「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

資生堂 19年1/1付で中国地域本社体制を強化

資生堂 19年1/1付で中国地域本社体制を強化

資生堂は2019年1月1日付で、中国を統括する地域本社体制を強化する。中長期戦略「vision2020」の実現に向け、著しく伸長する中国市場での持続的な成長をより確実なものとし、「世界で勝てる日本発のグローバルビューティーカンパニー」へとさらなる進化を図る。
新体制では、中国人コンシューマーへのブランド発信力と、市場における実行力の強化のために、中国地域におけるブランドビジネス事業体制とそれを支えるコーポレート機能体制の強化を図る。
ブランドビジネス事業部では、中国地域におけるプレステージブランド事業の統括機能とコスメティクスとパーソナルケアのブランド育成をリードするCMO機能を設置する。また、地域本社社長がパートナーシップ事業開発を直接統括し、中国地域において台頭するEコマースプラットフォーム企業との戦略的なアライアンスをさらに推進する。

東海理化 中国江蘇省に4番目の営業技術の拠点新会社

東海理化 中国江蘇省に4番目の営業技術の拠点新会社

東海理化電機製作所(本社:愛知県丹羽郡大口町)は、中国江蘇省無錫市に全額出資による新会社「東海理化(江蘇)汽車部件有限公司」を設立。2019年1月から業務を開始すると発表した。新会社の資本金は200万米ドル(約2億2,000万円)。
同社にとって中国の既存の3つの生産拠点(天津、無錫、佛山)に続く4番目の拠点で、既述の生産拠点から独立した営業技術機能を持つ。

ニイタカ 中国江蘇省に子会社・第2工場建設へ

ニイタカ 中国江蘇省に子会社・第2工場建設へ

業務用洗剤、固形燃料の製造・販売を手掛けるニイタカ(本社:大阪市淀川区)はこのほど、中国江蘇省泰興市に全額出資による第2工場建設に向けた子会社「新高(江蘇)日用品有限公司」を設立すると発表した。
新会社の資本金は2000万米ドルで、2019年1月設立し、2020年9月操業開始の予定。固形燃料、線材洗浄剤の製造・販売を手掛ける。
この中国第2工場は、毎年2ケタの伸びを続ける中国国内向け固形燃料の増産対応に加え、中国洗剤市場への本格参入を企図したもの。

IHI タイでガスタービン発電設備の拡張プロジェクト受注

IHI タイでガスタービン発電設備の拡張プロジェクト受注

IHI(本社:東京都江東区)は、グループ会社Jrong Engineering Ltd.(以下、JEL)と共同で、タイのNava Nakorn Electricity Generating Co.,Ltd.社(NNEG社)から「LM6000PF」ガスタービン1基を含む6万KW級ガスタービン発電設備建設工事を、設計・調達・建設・試運転業務を請け負うフルターンキーで受注した。2018年9月着工し、2020年9月完成予定。
このナワナコン発電所拡張プロジェクトは、ナワナコン工業団地で増加する電力需要に応えるためNNEG社の既存のガスタービンコンバインドサイクルプラント(設備容量12万5000KW)を拡張するもの。
この発電プラントの主機のLM6000PFは、高効率を誇る航空転用型ガスタービンで、単機出力4万KW級ガスタービンの中では世界最高レベルの性能を持つ。

アイリスオーヤマ 米中貿易摩擦で調達・生産拠点を東南アへ移す

アイリスオーヤマ 米中貿易摩擦で調達・生産拠点を東南アへ移す

アイリスオーヤマ(本社:宮城県仙台市)は、手掛ける生活用品・家電製品の生産に欠かせない「金型」の米国工場向けの調達先を、これまでの中国から東南アジアに移すことになった。
激化する米国と中国の貿易摩擦で、トランプ政権が中国産の金型への関税を25%上乗せし、調達コストが大幅に上昇したためだ。また、同社は中国で生産している家電製品を、2019年1月に完成予定の韓国の工場に移すなど、調達や生産の拠点を中国以外に移す動きを強めている。
アイリスオーヤマは年間およそ1000種類の生活用品や家電製品を開発しており、米国の自社工場での製品の生産に必要な金型はこれまで、その大部分を中国で調達していた。

不二製油 中国子会社の全出資分を譲渡

不二製油 中国合弁子会社の全出資分を譲渡

不二製油(本社:大阪府泉佐野市)グループ本社は11月28日、中国の連結子会社、吉林不二蛋白有限公司(所在地:吉林省松原市)の全出資分(全体の出資比率90%)を、誠信食品控股有限公司(所在地:マレーシア)に譲渡すると発表した。
持分譲渡実行日は2019年1月31日の予定。

ジェットスターJ 20年からエアバスA321LR3機導入

ジェットスターJ 20年からエアバスA321LR3機導入

ジェットスター・ジャパン(本社:千葉県成田市)は11月27日、2020年からエアバス社製A321LR3機を導入すると発表した。
国内線、国際線にこれらを導入することにより、需要増に応え提供座席数を効果的に増やす。また、成長する東南アジアをはじめとした中距離国際線の運航も視野に入れて検討する。このほか、将来的な機材と路線網の拡充を見据え、東京(成田)、大阪(関西)、名古屋(中部)に続く第四の国内拠点の開設も検討する。

大和ハウス マレーシアでコールドチェーン対応の物流施設

大和ハウス マレーシアでコールドチェーン対応の物流施設

大和ハウス(本社:大阪市北区)は11月28日、マレーシア・セランゴール州で、同社マレーシア初となるマルチテナント型物流施設「D Project
Malaysia 1(ディープロジェクト・マレーシア・ワン)」を、2019年1月7日に着工すると発表した。
コールドチェーンに対応したこの物流施設の敷地面積は約3万平方㍍、延床面積約1万8,000平方㍍、賃貸面積約1万6,500平方㍍。同施設はクアラルンプール中心部から南西へ約27㌔㍍、クアラルンプール国際空港から北へ約40㌔㍍、シャーアラムの工場や物流施設が建ち並ぶエリアに位置している。
同事業の賃貸管理は、同社が2018年5月に設立したマレーシア現地法人「Daiwa House Malaysia Logistic Sdn.Bhd(ダイワハウス マレーシア・ロジスティック)」が担う。

オーディオテクニカ 台湾に現地法人設立30周年で新工場

オーディオテクニカ 台湾に現地法人設立30周年で新工場

オーディオテクニカ(本社:東京都町田市)は11月28日、台湾に現地法人「台湾鐵三角(股)有限公司」設立30周年を迎える今年、新工場を建設し竣工したと発表した。
新工場(所在地:台湾桃園市)は地下1階、地上3階の4層構造で、建築面積1,941.35平方㍍、延床面積6,873.68平方㍍。同工場では既存のワイヤード製品の開発強化に加え、近年需要が増えているワイヤレス製品の開発および生産拡大のための新たな施設として電波暗室、無響室、シールドルーム、クリーンルー、試聴室なども完備している。

A&D タイ・バンコクの駐在員事務所が12月から本格稼働

A&D タイ・バンコクの駐在員事務所が12月から本格稼働

エー・アンド・ディー(A&D、本社:東京都豊島区)は、ASEAN地域におけるビジネスの強化と拡大を目的に、9月にタイ・バンコクに開設した駐在員事務所が12月中旬に本格的な活動を開始すると発表した。
A&Dはこれまで、タイ市場で自動車関連の計測機器や各種材料試験機、電子天びんなどの計量機器の販売実績がある。今後は将来的な現地法人設立も視野に入れ、さらなる事業拡大を目指す。