クオリカ タイ・バンコクに駐在員事務所を開設
TISインテックグループのクオリカ(本社:東京都新宿区)は8月20日、成長著しいASEAN地域におけるビジネスの強化と拡大を目的に、2018年8月にタイ・バンコク市に駐在員事務所を開設した。
これにより、東南アジア事業を強化、拡大するとともに、将来の新たなビジネス展開を視野に入れた現地最新情報の収集を行い、TISインテックグループの海外事業拡大につなげていく。
イオン ベトナムに福島県産”梨”を出荷
イオンは、グローバルに事業を展開するグループインフラを活用して、日本の梨を旬のタイミングでベトナムに8月下旬から11月下旬まで、福島県産「幸水梨」「豊水梨」「二十世紀梨」「新高梨」を継続販売する。
今回の梨輸出は福島県の梨生産者、調達・輸出を担うイオンリテール、販売を担うイオンベトナム、そして販売支援の日本貿易振興機構(ジェトロ)がタッグを組み、オールジャパンで旬の梨をベトナムの顧客に届ける。
1回目は8月20日、幸水梨を出荷。ベトナムのイオン、Citimart約30店舗で順次販売する。22日から空輸、26日から現地で販売開始する。出荷量は10kg箱で1200ケース(12㌧)を予定。価格は幸水梨で2Lサイズ1個400~450円。
関電 ミャンマーのディードック水力発電プロジェクトを推進
関西電力(本社:大阪市北区)はこのほど、ミャンマーで開発検討を進めてきたIPP事業「ディードック水力発電プロジェクト」について、同国の電力エネルギー省(MOEE)から、事業推進に係る通知(NTP)を受領した。
これを受け今後、同事業のパートナーのアンドリッツ、シュエタングループ、MOEEとともに、発電所の建設および運転保守を担う現地プロジェクト会社の設立に向けて協議を進めていく。同発電所は2019年着工、2022年の運転開始を目指している。
このプロジェクトはミャンマー北部、同国第2の都市マンダレーの南東約30㌔㍍のディードック地点に出力5.6万KWの水力発電所を建設し、ミャンマー発電公社(EPGE)に売電するもの。
三菱商事 バングラの浮体式LNG受入基地事業に参画
三菱商事は8月17日、Summit LNG Terminal Co.(Pvt)Limited(以下、SLNG社)の25%の株式を取得し、バングラデシュでの浮体式貯蔵気化設備(以下、FSRU)を利用した液化天然ガス(以下、LNG)受入基地事業に参画すると発表した。同国でのFSRUを利用したLNG受入基地事業として、日本企業が参画する初の事業となる。
この事業はSLNG社がバングラデシュチッタゴン管区コックスバザール県モヘシュカリ島6㌔㍍の沖合にFSRUを設置し、国営石油エネルギー会社Petrobangla社が調達したLNGを受け入れ、ガス化サービスを提供するもの。基地の建設作業は2017年末から開始されており、2019年3月ごろの操業開始を見込んでいる。年間350万㌧規模のLNGを受け入れる計画。
郵船ロジ 中国・広州向け航空緊急手配サービス開始
郵船ロジスティクス(本社:東京都港区)の中国法人Yusen Logistics(China)Co.,Ltd.は、7月から中国・広州着の航空貨物を対象とした緊急手配サービスの販売を開始した。現地空港到着後、最短6時間以内にターミナルから貨物を引き取り、より迅速なサービスを顧客へ提供する。
広州白雲国際空港は上海、北京に続き、中国3大空港の一つ。同空港では貨物取扱量が増加する中、通常、現地到着後、混載貨物を引き取るまでに最低1日を要する。しかし、同社中国法人は専用のチームを広州に新たに設けることで、現地空港到着後から最短6時間以内に、ターミナルから貨物を引き取る体制を実現した。
郵船ロジ ベトナム国立農業大で食品サプライチェーンの講義
郵船ロジスティクス(本社:東京都港区)はこのほど、日・ASEAN食産業人材育成官民共同プロジェクトの一環として、ベトナム国立農業大学で開催されたフードバリューチェーンセミナーの中で、「食品の鮮度保持輸送とサプライチェーン」に関する講義を行った。同社の同プロジェクトへの参加は、6月の王立カンボジア農業大学での講義に続き、今年2回目となる。
今回はベトナム国立農業大学で、200名を超える学生向けに鮮度保持輸送技術およびベトナムを取り巻く食品・農水産物のサプライチェーンについて、同社のベトナム法人が取り扱っている小売業物流事例を交えて講義を行った。
同社は2017年8月から10月にかけて、輸出が解禁された日本産梨をベトナム国内の量販店および百貨店向けに、航空輸送では保冷梱包を施し、海上輸送ではリーファーコンテナを活用し、鮮度を保持したまま輸送している。