日立金属 次世代標準ダイカスト金型用鋼「DAC-i」開発
日立金属(本社:東京都港区)は10月23日、安来工場(島根県安来市)に新たに導入した1万トン級自由鍛造プレスを活用し、次世代の標準ダイカスト金型用鋼「DAC-i」を開発したと発表した。今後生産体制を整え、11月から販売を開始する。
ダイカスト金型の寿命と生産性を向上させることで、アルミ化が進む自動車業界、金型業界のトータルコストの低減と納期短縮に貢献する。
大阪ガス インドネシア社設立しプルタミナGと共同事業
大阪ガス(本社:大阪市中央区)は10月23日、インドネシアにPT OSAKA GAS INDONESIA(以下、大阪ガスインドネシア)を設立し、インドネシア石油・ガス公社PT Pertaminaグループ(以下、プルタミナG)のガス販売会社PT. Pertagas Niaga(以下、プルタガスニアガ)と共同マーケティング契約を締結したと発表した。同契約に基づき大阪ガスインドネシアは、プルタニアガとの天然ガス共同マーケティング事業を開始する。
今回設立した大阪ガスインドネシア(所在地:ジャカルタ)の資本金は100億インドネシアルピア(約7600万円)の予定で、シンガポールにおける大阪ガスの100%持株会社、大阪ガスシンガポールが全額出資する。
シンガポール、タイにおけるエネルギー関連事業に続いて、3カ国目の東南アジアでの事業展開となる。
リオン ベトナム投資カンファレンスで医療と環境の取り組みで覚書
補聴器のリオン(本社:東京都国分寺市)はこのほど、ベトナムのグエン・スアン・フック首相出席のもと開催された「ベトナム投資カンファレンス」で、ベトナムでの医療と環境の取り組みに関する2件の覚書(MOU)を交換した。
今回締結・交換した覚書は①市民に対する聴力検査サービス事業、労働者に対する健康診断活動、作業環境騒音の測定活動について相互に協力する②活動の結果得られたデータおよびその分析結果を共有するとともに、国立労働・環境衛生研究所(NICEH)は、その分析結果をもとに聴力検査機器を用いた聴力検査を健康診断制度に反映する③2018年11月にベトナム北部最大のノイバイ国際空港(ハノイ市)にリオンが提供する航空機騒音観測システムを設置するとともに、測定評価マニュアルの作成・提供、機器の測定技術指導を実施する。
ベトナム国内の空港で航空機騒音観測システムの導入は初めて。
東急建設 ミャンマー国鉄から220億円の鉄道工事受注
東急建設(本社:東京都渋谷区)はこのほど、ミャンマー国鉄からODA(政府開発援助)によるヤンゴン―マンダレーを結ぶ鉄道工事を受注したと発表した。
この事業は総延長5934kmある同国鉄道網の中でも、同国最大の商業都市ヤンゴン、首都ネピドー、第2の商業都市マンダレーを結ぶ重要路線(約620km)のうち、第1期事業としてヤンゴン~タウングー区間(約267km)の既存鉄道を改善する工事となる。
同社はそのうちのCP103工区(ニャウレビン~タウングー区間116km、16駅)を約220億円(円換算、予備を含む)で受注した。主な内容は軌道工事を含む土木工事および信号・通信工事で、工期は48カ月で2022年末の完成を予定している。