「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

YKK ベトナムハナム省にファスナーの新工場建設

YKK ベトナムハナム省にファスナー新工場建設

YKK(本社:東京都千代田区)は子会社のYKK VIETNAM CO.,LTD.(YKKベトナム社)が、ベトナム・ハノイ郊外のハナム省に衣料用ファスナーの新工場を建設すると発表した。
9月にすでに着工し、建屋は2019年7月完成予定。2020年度には2017年度生産実績比4割増の生産量を目指す。投資金額は5990万米ドル。土地面積は8万平方㍍、建屋面積は3万8000平方㍍。
ベトナムではスポーツやアウトドア、カジュアルウエアなどのメーカーの進出が相次ぎ、加工輸出向けファスナーの市場拡大が続いている。こうした縫製産業の需要増大に応える。YKKベトナム社は近年、同国南部のホーチミン郊外で増設・増築を進めてきた。今回の工場建設により、北部地域の顧客企業への供給力を強化する。

シャープ ベトナム2カ所で計98MWメガソーラー建設受注

シャープ ベトナム2カ所で計98MWメガソーラー建設受注

シャープエネルギーソリューションは、ベトナムのビントゥアン省とロンアン省の2カ所に、それぞれ約49MW-dc、併せて約98MW-dcの出力規模となる太陽光発電所(メガソーラー)を建設する。
Thanh Thanh Cong Group傘下のGia Lai Hydropower Joint Stock CompanyおよびTTC-Duc Hue Long An Power Joint Stock Companyから受注した。両発電所は2018年8~9月に着工し、2019年4~5月に完工・運転開始の予定。年間予測発電量は両発電所合わせて約14万9740MWh/年となる。
ベトナムの一般的な家庭の約7万9353世帯分の年間消費電力に相当し、年間約4万9863㌧のCO2排出量削減に貢献する見込み。

TOWA 中国で精技電子から金型製造事業を譲り受け

TOWA 中国で精技電子から金型製造事業を譲り受け

半導体製造装置と精密金型を主幹事業とするTOWA(本社:京都市南区)は9月21日、シンガポールのKINERGYグループの精技電子(南通)有限公司(所在地:中国江蘇省)から、金型製造事業を譲り受けることを発表した。
今回譲り受ける資産は、金型製造事業で使用する機械設備、備品等2573万7000人民元(約4億1600万円)。精技電子における同部門の直前事業年度の売上高は2522万9000人民元(約4億800万円)。
TOWAは半導体製造装置事業と、今回取得した金型製造事業の連携により、中国市場でさらなる事業発展・拡大を目指す。

JR東海 東海道新幹線 駅・車内で英語放送を充実

JR東海 東海道新幹線 駅・車内で英語放送を充実

JR東海は、訪日外国人旅行者にわかりやすく、安全に安心して東海道新幹線を利用してもらうために、2019年中に駅ホーム上で新たに英語での自動放送を実施する。
列車の接近、到着、出発に合わせた日本語での自動放送に加えて、新たに英語での自動放送を組み込む。対象は17ある新幹線全駅。2018年9月下旬から2019年3月まで、品川・新横浜・小田原・京都・新大阪の5駅で試行する予定。

三井製糖 シンガポールのSIS社を買収

三井製糖 シンガポールのSIS社を買収

三井製糖(本社:東京都中央区)は三井物産(本社:東京都千代田区)と、シンガポールや中東で精製糖の販売事業を営むSIS’88 Pte Ltd(以下、SIS社)の全株式を取得するため、現在の株主のED&F Man Holdings Limitedとの間で、株式譲渡契約を9月21日付で締結したと発表した。
これにより、三井製糖はSIS社株式のうち70.0%(三井物産30.0%)を保有し、SIS社は連結子会社となった。SIS社(本社所在地:シンガポール)の生産規模は約20万㌧(2017年)、売上高は約150億円(同)、従業員数166人(同)。

JQA 日本電計とベトナムで計測機器の合弁会社設立

JQA 日本電計とベトナムで計測機器の合弁会社設立

日本品質保証機構(略称:JQA、本部所在地:東京都千代田区)は9月20日、日本電計(本社:東京都千代田区)並びに日本電計ベトナム(所在地:ベトナム・ハノイ)と共同で出資し、ベトナムで計測機器の校正をはじめとする計測に関連するサービスを総合的に提供する合弁会社を設立することに合意したと発表した。
新会社「JQA Calibration Vietnam Co.,Ltd.(仮称)」(所在地:ハノイ市)の資本金は240億ベトナムドン(約1億2000万円)で、出資比率はJQA51%、日本電計29%、日本電計ベトナム20%。2018年12月末に設立する予定。

配電盤の河村電器がベトナムに子会社 10/15開所式

配電盤の河村電器がベトナムに子会社 10/15開所式

配電盤製造の河村電器産業(本社:愛知県瀬戸市)はこのほど、ベトナムにKawamura Electric Vietnam Co.,Ltd.を設立し、10月15日にベトナム南部ドンナイ省のロンドウック工業団地内のレンタル工場で開所式を執り行うと発表した。日系の配電盤メーカーが100%独資でベトナムに進出するのは初めて。
2016年9月に子会社化したタイの配電盤メーカー、Thai Aichi Denkiで製造されたキャビネットなどの部品を用いて配電盤を生産し、ベトナム国内の日系企業中心に販売していく予定。ASEAN地域における配電盤の販売台数の受注拡大を見込む。

メック 中国に電子部品製造用薬品の子会社設立

メック 中国に電子部品製造用薬品の子会社設立

メック(本社:兵庫県尼崎市)は9月20日、中国の電子基板産業の拡大による同社薬品の需要増大を想定し、既存の華東地区の子会社、美格特殊化学(蘇州)有限公司の約3倍の生産能力を有する子会社を設立すると発表した。
新会社は「美格特殊化学(常熟)有限公司」(予定)で、資本金は18億円で、メックが全額出資する。2019年11月に設立し、2021年10月に操業開始する予定。なお、既存の子会社、美格特殊化学(蘇州)有限公司は、機能移転後に閉鎖する予定。

博報堂 フィリピンのBCI社とeNAV社の株式取得

博報堂 フィリピンのBCI社とeNAV社の株式取得

博報堂(本社:東京都港区)は9月20日、フィリピンのブランドエージェンシー、ビギニング・コミュニケーションズ(本社所在地:マニラ、以下、BCI社)と、イベント会社、イーナブ・ロジスティックス・マネジメントサービス(本社所在地:マニラ、以下、eNAV社)の2社の株式を取得したと発表した。
博報堂グループは、今回の2社がグループの一員となることにより、年6~7%の高い経済成長の維持が見込まれるフィリピン市場で、統合マーケティングの対応力を強化し、日系企業、ローカル企業問わずクライアントへ高品質なサービスを提供していく。

サッポロ 10月から中国向け輸出再開へ ABI社と協働

サッポロ 10月から中国向け輸出再開へ  ABI社と協働

サッポロビールは2018年10月から、中国市場向けに輸出を再開し本格的に市場参入する。中国におけるブランド確立を目指し、Anheuser Busch InBev N.V.(ABI)社を総代理店として、すでに北米・アジア・欧州等の市場で販売している「サッポロプレミアムビール」の販売委託を開始する。
中国は世界最大のビール消費国で、とくに輸入ビールブランドが属するプレミアムセグメントは劇的な伸長を続けている。このプレミアムセグメントで圧倒的な存在感を持つABI社と協働し、本格参入することになった。
中国市場で2022年に100万ケース(大びん633ml×20本換算)の販売を目標とする。販売エリアは上海、北京など中国沿岸部を中心とした都市部。