安川電機 ロボット需要急増で中国法人が第3工場竣工
安川電機(本社:北九州市八幡西区)は7月4日、安川(中国)機器人有限公司(所在地:中国江蘇省常州市)で第3工場が竣工、6月15日に竣工式を執り行ったと発表した。
第3工場の建築面積は1万1600平方㍍。同工場の稼働に伴い、第1、第2工場を合わせた同法人の月間生産能力は、これまでの1000台から5割増の1500台に拡大する。
中国では、製造現場はじめ幅広い分野でロボット需要が急速に拡大しており、こうした需要に迅速に応えていく。
プライメタルズ 中国の河南●新鋼鉄向けにArvedi ESPライン受注
プライメタルズテクノロジーズは、中国の鉄鋼メーカーの河南●新鋼鉄集団有限公司(河南●新鋼鉄)からArvedi ESP(エンドレスストリップ生産)ラインを受注した。
この連続鋳造圧延一貫生産設備は福建省福鼎市で建設中の新設製鉄所に納入され、2020年に稼働開始の予定。
Arvedi ESPラインの設計年産能力は160万㌧で、将来的には250万㌧まで拡大可能。製造可能な板厚は最小0.8㍉で、河南●新鋼鉄は高品質な極薄鋼板の生産により、新たな市場セグメントに参入可能となる。
従来型の鋳造と圧延が分離したプロセスと比較すると、エネルギー消費と関連コストが最大45%低減され、同時にCO2とNOxの排出量も大幅に削減されて環境への影響も最小限になるという。
大黒屋HD 中国の陸秦科技と合弁設立で業務提携
中古ブランド品販売を手がける大黒屋ホールディングス(本社:東京都港区)は7月2日、中国・北京市を拠点にITサービス事業を展開する北京陸秦網絡科技と業務提携し、北京市に合弁会社を設立すると発表した。
大黒屋HDの既存合弁会社Beijing XinBang Daikokuya Trading Corporation Ltdとの間で、ファイナンスサービスを連携させることで、中国における中古ブランド品の買取・売買事業をより加速させる。
合弁会社「Daikokuya Duo Technology(Beijing)Co.,Limited」の資本金は200万人民元(約3400万円)で、出資比率は大黒屋HD80%、陸秦科技20%。7月設立予定。システム開発およびサービス提供、総合輸出入貿易業務を手掛ける。
ホンダ 中国の二輪合弁が江蘇省太倉市に新工場
ホンダの中国における二輪製品生産・販売の合弁会社、新大洲本田摩托有限公司(以下、新大洲ホンダ)は江蘇省太倉市に新工場(以下、太倉工場)を竣工した。竣工記念式典には太倉市政府関係者はじめ、合弁両社の首脳ら約400名が参列した。
新太洲ホンダはかねてより、環境対応力や生産効率の向上、開発機能の強化を目指して、工場の上海市から江蘇省太倉市への移転計画を進めてきた。太倉工場は、各工程の自動化にも積極的に取り組むなど最新鋭の生産技術を取り入れ、開発機能やテストコースも備えた新工場として2018年8月から稼働を開始する。なお、これに併せて上海工場は6月末をもって生産を終了した。
新大洲ホンダの太倉工場は、これまでの上海工場(年間約50万台)と同規模の生産能力を備え、国内市場に加えて全世界50を超える国や地域に完成車および部品を供給し、グローバル輸出拠点として最も重要な生産拠点の一つになる。
大塚製薬「イオンウォーター」7月からシンガポールで販売開始
大塚製薬(本社:東京都千代田区)は7月1日から、シンガポールで「ポカリスエット イオンウォーター」の販売を開始した。同国でポカリスエット同様、インドネシア子会社、P.T.アメルダインダ大塚」の工場で製造した製品を、シンガポールの流通代理店を通して販売する。これにより、同製品の海外展開は日本、台湾、インドネシア、韓国と合わせ5カ国・地域となった。
シンガポールでは近年、健康志向の高まりと相まって、より甘さを控えた飲料が求められている。同国政府健康促進局ではガイドラインに基づき、該当製品に対してHealthier Choice Symbol(HCS)マークの使用を許可しており、同製品もその表示がなされている。