東洋紡 中国で臨床検査解析装置の販売を開始
東洋紡(本社:大阪市北区)は、中国の国家薬品監督管理局(SDA)で、全自動遺伝子解析装置「GENECUBE」および、尿中有形成分分析装置「USCANNER(E)」の登録を完了し、8月から中国国内の医療機関で診断に用いる臨床検査装置として販売を開始した。
同社では今年度、両機器合わせ数億円規模の売り上げを見込んでいる。
セブン‐イレブンJ ベトナム大学生のインターンシップ開始
セブン‐イレブン・ジャパンは8月23日、 7月30日からベトナムのホーチミン市工業大学(3名)とドン ア大学(3名)からインターンシップの受け入れを開始したと発表した。期間は2018年7月30~2019年6月28日の予定。
この取り組みは2017年9月、ベトナム主要大学6校との間で締結した「国際協力に係る覚書」に基づき、セブン‐イレブンの経営を学ぶことで、ベトナムの学生を将来社会で活躍できる人材として育成することを目的として行うもの。
締結大学は既述の2校のほか、ハノイ国家大学外国語大学、国家大学ホーチミン市人文社会科学大学、ハノイ大学、貿易大学の4校。
西鉄参画のベトナム大規模都市開発事業にJOINの支援決定
西日本鉄道(本社:福岡市中央区)は8月24日、出資参画するベトナムでの大規模都市開発事業「ウォーターポイントプロジェクト」に対し、海外交通・都市開発事業支援機構(以下、JOIN)の支援を受けることが決定したと発表した。JOINから約19億円の支援を受ける。
JOINは「海外のインフラ市場への日本企業の参入を促進するとともに、これに関連するビジネスチャンスを拡大し、もって日本の成長に寄与する」ことを目的として、2014年に設立された官民ファンド。これまでに6カ国・11案件への支援が実施されているが、ベトナムでの都市開発事業への支援は初めて。
今回のウォーターポイントプロジェクトは、ロンアン省ベンルックに戸建住宅を主とした大型複合開発を推進するもの。敷地面積164万9200平方㍍、総区画約3035区画で、2019年販売開始の予定。
パナソニック 中国の再編業務用空調事業が本格稼働へ
パナソニック(本社:大阪府門真市)は8月24日、中国市場における業務用空調事業の強化を目的に、6月に設立した業務用空調機器の専門販売会社「パナソニックAP空調設備中国有限会社」が9月から販売を開始すると発表した。
新会社の本社は、中国におけるパナソニックグループの開発拠点「パナソニックR&Dセンター蘇州有限会社(PRDCS)」がある蘇州に設置する。資本金は1億5000万元。
これまで同社の中国市場における業務用空調機器の生産・販売を担ってきた2社の販売部門を統合・集約し、中国国内で統一したマーケティング戦略を展開するとともに、それぞれの強みを継承し、「公建・商用工程(非居住)」「家装工程(居住)」「家装市販」の3つの分野に対して専門性の高い販売体制を構築する。