「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

旭化成 タイでスパンボンド不織布年産5万㌧へ増設

旭化成 タイでスパンボンド不織布年産5万㌧へ増設

旭化成(本社:東京都千代田区)は3月15日、タイのスパンボンド不織布の製造・販売会社、旭化成スパンボンド(タイ)(所在地:タイ・チョンブリ県シラチャ、サハ工業団地内、以下AKST)の製造設備を増設すると発表した。
これにより、AKSTのポリプロピレン(PP)スパンボンドの生産能力は、現行の年産1万5,000㌧から増設後は同5万㌧となる。2019年3月着工し、2021年7月稼働予定。
PPスパンボンド不織布は紙おむつなど衛生材料、自動車などの各種産業資材、消臭シートなどの生活資材用に需要が伸びているが、とりわけアジアにおける紙おむつ市場の成長が著しく、同社として急拡大のニーズに応え、安定供給体制を強化していく。

JFEケミカル 中国の宝武炭材と電池材料事業で合弁

JFEケミカル 中国の宝武炭材と電池材料事業で合弁

JFEスチールの100%子会社、JFEケミカル(本社:東京都台東区)は3月15日、中国宝山鋼鉄股份有限公司(以下、宝鋼股份)の100%子会社、宝武炭材料科技有限公司(以下、宝武炭材)と、中国での電池材料(負極材)事業で合弁会社を設立するため、合弁意向書を締結したと発表した。
このプロジェクトは、中国内モンゴル自治区の烏海市で宝武炭材がすでに展開している炭素事業に、JFEケミカルが参画することを前提として、事業性検証(フィージビリティスタディ:以下FS)を実施する。
第1期としてニードルコークスを原料とした負極材について、年間生産能力1万㌧の設備を建設し、2020年に稼働させることを想定する。

豊田通商 台湾の車載モーターの富田電機へ資本参画

豊田通商 台湾の車載モーターの富田電機へ資本参画

豊田通商は3月15日、台湾豊田通商股份有限公司を通じ、車載用モーター製造事業を展開する台湾の富田電機有限公司(以下、富田電機)の株式をを一部取得し、同社へ資本参画したと発表した。
2019年1月から新エネルギー車(NEV)規制が始まる中国の電動車市場を見据え、電動車の要のモーター製造および、中核部品であるモーターコアの加工事業に、同社として初めて参入する。

楽天 台湾のPChomeと戦略的業務提携を締結

楽天 台湾PChomeと戦略的業務提携を締結

楽天(本社:東京都世田谷区)とPChome Online Inc.(本社台湾・台北市)は3月14日、戦略的業務提携を締結したと発表した。これに基づき両社はその強みを生かし、双方の顧客基盤拡大を目指すとともに、会員向けポイントプログラムを含む両社の複数のサービスにおいて連携することで、ユーザーエクスペリエンスの向上を図る。
また両社は今後、PChomeの運営するECサイトで「楽天市場」出店店舗の取り扱う日本の商品を、台湾のユーザーに向けて販売し、日本と台湾間での越境(クロスボーダー)ECの促進に取り組む。

JFE商事 一宮電機のタイ法人へ出資 モーター部品事業拡大

JFE商事 一宮電機のタイ法人へ出資 モーター部品事業拡大へ

JFE商事(本社:東京都千代田区)は3月15日、一宮電機(本社:兵庫県宍粟市)のタイ現地法人、I.M.E.(THAILAND)CO.,LTD.社の一部株式を取得したと発表した。JFE商事がタイのモーター部品事業に出資するのは初。
I.M.E.(THAILAND)社は1993年に設立した、電機メーカーや車載部品メーカー向けのモーター部品メーカーで、アユタヤとカビンブリに工場を保有している。
両社は今後も需要拡大が期待されるタイ車載モーターマーケットの捕捉において、一宮電機の拠点、モーターコア・紛体塗装・樹脂成型・巻線などの下工程加工機能と、JFE商事の営業力による連携という両社のベクトルが合致したため、今回の出資に至った。

東レ 再生医療用の生体吸収性ポリマーを創出

東レ 再生医療用の生体吸収性ポリマーを創出

東レ(本社:東京都中央区)は3月14日、独自の機能性高分子設計技術を駆使し、初期長に対して10倍に引き伸ばしても破断せずに復元する、皮膚のような柔軟性を有する新規の生体吸収性ポリマーを創出したと発表した。
加えて、このポリマーの加水分解による分解速度を10倍に向上させる技術も見出した。今後この技術を適用したポリマーを用いた再生医療などの医療用途の開発や各種産業用途への拡大を推進していく。
同社は今回、乳酸のニ量体であるラクチドとカプロラクトンを用いた、特殊な共重合方法を開発し、初期長の10倍に引き伸ばしても破断せずに復元する柔軟性と耐破断性を両立させた。

住友商事 アジアで保険プラットフォーム事業のCXA社へ出資

住友商事 アジアで保険プラットフォーム事業のCXA社へ出資

住友商事(本社:東京都千代田区)は3月14日、コーポレート・ベンチャー・キャピタルのSumitomo Corporation Equity Asia(本社:香港特別行政区)を通じ、アジア地域の企業向けに保健販売・健康増進プラットフォームを提供しているCXA Group Pte Limited社(本社:シンガポール、以下、CXA社)に出資したと発表した。
住友商事はCXA社への出資を通じ、アジア地域におけるヘルスケア市場のデジタル化と、個人の健康増進に寄与する。

エクサ 韓国カード・サイトの2社と協業開始

エクサ 韓国カード・サイトの2社と協業開始

エクサ(横浜市西区)はこのほど、現代カード(本社:韓国ソウル特別市、以下、HCC)、バンクウェアグローバル(本社:韓国ソウル特別市、以下、BwG)が提供する次世代パブリッククラウド型クレジット基幹プラットフォーム「H-ALIS」の日本展開で、協業を開始すると発表した。
H-ALISは、韓国の現代カード(クレジットカード月間取引件数1.5億件)で使用され実績のあるシステムを、日本用にローカライゼーションしたソリューション。

東プレ インドネシアに子会社 東南ア事業拡大へ

東プレ インドネシアに子会社 東南ア事業拡大へ

東プレ(本社:東京都中央区)は3月14日、インドネシアに自動車用プレス部品の製造・販売を手掛ける子会社を設立すると発表した。
新会社「PT.Topre Indonesia Autoparts」(予定)の資本金は15億円で、東プレが全額(間接保有含む)出資する。3月に設立する予定。
新会社は、タイの現地法人とも連携を図りながら、インドネシア国内の自動車メーカーへの部品供給を行い、成長する東南アジア地区での事業の拡大と収益性の確保を図っていく。

シキボウ 3/26付でタイ・シキボウを解散

シキボウ 3/26付でタイ・シキボウを解散

シキボウ(本社:大阪市中央区)はこのほど、持分法適用会社「THAI SHIKIBO CO.,LTD.」を3月26日付で解散すると発表した。
解散するのはシキボウが35%出資する紡績糸の製造販売会社で、2017年9月に事業停止し、以後、解散に向けて手続きを進めていた。