi Logistics Indonesia(以下、KLI)が2018年11月29日、インドネシアのブカシ・チカランで建設中だった第二期倉庫(鉄骨造2階建て、2万2,206㎡)を竣工、これにより蔵置面積は合計3万2,286㎡に拡大したと発表した。
また同社は2月8日、2018年12月20付でインドネシアのハラル認証機関LPPOM-MUIより、ハラル認証を取得したことを明らかにした。
今後はKLIと、フォワーディングサービスを提供するPT.KAMIGUMI IMDONESIAとの協業を通じて、より効率的な一貫輸送サービスを実現する。