「アジア-産業」カテゴリーアーカイブ

バンダイ「くまのがっこう」で中国のベビー玩具市場へ参入

バンダイ「くまのがっこう」で中国のベビー玩具市場へ参入

バンダイ(本社:東京都台東区)は、世界の6つの国と地域で展開されている絵本「くまのがっこう」のキャラクターを起用したベビー玩具ブランド「the bears’school baby」を、2019年3月から中国で立ち上げ、中国のベビー玩具市場に参入する。同ブランドは生後0カ月~3歳の幼児がターゲットのベビー玩具ブランドで、中国で商品を展開する。
中国のマタニティ・ベビー用品市場規模は、2017年度に42.8兆円(前年度比16%増)となり、日本の約11倍の規模。バンダイは、この中で4.6兆円を占めるベビー玩具市場に向け、中国でも展開されている絵本「くまのがっこう」のキャラクターを起用したベビー玩具ブランドを立ち上げ、2020年3月までにこのブランドのシリーズ累計売上約15億円を目指し、以降もラインアップを拡大していく予定。

JR九州とアリババグループが戦略的提携 中国人客誘致

JR九州とアリババグループが戦略的提携 中国人客誘致

JR九州とアリババグループ(阿里巴巴集団)は7月23日、戦略的に提携し、中国人インバウンド客の送客と九州域内消費の拡大を通じて、九州地域経済の活性化に貢献すると発表した。
この提携ではアリババグループのデータテクノロジーを活用し、1日平均1000万人以上が訪問する旅行サイト「Fliggy(フリギー)」で、九州の魅力的な観光地、温泉、食、文化を集中的に紹介し、効果的な誘客を実施するだけでなく、中国でも6億人以上が日常的に利用する「Alipay(アリペイ)」の利用環境を整備することで、中国人訪日観光客の消費の拡大を図る。
2023年度に中国から九州へ100万人(うちアリババグループから50万人)送客を実現する。2018年10月~2019年3月はアリババグループから5万人送客を実現する。

NEC 台湾のセブン‐イレブンの無人コンビニに顔認証・POSシステム

NEC 台湾のセブン‐イレブンの無人コンビニに顔認証・POSシステム

NECは、台湾セブン‐イレブン(統一超商股份有限公司、本社:台湾・台北市)が開設した未来コンビニ「X-STORE」にNECの最先端AI技術群「NEC the WISE」の一つであり、世界N0.1の認証精度を有する顔認証AIエンジン「NeoFace」を活用した顔認証システム、および画像認識を活用したPOSシステムを提供した。
X-STOREは、今年1月から台湾セブン‐イレブンの本社ビル内に社員限定利用として開設され、6月25日から一般消費者向けの利用が開始された。わずか3週間で3000名を超え、7月18日には台北市の信義区に2号店(必成店)を開設した。
NECの顔認証システムは、利用者の入退店と決済(現在、本社社員限定)に採用され、無人店舗におけるセキュリティの向上とFace in、Face pay、Face goという利用者の新しい購買フローを実現する。

マックスバリュ西日本 中国・青島の食品スーパーを清算

マックスバリュ西日本 中国・青島の食品スーパーを清算

マックスバリュ西日本(本社:広島市)は7月19日、連結子会社、食品スーパーの永旺美思佰楽(青島)商業有限公司(所在地:山東省青島市)を解散および清算することを決めた。
同子会社は2013年1月に設立して以来、収益安定のため様々な取り組みや、増資による経営基盤の強化を図ってきたが、収益確保が難しい状況が続いていることから、事業継続を断念した。同子会社の株主構成はマックスバリュ西日本89.60%、永旺(中国)投資有限公司5.20%、青島永旺東泰商業有限公司5.20%。

ヒューマンHD ITエンジニアの来日就労でインド2私大と協定

ヒューマンHD ITエンジニアの来日就労でインド2私大と協定

ヒューマンホールディングス(本社:東京都新宿区)は、インドの2つの私立大学とIT分野を専攻する学生向けの日本語講座開講と、日本でのITエンジニアとしての就労で、連携して取り組むための協定書を締結した。
協定書を交わしたのはインドのソナ工科大学(所在地:タミルナドゥ州セーラム県)とクマラグル工科大学(所在地:タミルナドゥ州コインバートル県)の2校。これを機に日本で活躍できるITエンジニアを育成、卒業後は同社グループが正社員として採用し、国内企業にITエンジニアとして派遣する取り組みを強化。ITエンジニア大国として知られるインドからの人材獲得により、日本国内のIT人材不足の解消に寄与する。
すでに、日本国内でITエンジニアとしての就労を希望している両校の卒業予定者19名(ソナ工科大学14名、クマラグル工科大学5名)の採用を決定。7月18、19日に現地で内定セレモニーを執り行っている。
ヒューマンホールディングスは2021年3月期までに海外ITエンジニア1000名体制を目指す。

楽天ライフルステイ Agoda社と民泊事業で業務提携

楽天ライフルステイ Agoda社と民泊事業で業務提携

楽天グループの民泊事業会社、楽天LIFULL STAY(本社:東京都千代田区)と、オンライン予約プラットフォーム「agoda」を提供するAgoda社(本社:シンガポール)は、民泊事業で業務提携することで合意した。
これにより楽天ライフルステイは、運営する民泊・宿泊予約サイト「Vacation STAY」に掲載している日本国内の民泊施設や簡易宿所を「agoda」に供給する。これに伴い、「agoda」の利用者は日本の民泊施設や簡易宿所の宿泊予約を同プラットフォーム上で行うことができるようになる。また、両社は今後とくにアジアからの訪日旅行者向けのマーケティングも共同で行っていく予定。
シンガポールに本社を置くAgodaは、ブッキング・ホールディングス傘下の企業で、30カ国以上、53都市に3700人以上の従業員を擁している。「agoda.com」およびagodaのモバイルアプリは38の言語で利用できる。

ラックランドG イオンのカンボジア2号店GMSフロアを施工

ラックランドG イオンのカンボジア2号店GMSフロアを施工

商空間制作のプロフェッショナルモール集団、ラックランド(本社:東京都新宿区)はこのほど、グループ会社、LUCKLAND(CAMBODIA)Co.,Ltd.がイオンモールおよびイオンが運営するカンボジア2号店、ショッピングモール「イオンモール センソックシティ」内のイオンGMSグランドフロアの内装施工を行ったと発表した。同モールは6月20日にグランドオープンしている。
インドネシアにおける施工実績などが評価され、受注に至ったとしている。

関西エアポート ジェットスターJが関西~熊本線を新規就航

関西エアポート ジェットスターJが関西~熊本線を新規就航

関西国際空港などを運営する関西エアポート(所在地:大阪府泉佐野市)は7月19日、ジェットスター・ジャパンが関西~熊本線を10月27日から新規就航し、毎日1便運航すると発表した。
同路線は2016年3月以来3年ぶりの運航で、同社の関西国際空港からの路線は国際線の香港路線、国内線の成田、沖縄、札幌、福岡に続き6都市目となる。
関西~熊本線の使用機材はエアバスA320、座席数を180席(すべてエコノミークラス)。ジェットスター・ジャパンは22機の保有機材により、1日100便以上、年間470万人を超える顧客が利用。日本国内のLCCで最大規模となっている。

ジーユー 韓国1号店オープンに先行しオンラインストア

ジーユー 韓国1号店オープンに先行しオンラインストア

カジュアル衣料品および装飾品を製造・販売する、ファーストリテイリング傘下のジーユー(本部:東京都港区)は9月14日、韓国1号店となる「ロッテワールドモール店」をオープンする。ジーユーの海外進出は4カ国・地域目。
売場面積約420坪の店内にはウィメンズ、メンズ、キッズのアイテムを幅広く取り揃え、韓国の顧客がジーユーのコンセプトとする、自由に楽しく買い物できる店づくりを目指す。
また、ジーユーとして初めての挑戦となる、実店舗のオープンに先行したオンラインストアと公式アプリのローンチを予定している。オンラインストアは9月1日から、公式アプリは8月1日からそれぞれ開始する。

リコー 中国広東省東莞市に最先端生産会社設立

リコー 中国広東省東莞市に最先端生産会社設立

リコー(本社:東京都大田区)は、グローバル生産体制強化の一環として、中国広東省東莞市にオフィスプリンティング機器の生産会社「Ricoh Manufacturing(China)Ltd.」を設立する。2019年8月竣工予定で、土地面積約9万平方㍍(建屋面積約8万平方㍍)、投資額約75億円。
グローバル集約生産拠点として、最先端のロボットや自動化設備を導入するほか、CO2の徹底的な削減に取り組むリコーグループの環境最先端工場として、太陽光発電設備などを積極的に採用し、脱炭素社会の実現にも貢献する。