「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

東京特殊電線 フィリピン子会社が本格操業開始

東京特殊電線 フィリピン子会社が本格操業開始

情報・通信ケーブルおよびケーブル加工品などを手掛ける東京特殊電線(本社:東京都港区)は9月18日、フィリピンの子会社TTI LAGUNA PHILIPPINES INC.(以下、TLP)に2017年12月、300万米ドルの増資を実行し、フィリピン・ラグナ州に新工場を立ち上げ、2018年6月に一部、配線材のフレキシブルフラットケーブル(FFC)製造ラインで稼働を始め、8月から本格的な操業を開始したと発表した。
新工場の延床面積は約3000平方㍍で、新設設備により本格的なケーブルの製造を行う。既存工場の延床面積は約1000平方㍍で、労働集約的なケーブル加工を行う。既存工場と新工場に工程を振り分けることで生産効率を向上し、生産能力並びに収益力の向上を図っている。

富士通 シンガポールで一般市民による物流・配送で実証実験

富士通 シンガポールで一般市民による物流・配送で実証実験

富士通はシンガポールで物流事業者らと協力し、AIによりレコメンドされた最適な宅配を行うクラウドソース配送の実証実験を開始した。これは一般市民が専用のスマホアプリを介して宅配業務を担うもの。実施期間は2018年9月~2019年7月。デリバリー・パートナーの参加人数は約30人。
同社と協業するのは、シンガポール科学技術研究庁の組織、Institute for Infocomm Research Singapore Management University、そしてKeppel Logistics Pte.Ltd.の子会社Urban fox Pte.Ltd.。物流業界の人手不足の解消に向けて、シンガポールでUrban foxに配達員として登録した一般市民を活用する。
シンガポールは東南アジアの主要経済国の中でも、小売業の売り上げに占めるECサイトなどのオンライン取引の割合が5.4%と最も高く、宅配需要の急増に伴う人手不足解消が課題となっている。Urban foxは1日平均5000件以上、繁忙期には通常の2倍以上の配送を請け負っており、宅配を一般市民が代行する革新的な取り組みが始まっている。

NEC タイにサイバーセキュリティ人材育成センター構築

NEC タイにサイバーセキュリティ人材育成センター構築

NECは現地法人のNECタイを通じて、タイ電子取引開発機構(ETDA)からASEAN加盟国向けのサイバーセキュリティ人材を育成する「日ASEANサイバーセキュリティ能力構築センター」(AJCCBC)のシステム構築並びに演習業務を受託した。
同社は、同センターでASEAN加盟国の政府・重要インフラ企業の職員向けに、インシデントレスポンス演習をはじめとする各種サイバーセキュリティ演習を、2019年5月までに計6回開催し約150名の人材育成に貢献する。
これは「日ASEAN統合基金2.0」(JAIF)のプロジェクトの一環として、総務省が推進し行われるもの。

ツルハHD 中国越境EC「全日空海淘」モールに出店

ツルハHD 中国越境EC「全日空海淘」モールに出店

ツルハホールディングス(本社:札幌市東区)は9月14日、ACDと提携し、中国向け越境ECサービス「全日空海淘(はいたお)」内に「ツルハドラッグ in 全日空海淘」をオープンしたと発表した。訪日外国人向けのブランド認知度向上と、訪日中および訪日後の購買促進の取り組みの一環。
全日空海淘のスマートフォンアプリ内にツルハドラッグ館を設置し、ツルハドラッグの店頭で販売中の化粧品や、ツルハグループのPBの日用品を販売する。同時にツルハグループの店舗ブランドの紹介や免税店舗の案内も掲載し、訪日外国人観光客の認知度向上を図る。

三菱ふそう インドでの累計生産10万台を達成

三菱ふそう インドでの累計生産10万台を達成

三菱ふそうトラック・バス(本社:川崎市幸区、以下、MFTBC)はこのほど、ダイムラー・トラック・アジア(以下、DTA)の一員であるダイムラー・インディア・コマーシャル・ビークルズ(以下、DICV)のオラガダム工場における累計生産台数が10万台を達成したと発表した。
DICVの最先端の生産工場のオラガダム工場は、インド・チェンナイで2012年に操業を開始。同年6月に車両の生産を開始した。生産は2013年に中型トラック、2014年に大型トラック、そして2015年にバスに拡大。5万台の節目は2016年8月に達成している。
生産した10万台のうち1万4500台が、FUSOブランドの輸出仕様の中・大型トラックで、これらを世界40カ国・地域へ販売した。

ヘルスケアシステムズ 中国に検査・技術サービス会社

ヘルスケアシステムズ 中国に検査・技術サービス会社

名古屋大学発ベンチャーのヘルスケアシステムズ(本社:名古屋市千種区)は、海外事業展開の第一弾として中国・上海市で「上海楽検生物科技有限公司(shanhai Lejian Biotech Co.,Ltd.)」を設立した。
日本で培った検査技術や郵送検査サービスを手掛ける。現地での検査キット販売は2019年1月ごろを想定しており、初年度5万検体の検査を見込んでいる。
今後、中国に研究会はt拠点を設立し、現地ニーズに合った検査の研究開発を行うほか、日中の研究機関の橋渡しと共同開発をサポートし、先進的な検査サービスの開発を加速させる計画。

ダイセル インドにエアバッグ用インフレータの販売会社

ダイセル インドにエアバッグ用インフレータの販売会社

ダイセル(本社:大阪市北区)は、インドにおける自動車エアバッグ用インフレータ等の販売拠点として「Daicel Safety System India Pvt Ltd」(以下、DSSI)を2018年10月に設立する。これによりインド市場で、より顧客に密着した営業活動を展開するとともに、将来的なインドへの生産拠点設置の検討も進めていく。
DSSIの所在地はインド・ハリヤナ州グルグラム。資本金は1400万インドルピー(約2200万円)で、出資比率はダイセル99.8%、Daicel Safety System(Thailand)Co.,LtdおよびDaicel(Asia)Pte Ltd各0.1%。

アイディーエス ベトナム事業拡大へ子会社増資

アイディーエス ベトナム事業拡大へ子会社増資

ITシステム開発のアイディーエス(本社:東京都港区)はベトナムの子会社、IDS Vietnam Co.,Ltd.(本社:ベトナム・ホーチミン市)の2万米ドルの増資を行い、資本を10万米ドルに増強したと発表した。
IDS Vietnam Co.,Ltd.の財務環境を整え、ソフトウエア開発分野の事業拡大に備える。

三菱地所設計 台北南港エリアの再開発プロジェクト受注

三菱地所設計 台北南港エリアの再開発プロジェクト受注

三菱地所設計(所在地:東京都千代田区)は9月12日、台湾・台北市東部、南港エリアの「台北南港商三特区再開発プロジェクト」を受注したと発表した。
このプロジェクトは東西約250㍍、南北約100㍍の敷地にオフィス、住宅、商業施設、展覧会場、バスターミナルからなる大型複合施設をつくるもの。ただこの案件には、敷地地下には南港駅に乗り入れる地下鉄台北MRT、在来線台湾鉄道、新幹線台湾高速鉄道の線路が東西に貫通しており、線路をよけて建設物の地下部分をつくるという特殊な条件があった。同社はこの点をクリアした。
プロジェクトは2020年着工、2026年に竣工予定