JA全農インターナショナル 台湾に輸出拠点開設
JA全農子会社のJA全農インターナショナル(本社:東京都千代田区)は8月1日、日本産農畜産物を輸出し、リテールまで繋がるサプライチェーンを構築するため4月27日、台湾・台北市信義区に台湾子会社を設立し、5月から営業を開始したと発表した。今回の開設に合わせ、8月3日に台北市内で取引先やメディア等を招き、開設記念式典を開催する。
台湾は日本の農畜産物の輸出先で香港、米国に次ぐ第3位で、2017年の輸出総額の13.2%を占めている。
日本アジアG シンガポールPT社の筆頭株主に
日本アジアグループ(本社:東京都千代田区、以下、JAG)は7月30日、シンガポールのPrimusTech Pte.Ltd.(本社:シンガポール、以下、PT社)の全株式の60%を取得し、筆頭株主になったと発表した。
JAGはPT社をシンガポールにおけるプラットフォームと位置付け、JAG傘下の測量大手の国際航業と協働でスマートシティ事業を加速させるためにコラボレーション・アグリーメントを締結した。
これにより、国際航業の日本国内で培った地理空間情報の経験、ノウハウ、さらにはAIなどの最新技術とPT社の技術・サービスを融合させることで、効率性、利便性のある付加価値の高い施設管理サービスの提供が可能となる。具体的にはPT社が提供する「統合型スマートビルマネジメントプラットフォーム」を高度化させ、事業拡大を図る。
三井物産 DBJと東南アの総合食品企業FKSFAへ出資
三井物産(本社:東京都千代田区)と日本政策投資銀行(DBJ)は7月30日、インドネシアを中心に東南アジアで幅広く総合食品事業を展開するFKS Food&Agri Pte Ltd(以下、FKSFA)の株式を第三者割当増資引受により取得したと発表した。
出資金額は114億円(出資比率8.5%)で、特別目的会社、MDF(出資比率三井物産60%、DBJ40%)を通じて株式取得を完了した。
FKSFAはインドネシアを中心とした東南アジアで、穀物輸入販売・港湾運営・精糖・製粉・スターチ事業など幅広く展開している。三井物産は穀物産地事業を最大限活かしつつ、産地から需要地に至るサプライチェーン全体での安定収益基盤の構築を目指す。
熊谷組 香港で2件目の道路トンネルMOM事業を受注
熊谷組(本社:東京都新宿区)は7月30日、香港の大老山(Tate’s Caim Tunnel)の管理・運営・保守事業(マネジメント・オペレーションズ・メンテナンス、以下、MOM事業)を受注し、7月11日から運営を開始したと発表した。これは2016年8月受注した香港東部海底トンネルに引き続き、同社の香港2件目のMOM事業となる。
大老山トンネルは、香港九龍地区のダイヤモンドヒルと新界地区のシャーティンを結ぶ全長およそ4㌔㍍、片側2車線計4車線の道路トンネル。1日あたりの平均交通量は6万2500台前後を見込んでおり、今後3年間の道路の管理・運営・保守事業を担う。